「悔しい思いをした選手の方が強くなれる」 湘南ベルマーレ・町野修斗選手インタビュー

湘南ベルマーレ・町野修斗選手

スポーツジャーナリストのモリタニブンペイと、アシスタントの安藤咲良がお送りしている『日立システムズエンジニアリングサービス LANDMARK SPORTS HEROES』(毎週日曜15:30~16:00)。3月5日(日)の放送では、湘南ベルマーレの町野修斗選手にお話をうかがいました。こちらの記事では、モリタニブンペイによる放送後記をお届けします。

「世界を目にして、世界を目指したいと思ったんで、基準が一段階、二段階上がりました。周りの人からの見られ方も少し変わってきたので、それを楽しみながら今やっています。」4か月ぶりにインタビューした湘南ベルマーレの町野修斗選手は自信に満ち溢れていた。E1選手権得点王で全国区となった町野選手はJリーグ終盤戦の大事なところでゴールを重ねチームのJ1残留に貢献し、その勢いそのままにワールドカップ日本代表最後の一人に滑り込んだ。残念ながら本大会でプレーする機会はなかったが、その悔しさも彼はポジティブに捉えていた。

「悔しい思いをしている選手としていない選手とでは、した方がより強くなれる可能性が秘めていると思うので、僕は、未来で活躍してからですけど、いい経験だったって言えるようにしたいと思っています。」思えば、町野選手のプロ人生は悔しさから始まっていた。大阪の履正社高校から横浜Fマリノス入りしたが監督の構想から外れ、「1年間サッカーをした記憶がほとんどない」というほどの挫折を味わった。翌年、サッカーをする環境を求め、当時J3のギラヴァンツ北九州に移籍。J3で結果を残し、J2、そしてJ1の湘南移籍と這い上がってきた。悔しさが莫大なエネルギーとなることは体験から学んでいるのだ。

しかし、振り返って良い経験だったと言うためには、成功が条件となる。「それはやっぱり次の3年半後のワールドカップで活躍してからじゃないかなと思っています。そのためにストライカーとしてゴールという結果を残し続けることが最低条件なのかなと思っています。」

結果は好循環を生む。町野選手、昨年日本人最多の13ゴールは好循環の産物だと言う。「一番は仲間の信頼で、練習からゴールを取り続けることによって、試合で僕を使ってくれる、パスを出してくれる回数も増えましたし、迷ったら町野に出しとけば決めてくれるっていう信頼感は、試合を重ねるにつれて増えていったので、そこは自信を持ってフィニッシュに行けるっていう感覚は増えていきました。」

町野選手は湘南に来て3シーズンを前に得点王を公言した。「他の選手が決めて勝ってもそこまで嬉しくないですし、不完全燃焼で終わる感じは昔からあったので、僕が決めて勝てば本当に一番嬉しいですし、そういう思いはエースとして大事なんじゃないかなと思います。」エゴイスティックな部分もストライカーの証である。

次のインタビューは得点王獲得後か、それとも日本代表をワールドカップに導いた後か、いずれにしても町野修斗選手のサクセスストーリー、「カタールの時は試合使ってもらえなかったんだよな。でもあれがあったから今があるんだろうな」とエピローグを楽しみたい。頑張れ!町野修斗選手!!

日立システムズエンジニアリングサービス LANDMARK SPORTS HEROES
放送局:FMヨコハマ
放送日時:毎週日曜 15時30分~16時00分
出演者:モリタニブンペイ、安藤咲良
公式Twitter

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