「熱量がすごい!」とDJ南城もびっくり『バンドやろうぜ ROCK FESTIVAL THE BAND MUST GO ON!!』

TOKAI RADIO『LIFE HACKERS!』(月~金11:00~13:00 DJ南城大輔)8月21日(月)のオープニングで、南城(写真左端)がMCを務めたイベント、19日(土)Zepp Nagoyaで開催された『バンドやろうぜ ROCK FESTIVAL THE BAND MUST GO ON!!』を振り返った。

「たくさんの方に来ていただいて、Zepp Nagoya 満員御礼!本当にありがとうございました。僕自身は、リアルタイムで聴いたり見たりした世代とは、ギリ違っていた。(出演した)GO-BANG′S、JUN SKYWALKER(S)、PERSONZ、YouTubeで見るぐらい。今回のイベント(MC)が決まって、カセットを借りて聴いたり、YouTubeで調べたりという感じだったが、生で見た伝説のバンドたちのライブはすごかった!」

「集まったオーディエンスも、その瞬間に1990年前後に戻るというか『熱量』という言葉でしか表現できないと思うけど、びっくりした。Zepp Nagoyaではいろんなライブを見てきたが、生で弾いて生で歌って、というグルーヴ感もハンパなかったし、あとは、オーディエンスも、当時は、GO-BANG′Sしか見ません、ジュンスカしか聴きません、ジュンスカのファンがPERSONZのライブに行ったりは、そうそうなかったと思う。そういう時代だったと思う」

「実際、2023年、その3バンドが集まって、同じ会場でライブをやると、全員が全部の曲を歌えるという不思議な現象が起きて『なんだ、みんな結局、歌えるんじゃん!』みたいな。コラボレーションとか、メッチャメチャ喜んで。びっくりした、本当に。お客さんも、50歳前後の方が多かったものの、意外に若い子もいて『あっ、そうなの?』みたいな。ロックバンド好きってそうなのかなあ」

「『バンドやろうぜ』(宝島社発行の月間音楽雑誌 現在は休刊中)が、もし続いていたら今年35周年で、特別版が会場で配られて、当時のスタッフが丹精込めて作ったと言われる本も見せてもらって、当時の雰囲気を感じながら・・・すごいよ『バンドやろうぜ』っていう雑誌」

「バンドのライブ・レポもあったし、スコア(譜面)も載っていたりとか、おもしろいのは、メンバー募集の欄。今じゃありえないけど、自分の自宅の住所が書いてあるとか。それも『○○様方〇〇、下宿か?』と思わせる書き方とか『当方G(ギター)、あと、ほかのメンバー望む、ひとりぼっちじゃねえか!』とか、ツッコミどころ満載のメンバー募集」

「(19日のライブイベントは)盛り上がった。盛り上がり過ぎて、2時間弱の予定が2時間を超えた。みんな席を立って手を振ったり。それで、言ってやった『水分補給、休憩してくださいね。筋肉痛にならないでね。筋肉痛は2日後に来ますよ』そうしたら会場から『おい、南城!ラジオ聴いてるぞ!』と、ちゃんとイジられた。

ライブのあと(8月12日の大阪公演主催の)FM COCOLO『THE MAJESTIC SATURDAY NIGHT』(土21:00~23:00 DJちわきまゆみ)がTOKAI RADIOからの生放送で、自分も出演させていただいた。番組スタッフからは『あんなにDJをイジるなんて、名古屋はすごいですね』と言われたので『珍しいタイプのDJなんで』と答えておいた」とのこと。

『バンドやろうぜ ROCK FESTIVAL THE BAND MUST GO ON!!』は、8月12日の大阪、19日の名古屋に続いて、9月2日には東京(Zepp Haneda)で開催。出演は、岸谷香、筋肉少女帯、JUN SKYWALKER(S)。元バンドキッズたちよ!時を経ても新鮮な輝きを放ち続ける音楽と、熱い気持ちを共有しよう!

LIFE HACKERS!
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 11時00分~13時00分
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かっこいいけどチャーミング。xiangyuがサブスクで出会って“エンタメ性”を学んだ楽曲は?

xiangyu(シャンユー)が、自身の音楽のルーツや、新曲『People Dancing Future』に込めた想いを明かした。

xiangyuが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは7月31日(月)、8月1日(火)。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。

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日常の小さいことを音楽に昇華する

2018年からライブ活動を開始しているxiangyu。Gqom(ゴム)をベースにした楽曲が多く、ミステリアスな雰囲気が魅力的なソロアーティストだ。個展を開催したり、ファッションブランドとのコラボ、映画出演など音楽だけにとどまらない活躍を見せている。『SONAR MUSIC』でもお馴染みのアーティストだ。

そんなxiangyuが新曲『People Dancing Future』を7月28日に配信リリースした。今回は同曲に込めた想いを語ってもらった。

xiangyu:『SONAR MUSIC』を聴いている皆さん、お久しぶりです。元気でしたか? 最近の私は神奈川・江ノ島にサーフィンに行ったりしています。実は私、サーフィンができるんですけど、ここ数年あんまりやってなかったからか、めちゃくちゃ下手になっていました。悔しかったので、今年の夏はこんがり焼けるくらいたくさん海に行けたらいいなと思っています。

そんな私xiangyuですが、新曲『People Dancing Future』をリリースしました。この曲はアドビが開発したPDFの30周年記念ということで、コラボで作った楽曲なんですが、PDFというのはポータブル・ドキュメント・フォーマットの略です。それをxiangyu的に『People Dancing Future=PDF』と解釈して、みんなが踊れるようなサマーチューンにしました。

この楽曲に込めた自分らしさですが、自分が思うxiangyuらしさは、日常の中の小さいこと……友だちにも言わないような(笑)、Twitter(現・X)でも呟かないような視点を、音楽の作品に昇華させているところかなって思っています。

『People Dancing Future』はPDF30周年の記念で作ったんですが、私はPDFとほぼほぼ同い年なので、そこにもすごく縁を感じています。PDFって普通は書類とか文書のやり取りで使っているかなと思うんですけど、みんなが思っている以上にできる機能があることを知って、この楽曲には自分にももっといろいろできることがあるんだよとか、自分の人生の舵取りは自分でしようといったメッセージを込めました。

この楽曲を聴いてくれた人が前向きになって、頑張るぞって思ってくれたらうれしいです。たくさん聴いてください!

xiangyu - People Dancing Future (Adobe collaboration video)

曲はゴリゴリでかっこいいんですけど、チャーミング

ミステリアスな雰囲気が魅力的なソロアーティスト・xiangyu。そんな彼女のルーツとなる楽曲とは?

xiangyu:私がルーツの1曲に選んだのはTkay Maidza(ティーケイ・マイザ)の『Afterglow』です。この曲は、Spotifyでたまたま聴いていたプレイリストに入っていて、それが出会いなんですけど、めちゃくちゃこの曲好きだなと思って、ティーケイ・マイザのことを調べました。そうしたらオーストラリアにルーツのあるアーティストだと知って。



xiangyu:なんで私がそういう趣味なのかはわかってないんですけど、好きな曲についてリサーチすると、オーストラリアとかニュージーランドとかそっち方面出身のアーティストの楽曲だとわかることが多いんです。ティーケイ・マイザは本当に好きすぎて、3〜4年前に来日したときに、生パフォーマンスを観に行きました。

曲はゴリゴリでかっこいいんですけど、パフォーマンスはエンタメ性があって、チャーミングでより好きになりました。私も曲を作るときに、かっこいい攻めた感じにしたいけれどキャッチーで親しみのある曲にもしたくて、そういうエンタメ性はティーケイ・マイザから勉強しています。

最近の私の楽曲作りですけど、「落とし物」をテーマに曲を作るのにハマっているので、そろそろEPなんかにまとめられるようにしたいと思います。それと2023年に入ってから、3ヶ月に1回、自分の主催イベントをやっています。8月31日に東京・LIQUIDROOM 2Fの「ギャラリーKATA」で自主企画イベント「bump!」を開催するので、ぜひぜひ遊びに来てほしいなと思います。

サブスク時代ならではの音楽との出会いを語ってくれたxiangyu。ティーケイ・マイザの音楽性をその後の曲作りに活かしていることからも、大きな影響を受けたことは間違いなさそうだ。

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アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。

【xiangyu 出演回のトークを聞く】

・Apple Podcastで聞く
前編後編

・Spotifyで聞く
前編後編

・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/

(構成=中山洋平)

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