AURORA/NCT127 YUTA/きゃりーぱみゅぱみゅ/milet/矢井田瞳出演特番決定!

on-air with TACTY IN THE MORNING「ECC presents MY DREAM」の4時間拡大版HOLIDAY SPECIAL PROGRAM!を放送することが決定しました。洋楽ヒッツを中心にオンエアする約4時間のスペシャルプログラムです。海外に縁あるゲストとしてAURORA/きゃりーぱみゅぱみゅ/milet/矢井田瞳が出演。

リスナーの皆さんからは「今年の目標・夢」の英語メッセージを募集し番組で紹介していきます。「今年の目標・夢」の英語メッセージを送ってくれた方には、抽選で10名に1万円のギフト券のプレゼントもあります。ぜひご参加ください!

【番組情報】
FM802 HOLIDAY SPECIAL ECC presents MY DREAM SPECIAL
●日時:2月23日(水)14:00〜17:58
●DJ:大抜卓人
●ゲスト:AURORA/NCT127 YUTA/きゃりーぱみゅぱみゅ/milet/矢井田瞳

FM802 HOLIDAY SPECIAL ECC presents MY DREAM SPECIAL
放送局:FM802
放送日時:毎週月曜 14時00分~17時58分
出演者:AURORA、NCT127 YUTA、きゃりーぱみゅぱみゅ、milet、矢井田瞳
番組ホームページ

※該当回の聴取期間は終了しました。

中国でも大ヒット!? 世界市場が拡大する「縦型ショートドラマ」の可能性は? 専門家が解説

モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜6:00~9:00)。5月1日(水)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは「世界市場が拡大する『縦型ショートドラマ』その可能性は?」。情報社会学が専門の城西大学 助教・塚越健司さんに解説していただきました。


※写真はイメージです



◆市場を拡大する縦型ショートドラマ

「縦型ショートドラマ」という、スマホの形に合わせた“縦型で見る短いドラマ”が増えています。市場調査会社YH Researchは、縦型ショートドラマの世界市場は、2029年に556億ドル(=およそ8兆7,000億円)となり、約55億ドルだった去年の10倍を超える規模に成長すると予想しています。

吉田:「縦型ショートドラマ」とは、どのようなものでしょうか?

塚越:簡単に言うと、TikTokのようにスマホの縦画面で視聴するのを前提とした、数分程度の実写ドラマです。短い動画なので、電車の移動中やちょっとした休み時間などに、いわゆるZ世代にとっては短く手軽に楽しめる動画ということで主流になってきています。

縦型の動画はTikTokだけでなく、インスタグラムの「Reels」や「YouTube ショート」などがありますので、見る機会も多いかと思います。さらに最近は、縦にスクロールして読む漫画「ウェブトゥーン」も流行っていて、スマホの縦型で楽しむジャンルが確立されてきています。

日本でもショート動画を作る企業は増えてきているのですが、基本は広告企業が中心で、数十回にわたる連続ドラマなどはまだ普及していません。ドラマの場合は、次を観てもらうための“つかみ”や“引き”を短い動画に詰め込まなければならないので、いろいろと工夫が必要になります。

一方で、縦型の動画は、画角も小さいうえに、出演者や背景の小道具なども少なく済み、制作費が抑えられるので、スタートアップも参入しやすい状況です。実際、日経新聞によりますと、日本のスタートアップが中国企業と手を組んで、60話近くの動画を4月中にも専用アプリで公開するということです。このスタートアップの動画は1話60秒~90秒と短いですが、すべてを合わせるとだいたい90分程度のものになるということです。

◆「タイパ」重視の層に刺さった?

吉田:「縦型ショートドラマ」が注目されている理由は何ですか?

塚越:「縦型のショートドラマ」は、実は中国で大きなヒットになっているんです。アメリカの「MIT テクノロジーレビュー」というサイトの記事によれば、中国の「フレックス TV」というアプリは、90分のドラマを1話2分程度に分割して配信しています。スマホの縦型で観やすいように作られているため人気があって、中国のショートドラマ全体の市場規模は、2023年に50億ドル以上になったとのことです。先ほど述べた日本企業も、この分野で先を行っているのが中国企業なので、そことタッグを組んだということですね。

また、電通が運営するビジネス情報サイト「ウェブ電通報」によりますと、日本でも2023年にショートドラマの人気が出てきたということです。人気の背景はやはり、“スピード感”とか“情報密度が濃い”ということです。

昨今、よく言われている、「タイパ(=タイムパフォーマンス)」が当たり前になってきていますが、とにかくテンポが良くて、簡単に見られるようにしないと、すぐに次の動画に“スキップ”されてしまいます。

ただ一方で、ドラマを観て感情移入したいという欲求はあるので、タイパ・コスパ重視の人にとっては、短い時間で“泣けた”、“笑えた”といった情報を与えてくれるショートドラマに人気が集まってきているのでしょう。

もっと言えば、1時間のドラマを1話観てから次を視聴するかどうかを決めるのは“コスパが悪い”ので、ショートドラマを数分・数話みて、次を観るかどうかを決めたいということだと思います。

さらに、先ほど紹介した「ウェブ電通報」によれば、企業もマーケティングの手法としてショートドラマに興味を持つケースが増えているとのことです。若者のテレビ離れだけでなく、昨今はデジタルメディアでも“広告をスキップする機能”が実装されているので、広告を出す側としても気になっているということですね。そうしたなかで、広告かどうかは関係なく、単にユーザーが“見たい!”と思う動画が制作できれば、動画自体がバズって、コストをかけずに視聴数を獲得できると言われています。

ただ個人的には、ショートドラマを広告として活用する場合は、動画に広告表記をしないといろいろな問題が生じてくると思うので、そのあたりの線引きは今後の課題だと思います。

◆「カメ止め」監督の作品が話題に! 今後のショートドラマ業界の可能性は

ユージ:「縦型ショートドラマ」について、塚越さんはどのように思われていますか?

塚越:「タイパ重視かぁ……なんだかなぁ」と感じる人もいると思うんですよね。その気持ち、私もよくわかります。ただ歴史的に見ると、情報環境が変化すれば、人の感性も変化するということです。それこそ、ラジオやテレビが出たときも、それ以前の活字メディアと比較すれば、タイパ・コスパ重視と言えるわけですよね。そういう意味では、良いか悪いかは別として、時代の流れでもあるのかなと思います。

あとは、ショートドラマは画角が小さく、見える範囲が狭い特徴があります。例えば生成AIを使って人間を作って動かしたとしたら、大きいテレビだと違和感があるけど、縦型ショートドラマなら違和感がないかもしれません。そのためショートドラマ業界が新しい技術の見本市のようになる可能性もあり、制作者の方たちも学ぶことが多いのかなと思います。

最近は、映画「カメラを止めるな!」で有名な上田慎一郎監督が縦型のショートフィルム「みらいの婚活」を配信しました。3話合わせて5分半くらいの短い動画ですが、公開4日でTikTokでは500万回、Xでは1,500万回視聴されてヒットしました。けっこう面白かったです。



ショートドラマ業界は面白くなってきているので、興味がある方はまず観てみて、「こんな感じなのかな」と思っていただけると良いんじゃないかなと思いますね。


吉田明世、塚越健司さん、ユージ



<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月曜~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/one/

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