しんゆりリボンズハウス副会長・栗橋登志さんが伝えたい乳がんの大切なこと

高島麻衣子がDJを務めるFMヨコハマ『プラする~あなたにプラスするラジオ~』[3月5日(日)、12日(日)放送]に川崎市新百合ヶ丘を拠点に、ピンクリボン活動などを行っているボランティア団体しんゆりリボンズハウス副会長・栗橋登志さんがゲストで登場。

栗橋さんは1960年生まれ、神奈川県川崎市出身。川崎市 新百合ヶ丘を拠点に、乳がん治療と生活をつなぐ地域の支え合い活動を進めるボランティア団体「しんゆりリボンズハウス」の副会長、さらに、認定NPO法人 乳房健康研究会で、ピンクリボンアドバイザーの育成と共に、がん教育担当理事を務め、全国各地で「乳がんの早期発見・早期治療」の大切さを伝える講演やセミナーや文部科学省が推進する「がん教育」の外部講師として全国各地の中学校、高校にて授業を行い、乳がん検診の啓発とサポート活動を行っています。

「乳がん検診」は大切だと頭でわかっていても、私は大丈夫、毎日忙しくてと、つい後回しにしたり、検診で痛い思いをするのが怖いからと検査したくないという女性が多いのも事実。しかし、栗橋さんは乳がんにかかったからこそ、患者になった経験から伝えたい事や思い、それが活動に繋がっています。

「やっぱり患者になっちゃうと、ドクターやナースの前ではいい患者でいたいんですよ。だって、直してもらわなきゃいけないんだから…だから言われたことを本当は理解していなくても『ハイ!わかりました』って言っちゃうんですよ。もっと平たく私たちが困らないようにっていうお話ができるといいな。がんは完治が目指せる病気なってきたからこそ、自分が住んでたその地域で自分の職場に戻っていくことが一番の幸せなんだから、病院の外で起きていることだからそのことをやろうって」と栗橋さん。

ピンクリボン活動をしていく上では、つらかったこともあったのでは?「これだけ活動してるといろんなことがあって、影日向なく活動できたことが一番よかったって思うし、つらかったなって思うことは忘れちゃうんです」と栗橋さんから大きな笑顔がこぼれました。

さらに、うれしかったエピソードについて伺うと、「ブースを出した次の年に、去年、『ふーん、そういうこともあるのね』と横目でブースを通りすぎたけれど、家帰って(胸を)触ってみて、『えー!』と思って病院に行ったら乳がんだったのって御礼を言いに来てくれた人がいたりすると、やっててよかった~って思いますね。」

コロナ以前は毎月の患者会や年に3回の啓発セミナー、年に一度、地元川崎市麻生区の区民祭りでブース出展するなどの啓発活動を行っていたそうですが、新型コロナウイルスが流行し、この3年間の活動は制限されました。しかし、マスクが不足したころには、化学療法中の方へマスクをプレゼントしたり、その時々でできることを考え、制約の中でも立ち止まることはなかったといいます。

「乳がんは非常に予後のいい病気と言われていて、早期に発見して正しい治療を受ければ、9割以上完治を目指せます。それでも、命を奪われてしまうのは年間1万5千人、30代~50代がその半分、女性として育児だとか仕事だとかバリバリ活動している(乳がんで命を奪われてしまうのは)とっても悲しい時期なんですよね。こんなことはあっちゃいけない。だからもっと早くに見つけましょうという活動を一生懸命行っています。」

その他、乳がんのセルフチェックや文部科学省が推進する「がん教育」についてもじっくりお話を伺いました。

がんは2人に1人はかかる国民病、乳がんは9人に1人がかかるともいわれ、決して他人事ではありません。今日から始められる大切なこと、検診や予防について正しく知って、みんなで考えてくださいね。 ボランティア団体しんゆりリボンズハウス 副会長・栗橋 登志さんのトークは、radikoのタイムフリーで!

プラする~あなたにプラスするラジオ~
放送局:FMヨコハマ
放送日時:毎週日曜 5時30分~6時00分
出演者:高島 麻衣子
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