「すごい人がいるじゃん!」ラブコールでコラボ実現のWONK・長塚健斗×9m88、“映画のようなMV”はどう撮った?

WONK・長塚健斗(Vo)と9m88(ジョウエムバーバー)が、コラボ曲の制作エピソードを語り、夕方にピッタリの楽曲を紹介した。

ふたりが登場したのは、4月30日(火)に放送されたJ-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。アーティストがスタジオに生出演し、トークと共にオススメの楽曲をセレクトする。

互いの音楽性に惹かれてコラボを実施

台湾生まれの9m88は大学でファッションを学び、のちにニューヨークの名門校「The School of Jazz & Contemporary Music」でジャズを専攻。台湾のポップ・ミュージック、アートシーンの次代を担う才能と称されているシンガーソングライターだ。

9m88は2023年12月6日、WONKとのコラボレーション・シングル『Snowy Road』をリリースした。

Celeina:楽曲はお互いのラブコールでコラボが実現したそうですね。それぞれを知ったきっかけを教えてください。

長塚:僕が知ったのは数年前で、Elephant Gymというバンドがいて、彼らから台湾のアーティストについていろいろ教えてもらったんですね。そのときに名前を伺って、「すごい人がいるじゃん!」とそこから楽曲を聴きました。いつか海外のアーティストとコラボレーションがしたいねという話をずっとしていて、そのなかの候補にずっと挙がっていましたね。

9m88は客としてフジロックに参加するため日本を訪れた際、タワーレコードでWONKのCDが気になって購入したことがきっかけとなったと話した。

タカノ:お互いのどんなところに魅力を感じていたのか教えていただけますか?

長塚:「この人、同じ匂いがするな」と思ったんですよ。通ってきた道が近い感じが音楽性に表れているというか。それに加えてジャズ、ヒップホップが好きなんだなと思ったし、ちょっとハスキーで、だけど色気のある力強い歌声に「めっちゃクールやん!」と思ったのを今でも覚えています。

ジャズの鬼才と称されるセロニアス・モンクの名前(MONK)をもじってグループ名にしたWONK。ジャジー・ヒップホップへの並々ならぬ情熱を感じとったと9m88は語る。

タカノ:音楽という共通言語があり、そこからくるシンパシーを感じたとおっしゃっていますね。

映画のような『Snowy Road』のMVにも注目

『Snowy Road』の楽曲およびMVの制作はオンラインで進行された。ふたりから、制作にまつわるエピソードを聞いた。
Celeina:日本語中国語英語が入り混じる曲ですけども、どこから制作がスタートしたのでしょうか?

長塚:僕らのほうで最初デモを作って彼女に送りました。歌いわけを決めて、せっかくやるんだったら共通言語である英語とそれぞれの国の言語で歌いたいよねっていう話をしましたね。

Celeina:最初にデモを聴いたとき、どのように感じましたか?

9m88:まるで日本のドラマの主題歌になりそうな曲だなと思いました(笑)。

長塚:ちなみに、そうなってほしいなといまだに思っていますよ!

タカノ:秋から冬にかけてのドラマに合いそうですね。

9m88:お願いします(笑)。

Celeina:制作はスムーズに進みましたか?

長塚:やはり言語の壁はありましたね。それぞれの言語で何を言うか、自分が歌いたいメロディーラインの難しさはありつつも、楽しく作ることができたと思います。

『Snowy Road』のMVは長塚健斗と9m88がそれぞれスマートフォンで撮影した日常風景で構成。離れた恋人同士が料理、散歩、ドライブなど、日常の光景のなかで心を通わせる瞬間が表現されている。9m88はMV撮影前までは長塚に対してクールな印象を持っていたそう。いざ撮影が始まると、料理やさまざまなことをこなす長塚に感心したという。

Celeina:まるで映画のワンシーンのようでした!

タカノ:あれはどうやって作ったんですか?

長塚:お互いがそれぞれの国でいろんな場所に行って、片っ端から自撮りをしまくりました。喋っているていで撮影したものを繋げてMVにした感じです。

Celeina:みなさんもぜひチェックしてほしいです。

夕方の時間帯に聴きたい音楽をセレクト

「RADIO ENSEMBLE」では、夕方の時間帯にオススメの楽曲をふたりがセレクトした。長塚はEloiseの『Drunk On A Flight』を選曲。



長塚:もともとEloiseが好きなんですよ。Bruno Majorというイギリスのシンガーソングライターの曲をカバーしていた動画ですごいと思って、そこから聴いています。

Celeina:すごくいい歌声ですね。

タカノ:これから夜になっていく感じがあります。

9m88の選曲は、Sadeの『Love Is Stronger Than Pride』だ。



9m88:午前中は晴れでしたけども、今は曇り空の今の東京に、Sadeのムーディーな雰囲気がマッチするんじゃないかと思い選びました。

最新情報は、9m88.coの公式サイトWONKの公式サイトをチェック。

アーティストがスタジオに生出演し、トークと音楽をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
タグ

小沢健二とスチャダラパー、宇多田ヒカル、米津玄師らがTOP10入り!【最新チャート】

J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』で、小沢健二とスチャダラパーの『ぶぎ・ばく・べいびー』が2週連続1位を獲得した。

このチャートは、J-WAVE全番組のオンエア回数、Billboard JAPAN協力の各音楽ストリーミングサービス、ダウンロード、動画再生回数、CDセールス、SNSのポスト回数をポイント計算。番組では世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。ここでは5月5日(日)付のチャートを紹介!

10位:Sabrina Carpenter『Espresso』

先週から15ポイントアップで一気にトップ10入りを果たした。アメリカの人気コメディバラエティーショー『SATURDAY NIGHT LIVE』の今シーズンの最終回にSabrinaが初出演する事が発表された。『SATURDAY NIGHT LIVE』は1975年にスタートした老舗番組でJohn Belushi、Eddie Murphyらを輩出している。同番組へのミュージックゲストとしての出演は「成功が保証されたも同然」というほど、権威があるという。Sabrinaの出演は5月18日(土)の予定。

9位:Vampire Weekend『Classical』

先週の3位から6ポイントダウンで9位に。Vampire Weekendは『SATURDAY NIGHT LIVE』に出演する予定。同番組に過去出演したアーティストはNirvana、Elvis Costello、Paul McCartney、David Bowie、Rolling Stones、Prince、Beyoncé、Taylor Swiftなどがいる。

8位:水曜日のカンパネラ『四天王』

先週から一気に24ポイントアップで8位に。『四天王』は6月7日(金)にリリースされるEP『POP DELIVERY』からの先行シングル。水曜日のカンパネラは7月に開催される「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2024」に出演する。出演日は7月14日(日)。

7位:ILLIT『Magnetic』

NewJeansの妹分として注目を浴びている5人組ガールズグループのILLIT。日本での人気も急上昇中のなか、5月3日に国立代々木競技場第一体育館で開催された「GIRLS AWARD 2024」に出演し『Magnetic』ほか、数曲をパフォーマンスした。

6位:Rosa Linn『Universe』

先週と順位変わらず今週も6位。Rosa Linnはアルメニア出身のシンガーソングライター。2022年のユーロビジョンコンテストで歌った『SNAP』がスマッシュヒットしたことがデビューのきっかけに。『SNAP』は先日ついに10億ストリームを超えたという。

5位:BE:FIRST『Masterplan』

東京ドーム、京セラドームでのドーム公演を成功させたBE:FIRSTの新曲がJ-WAVEでのオンエアのほか、YouTube、ストリーミング、ダウンロード、さらにCDセールスなどまんべんなくポイントを稼いで5位に。今週『TOKIO HOT 100』初登場で最も高い位置につけたHigh Power Debut曲となった。BE:FIRSTは「J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2024」に出演する。出演日は7月15日(月・祝)。

4位:宇多田ヒカル『traveling(Re-Recording)』

先週から1ポイントアップで4位に。デビュー25周年にしてキャリア初のベストアルバム『SCIENCE FICTION』から、今週も『TOKIO HOT 100』に4曲がランクインした。同アルバムのアナログ盤は6月26日(水)に発売される。

3位:米津玄師『さよーならまたいつか!』

NHK連続テレビ小説『虎に翼』の主題歌。ドラマのオープニングで流れるこの曲はキャストが踊るダンスで構成されており、SNSでは同曲の「踊ってみた」動画がブームになりつつある。

2位:Taylor Swift『Fortnight feat. Post Malone』

先週63位から61ポイントの特大ジャンプアップで、今週最も先週から順位を上げたHOT POPPERとなった。現在全米シングルチャート1位を記録している『Fortnight』にくわえ、ニューアルバム『The Tortured Poets Department』からの楽曲が全米シングルチャートで1位から14位までを独占という史上初の偉業を成し遂げた。さらにアルバムに収録されている全31曲に『Cruel Summer』をくわえた32曲が最新チャートにランクインしている。これを受けてSwifties(スウィフティーズ)と呼ばれている彼女のファンたちがニューヨークのブロードウェイに巨大な広告を買い、Taylorの偉業をたたえている。

1位:小沢健二とスチャダラパー『ぶぎ・ばく・べいびー』

J-WAVE春のキャンペーン「PLAY IT BACK、BOOGIE BACK!」のテーマソング『ぶぎ・ばく・べいびー』。小沢は8月31日(土)、アルバム『LIFE』の30周年を記念した完全再現ライブが日本武道館で開催される。こちらはスチャダラパーをはじめアルバムに参加したメンバーが集合。チケットの詳細はコチラ

また、小沢健二とスチャダラパーは5月3日(金)、J-WAVEの特別番組に出演。4人が賑やかに語り合う2時間で、東京スカパラダイスオーケストラのNARGO、北原雅彦、GAMO、沖祐市もゲスト出演した。現在、radikoタイムフリーで再生可能だ。

2024年5月10日(金)28時ごろまで



1位:小沢健二とスチャダラパー『ぶぎ・ばく・べいびー』
2位:Taylor Swift『Fortnight feat. Post Malone』
3位:米津玄師『さよーならまたいつか!』
4位:宇多田ヒカル『traveling(Re-Recording)』
5位:BE:FIRST『Masterplan』
6位:Rosa Linn『Universe』
7位:ILLIT『Magnetic』
8位:水曜日のカンパネラ『四天王』
9位:Vampire Weekend『Classical』
10位:Sabrina Carpenter『Espresso』


『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。

Facebook

ページトップへ