【続・90年代ノート】小沢健二 feat. スチャダラパー、シャ乱Q、ウルフルズ、桑田佳祐 & Mr.Children…94年&95年は音楽の濃密期!

『J-POP LEGEND CAFE』
2014年4月にスタートした『J-POP LEGEND FORUM』。10年目を迎える2023年4月、このプログラムが『J-POP LEGEND CAFE』として生まれ変わります。「一か月一特集」という従来のスタイルに捕らわれず、身軽で自由な特集形式で語られる「LEGEND」。表舞台だけでなく舞台裏や市井の存在まで、さまざまな伝説に触れてください。

■放送:毎週月曜 21:00~22:00
■DJ:田家秀樹

今週は94年&95年をピックアップ!音楽評論家の田家秀樹がお届けする【極私的90年代ノート】

J-POPの伝説を様々な視点で語っていこうという60分!
90年代の折り返し、今週はそれぞれのアーティストの転期にあたる時期、94年&95年をピックアップしました!

94年の年間チャート1位はMr.Children「innocent world」。
この辺りから新しいバンドが主流となっていき、80年代の終わり頃にバンドを組んで、90年代前半にデビューして、ある種の試行錯誤を経て、一気に新しい扉を開いていく、そんな時代でした。

また放送では、1994年3月13日、長崎市公会堂にて「島原・深江救済チャリティーコンサート メッセージソングの日」でのスーパーバンド+シークレットゲストの話もあったりと、密度の濃い回となりました。

【オンエアリスト】
前TM:DA.YO.NE./East End + Yuri
M1:今夜はブギー・バック(Nice Vocal)/小沢健二 feat. スチャダラパー
M2:ズルい女/シャ乱Q
M3:借金大王/ウルフルズ
M4:夏を抱きしめて/TUBE
M5:風になりたい/THE BOOM
M6:さらば青春の光/布袋寅泰
M7:春よ、来い/松任谷由実
M8:It's gonna be ALRIGHT/泉谷しげる
M9:奇跡の地球/桑田佳祐 & Mr.Children

【続・90年代ノート】をお聴き逃しの方はradikoタイムフリーでチェック!!

J-POP LEGEND CAFE
放送局:FM COCOLO
放送日時:毎週月曜 21時00分~22時00分
出演者:田家秀樹
番組ホームページ

2014年4月にスタートした『J-POP LEGEND FORUM』。10年目を迎える2023年4月、このプログラムが『J-POP LEGEND CAFE』として生まれ変わります。「一か月一特集」という従来のスタイルに捕らわれず、身軽で自由な特集形式で語られる「LEGEND」。表舞台だけでなく舞台裏や市井の存在まで、さまざまな伝説に触れてください。

出演番組をラジコで聴く

※該当回の聴取期間は終了しました。

「なるほど分かんなくなってきました」大竹が真面目な“正義”の話にギブアップ!?

5月10日(金)、お笑いタレント大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・月曜~土曜13時~15時30分)が放送。講談社現代新書から発売中の『正義とは何か』を著した、一橋大学名誉教授の森村進がゲストに出演。本の内容について、正義とはなにかを伺った。

大竹「ちょっと私には難しい本でございました。僕たちがよく知っているのは、マイケル・サンデルさんの講義、『「正義」の話をしよう』とかですが、森村さんはサンデルさんの意見だけだとちょっと方向が見えづらいんじゃないかと、おっしゃっていますね」

森村「そうですね」

室井佑月(パートナー)「分かる! ちょっとムカッとくるって言うか、違うな、みたいなところがあったもん」

大竹「この本の目次を見ると、序章のあとにいろんな哲学者の章があります。プラトン、アリストテレス、ホッブズ、ロック。それからヒューム、スミス、カント、ロールズ。カントはほんのちょっとだけ聞いたことがある、ぐらいなんですが。いろんな人が正義について哲学的なことをおっしゃっていますが、森村さんは1つだけの意見だと色鉛筆の1本だけを見ることになるんじゃないかと」

森村「そうですね。いい比喩だと思います」

大竹「そうですか、ありがとうございます。お礼を言っておきます(笑) 色鉛筆は全部の色をまとめて俯瞰しないと見えてこない、こういうふうに先生はおっしゃっています」

森村「比較対照することで、それぞれの説の特徴がよく分かってくる、というのが私の考え方ですね」

大竹「マイケル・サンデルさんの考え方に、注文をつけてるのは一体どういった点に、ちょっと不透明なところがあるとおっしゃってるんですか?」

森村「サンデルの考え方は、いわゆる共同体主義という考え方で、それ自体に私はあまり賛成しないわけですけど、その点はむしろ二次的なもので。むしろ、ロールズ以降の最近半世紀ぐらいの正義論ばかりを中心に考えていて、それ以前のもっと古典的な正義論をあまり重視していないんじゃないか、というのが私の疑問ですね。この本にはあまり書いてなかったんですが、現代アメリカの問題ばかり取り上げて、ということも1つの不安でした」

大竹「なるほど…少し分かんなくなってきました」

室井「知らないもんね、私たちね」

大竹「お前、よくそんなに元気に話せるな。それで私たちの日常から、この正義っていう問題について、どういうふうに寄り添っていけばいいっていうか、アタックしていけばいいっていうか」

森村「今、私が言ったサンデルやロールズの考え方というのは、何よりもまず政治的正義というものが第一であって、社会全体がどういう目的を目指すべきか、社会全体はどういう構造をしているべきか、という非常にマクロレベルから考えるわけですよね。でも、われわれは毎日そんなことを考えてるかというと、めったにそういうことは考えてなくて、むしろ日常的な対人生活の中で、あの人に対してこんなことを言ったらいけないんじゃないかとか、まあこのぐらいのことは言ってもいいなとか、そういう自分の行動の正しさについて考えているはずだと思うんですよね。トップダウンの発想よりは、ボトムアップの発想の正義論のほうが適切ではないか、我々の日常的な考えに近いんじゃないか。そういう考え方のほうがむしろ伝統的な正義論のアプローチだったんじゃないか、そういうふうに考えて、現在では軽視されがちな伝統的な正義論のいろんな考え方をこの本でできるだけ分かりやすく紹介したわけです」

このあと、正義についてさらに深く掘り下げます。大竹は、自分でも難しいと言った正義の話にどこまでついていけるのか? トークの続きはradikoのタイムフリー機能でご確認ください。

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