キング開選手が地元横浜から見据えるキャリアとは

横浜生まれ、横浜育ちで横浜ビー・コルセアーズのユース出身のキング開選手にとってビーコルは特別なチームだ。「本当にずっと小っちゃい頃から見ていたチームで、BJリーグの時に優勝した時も観戦してました。今自分がそのトップチームとして入っているのは凄い感慨深い。」自分が憧れていたチームでプレーする歓びを感じている分、同じ様にキング開選手自身がユースや横浜の少年少女にとって、憧れの存在になることに強い責任を感じていた。「ユース出身で初めてトップチーム選手になった者として、後に続く選手が増えてくれば、自分としてもこの道を選んだのは正解だったなっていうのは思いますし、今ユースに入っている子達に頑張ればプロにも行けるという、希望とか夢を与えたい。」
キング選手自身が子供の頃からプレー面で憧れてきたのはNBAメンフィス・グリズリーズのデリック・ローズ選手だ。信じられないようなスピードでアクロバティックなプレーをする、ポイントガードの選手だ。お手本にしたのはプレーだけではない。「僕は昨シーズンケガして手術して、2か月ぐらいバスケが出来ない時期があったんですけど、その時は、ローズもケガでワンシーズン出来ないこともあった。でも必ずリハビリ頑張って復帰して今も活躍しているって思うと、自分もリハビリ頑張ってよりいい選手になって帰ってこようっていうのは、気持ちの面で支えられた。」プレーやその振る舞いまでも、スポーツヒーローの系譜というのは憧れが繋いでいくものなのだ。
パリオリンピックのバスケットボール3×3日本代表入りを目指すキング開選手だが、パリは通過点だという。「選ばれればもちろんそこで終わりではないですし、選ばれなくても24でこれから自分が選手としてのピークを持ってくのであれば、その4年後のロスのオリンピックは絶対に入りたいっていう気持ちになりますし、ちょうどロスは28になるので、選手としてもキャリアのピークっていうか、ちょうどいい時期に来ると思うので。」
プロになるならサイズが足りないと大学でポイントガードになったように、キング選手は常に数年先を見据えている。それは自らが憧れになるために必要なことなのだろう。目標は達成すれば終わるが、憧れにはきりがないのだから。
- 日立システムズエンジニアリングサービス LANDMARK SPORTS HEROES
- 放送局:FMヨコハマ
- 放送日時:毎週日曜 15時30分~16時00分
- 出演者:モリタニブンペイ、安藤咲良
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