【2024年5月更新】ラジオ局が開催するイベント情報まとめ

ラジオ局が主催・協賛しているライブやイベント情報、ラジオ番組の公開収録情報をピックアップ。イベント後、その模様が後日放送されることもあるので、ぜひそちらもチェックしてみてください!(※2024年5月更新)

知恵の神様を祀る日本唯一の気象神社ってなに!? 高円寺氷川神社にてランパンプスが合格祈願!

受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』

全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。

全国の受験生を応援する『おうえんしナイト』、今回は東京都杉並区にある「高円寺氷川神社」にやってきました。氷川神社と気象神社の2つの神社で構成される高円寺氷川神社にてランパンプスが合格祈願してまいります。

――さて、それでは境内に入って宮司の松井美加子さんにお話を聞いてみましょう。

小林:早速ですが、高円寺氷川神社のご由緒を教えていただけますか?

松井:第二次世界大戦の際に神社が、社殿も含めてほとんど燃えてしまっているので、確かなものは残っていないんです。ただ、風土史などで聞くところによりますと、源頼朝の時代に、ここがとても素敵な場所だということで住まわれた方がいて、その方が祠を建て、ここを祀っていらっしゃったようです。そのうちに埼玉県大宮市に本社があります氷川神社から使者が見えて「この場所は、坂の上にあって、水田が広がっており、風光明媚だ」とのことで、ここに氷川神社を作ってみてはどうかという話があったと聞いております。

寺内:頼朝の時代!?

松井:その後、最初は、高円寺という地名の元になっています「高円寺」という立派なお寺が、この氷川神社を一緒に見ていらっしゃったんですが、明治時代になって、神道と仏教とを離す法律ができたので、独立させましょうということになりました。神職がいないといけないので、東中野駅の駅長をしていた私の曽祖父に声がかかったと聞いております。

小林:えー!

寺内:総武線の東中野駅?

松井:昔は、先生や神職、お寺の住職は偉いと言われていたので、おそらく、そういった形で声かけがあって、神職の資格を取ったのだと思います。氷川神社という形では4代目なので、そこまで長い歴史のある神社ではないですね。

寺内:でも、元を辿ると、800年前の鎌倉からですもんね。

松井:祠がこちらにあったのかも、本当のことは分からないんですけれど、そう言われています。

小林:そんな時代から始まって「国鉄脱サラ神職」になったんですね(笑)。

寺内:でも、すごいよね。東中野駅で駅長さんだった人が勉強したんだもんね。そういった形は珍しいことなんですか?

松井:当時は意外とあったかもしれません。現在でも、他の仕事をずっとされていて、神職の資格を取ることは珍しくはないので。

寺内:そのオリジンですよね?

松井:それはそうかもしれませんね。

寺内:まだ4代目ってことは記録とかほとんど分かってるから良い面も多そうですね。

松井:祖父や、父から直接、色々なお話を聞かせていただいております。

小林:曾祖父さんには会ったことあるんですか?

松井:さすがに会ってはいないですけど、写真は残っています。お見せしましょうか?

小林:半分駅員で半分神職の写真ですか(笑)?

寺内:横からゆっくり変わっていかないから!

松井:こちらになります。

小林:この方が駅長から神職になったひいおじいちゃんですね。なんか「えらっぽい」ですね(笑)。

寺内:そりゃ「えらっぽい」よ!

小林:氷川神社さんは、どこも同じ神様を信仰されているんですか?

松井:はい。ヤマタノオロチを倒したというスサノオノミコトを祀っております。

小林:どういうご利益があるんでしょう?

松井:農業の神様ですので、五穀豊穣の御利益がございます。また、皆様をお守りする氏神様でもあります。氏神というのは氏神地域といってエリアが決まっていまして、例えば同じ何丁目でも番地によって氏神様が変わることがあるんです。なので、わからない方は、ぜひ近くの神社に聞いていただければと思います。実際「ずっと氷川神社だと思ってたのに、お隣のなんとか神社さんでした」みたいなことがあるんです。

寺内:学区みたい(笑)。

松井:道一本で変わることもあるんです。

寺内:日本中どこも氏神様の地域内なんですか?

松井:山の奥の方でも決まってるはずです。

寺内:そうなんだ! ちょっと調べてみたいな。ホットスポットみたいに「ここだけ誰も氏ってない」みたいのはないんですか(笑)?

松井:全国的にそうなっているので、ないと思います。

小林:家の近くの神社行けばいいと思ってた。

寺内:近くの大きめのとこ行っとけばいいか、みたいなね。

松井:一般的にそういう方も多いんですけど、本来は初詣などは、まず氏神様のところへ行っていただきたいですね。

小林:勉強になりました。気象神社の方はどんな神様を祀っているのですか?

松井:氷川神社の境内の中に気象神社がありまして、八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)様という神様が御祭神となっております。

小林:どういった御利益があるのですか?

松井:全国に八意思兼命を祀られている神社は存在しており、知恵の神様として祀られております。しかし、気象神社だけはお天気の神様も兼ねており、日本唯一のお天気の神様、気象神社になっております。昔、陸軍気象部が高円寺北4丁目にありまして、そこの方々が、初めて、お天気の神様、気象の神様として祀られたんです。

寺内:軍隊が絡んでたんだ!

松井:大切に守られてきたんですが、戦争がありまして「取り壊しましょう」という話になってしまったんです。しかし、ご縁がありまして、こちらに移してもいいんじゃないかってことになり、その結果、小さいんですけれども、今も存在しているんです。

寺内:陸軍と気象って関係があるんですか?

松井:戦争の戦略を立てるのに、お天気は大事だったんです。当時はAIもないですし、昔ながらの方法で気象観測をしていました。最終的に人間は目に見えない神様に祈りたいというところがあるので、それで建立されたと言われています。

小林:受験生が高円寺氷川神社に来た時は、どういう形で参拝すればいいですか?

松井:決まりは特にないんですが、やはり神社に来たらまず鳥居の前で一礼をして、お参りをしていただきたいですね。

寺内:のぼりに書いてあった!

松井:そして、手水で、手を清めていただいて、お賽銭を入れるか、鈴を鳴らすかしていただきます。そして、心の中で「○○の方から参りました○○です」という形で名前を名乗っていただければ。そして、お願い事があっても「ありがとうございます」と、感謝の気持ちから伝えてください。そして「この度、試験を受けることになりました。一生懸命勉強してるんですが、最後にお力を貸してください」と、お願いをされたら良いかと思います。

寺内:自己紹介、感謝、お願い、ですね。

小林:あと「その日晴れるように」っていうのも良いですよね?

松井:それも「いつもありがとうございます」と感謝から入って、その後に、具体的に「何月何日、どこどこに旅行に行きますので、天気を良くしてください」とお願いしていただければ。

小林:唯一の気象神社ということで、気象予報士の方も参拝されるんですか?

松井:多いですね。本当に難しい試験ですし、社会人になってから受ける方多いので、仕事しながら勉強するので、さらに難しいと思うんですけども、最後の最後に「是非お願いします」という方が来られます。

小林:先ほど下駄の絵馬を見たんですけど、可愛かったですね。

松井:子供の頃「明日天気になーれ」ってやってたと思うんですけど、それを模した絵馬になります。せっかく絵馬を作るのであれば、ユニークなものがいいのではないかということで作りました。

寺内:やっぱりそうなんだ!

松井:先代の父の時から始まっていますので、多くの方に、お願い事を書いていただいてますよ。

小林:子どもの字で「晴れますように」って書いてあったのを見たよ。

寺内:神様も頑張っちゃうよね(笑)。

松井:逆に雨が降って欲しい方もいらっしゃいます。祈祷に関しては、法人様のみ受け付けているんですけど、天候に左右されるような職業の会社さんの祈祷が多いですね。

寺内:農家さんとかもそうですよね?

小林:逆に降ってほしい人たちだ。

松井:農家さんだと農作物が早すぎても困るし、降り過ぎても困るし、暑すぎても寒すぎてもってことで「ちょうどいい天気で」といった願いもありましたね。

小林:バッティングした時どうするんですか(笑)?

松井:たとえ被ったとしてもやっぱり神様ってできちゃうんだと思います(笑)。

小林:晴れ、雨、パッカーンみたいな(笑)。

寺内:高円寺南、高円寺北、パッカーンみたいな(笑)。

小林:ゲリラ豪雨が多いのそういうことかもね(笑)。

寺内:受験生におすすめのお守りはありますか?

松井:氷川神社だとやはり合格お守りと勝ち守りで、気象神社は「気象予報士合格守り」ですね。

小林:ピンポイントのものがあるんだ!

松井:そういったのもお待ちいただいて、真面目に勉強していただければと思います。

寺内:そして、最後は、神様に一押しをお願いすればいいですね!

小林:高円寺氷川神社の見所を教えていただけますか?

松井:まず氷川神社にお参りしていただいて、気象神社と裏のお稲荷さんに手合わせるだけでもよいので、回っていただきたいですね。あと、花手水もずっとやってまして、その時々で花を代えているので、綺麗ですよ。

寺内:先ほど拝見させていただきました。春らしい色でしたね。

松井:あと、入って左側にネコさんの銅像があって、以前、境内に本当住んでいた「ミケさん」という猫さんがいたのですが、その子を絶対に残して皆に知ってほしいっていう気持ちで銅像を建てたんです。

寺内:境内に入った時、花とか猫ちゃんとか、あと撮影スポットの白いベンチがあって、心配りがあって優しい神社だなと思ったんですけど、宮司さんと喋ってみて「この方だからだ」ってわかりました。

松井:私はほぼ何もしてないんですけどね(笑)。職員や、やってくれる方に「どんどんやってください」と言っています。また、何かを作るにしても廃材を使うようにしています。あのベンチもコンビニで使わなくなったものをいただいたんです。そして、白いベンチがあったら素敵じゃないかという案があったので、白く塗りました。

寺内:地域との繋がりが深いんですね!

松井:捨てちゃうんだったらって、取っておいて何か必要なら作りましょうとSDGsを意識しています。

寺内:てるてる坊主みくじみもありましたよね?

松井:あちらもとても人気ありますよ。元々は普通のおみくじだったんですけど、全国から来てくださるので、思い出に残るような楽しめるおみくじはないかしらと思ったときに、ふにふにした手触りのマスコットを見つけたんです。これが、てるてる坊主の触り心地だといいなと思って、試行錯誤して制作しました。

寺内:開発から携わってるんだ! すごい!

松井:さらに、八意様だから8色そろえて、全ての色に意味を持たせたり、顔を書いたり、お願い事も書けたりするとさらに、面白くて思い出に残るかなと。

寺内:唯一の気象神社で、珍しいてるてる坊主みくじがあるんだ!

松井:持って帰ってもいいですし、御奉納いただいても、どちらでもいいと思います。

寺内:素敵!

小林:売れそうですね!

寺内:やめなさい! みんなに喜んでもらえるようにって気持ちだよ! でも企業だったら昇進してますね。

小林:やめろよ(笑)。言ってること一緒だから。ということで最後なんですけど、今、頑張っている受験生にメッセージをいただければと思います。

松井:受験は緊張感がありますけれど、まずは、受験できることに感謝しましょう。その上で、自分がやるべきことをやれば、緊張せずに迎えられると思います。あとは、自分を信じて、好きな道を開拓する第一歩だと思って、踏み出せることに感謝しながら、お勉強して、神様にも一言お願いしていただいてければ。今は、ジャンプするためにしゃがんでいるときだと思って、頑張っていただければと思います。

寺内:すごく良い言葉!

小林:ありがとうございました!

松井:こちらこそありがとうございました。

 

――歴史ある氷川神社と真新しい気象神社の2つで構成される珍しい神社でしたがいかがでしたか?

小林:昔、高円寺に住んでいたけど、入ったことはなかったので、入ってみたら面白いエピソードがあったから、近くの神社は行くべきだなと思いましたね。あと、自分の氏神様にも挨拶して、そこの神社を調べるだけでも面白いんだろうなと思いました。

寺内:神社としてはまだ歴史が新しい方だったよね。

小林:建造物も新しかった!

寺内:駅長さんからの脱サラの神職も珍しいよね。

小林:面白いエピソードだよね。あと、高円寺っていう土地柄、大きい神社は難しいだろうけど、そのおかげか綺麗に整備された神社だったね。

寺内:参拝する人も、他の神社だと、お年を召した方とか、子どもが多いけど、高円寺の神社だからギャルと強面の方が来てたのが新鮮だった。地域に根差しているのが感じ取れて、高円寺が下町であるっていうのも実感できたよね。神社は本当に素敵だし、花手水も見てもらいたいし、ふわふわのてるてる坊主みくじとか下駄絵馬とか、見どころがたくさんありましたね。お近くの方は行ってみるべきだと思いました。あと、天気、気象の神社だから。晴れてほしい日があったら行ってみてください。ありがとうございました!

小林:おい! 俺の分まで全部言うなよ(笑)!

「高円寺氷川神社」は歴史ある神社と、お天気の神社を有する見所満載な神社でした。受験生に限らず、お天気のお願いできる日本唯一の神社ですので、お近くに立ち寄られた際は、是非、ご参拝してみてください。

さて、次回の『おうえんしナイト』は東京都にある多摩美術大学にて取材をしてまいります。ご期待ください!

<高円寺氷川神社>
住所:〒166-0003東京都杉並区高円寺南4丁目44-19

 

『おうえんしナイト』では頑張る受験生を応援すべく、リスナーの皆様からのご意見や情報を募集しております。ランパンプスの二人に取材してほしい“あなたの街のおすすめスポット”や“合格祈願にまつわるスポット”など受験生に役立つ情報を特設サイトまでお寄せください。

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