OKAMOTO'Sのオカモトショウ、新宿をテーマに選曲。「この人を出さずにはいられない」と思ったシンガーは

OKAMOTO'Sのオカモトショウ(Vo)が新宿の街をテーマに楽曲をセレクトした。

オカモトショウが登場したのはJ-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、藤原麻里菜)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。オンエアは1月3日(火)。

「新宿と言えば」で浮かぶシンガー

「RADIO ENSEMBLE」は、東京のある街、ある商店街、ある路線…セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー。オカモトショウが選んだテーマは「今も昔も結局、新宿」。まずオカモトショウは、今回、楽曲をセレクトするテーマに新宿の街を選んだ理由について語った。

オカモトショウ:いまもなんですがOKAMOTO'Sはライブをやるときに「どうも、新宿から来たOKAMOTO'Sです」というのを必ず言っています。「新宿から来た」というのはどういうことかと言うと、俺たちがずっとホームにしていたライブハウスの新宿red clothというのがありまして。そこが自分たちのホームであり、学生の17、18歳ぐらいから通ってライブもしていたし、ライブも観ていました。その新宿をせっかくなので、東京の場所をひとつと言われたら選ぼうかなと。

オカモトショウは「新宿のこの人を出さずにはいられない」と前置き、1曲目に浅川マキの『夜が明けたら』をセレクトした。



オカモトショウ:彼女は寺山修司さんのプロデュースでファーストアルバムを作ったりしていて、ジャズのすごくいい曲をいっぱい出したりしているんです。花園神社でライブをやっていたらしいんです。もちろんリアルタイムで観に行ったりはできていないんですが。新宿と言えば浅川マキ、みたいなのが俺のなかにあって。「こんなかっこいいシンガーいないな」と思って、一時期すごく聴いていたので「新宿と言えば」で浅川マキの『夜が明けたら』を選曲しました。

新宿red clothの思い出

ショウはホームにしていた新宿red clothへの感謝と、当時の思い出について語った。

オカモトショウ:新宿red clothというライブハウスをホームにしていたので、いまもときどきは出たりしています。本当にお世話になっていて、俺たちがメジャーで出す前の、人生初のレコーディングもred clothのレーベルから出してもらっていたし、red clothのライブハウスでお客さんがはけたあとの真夜中にフロアに楽器を並べてマイクを立てて、そこでレコーディングをするなんていうのをしていたんです。寝ても覚めても新宿じゃないけど、ずっといました(笑)。上の牛丼屋でメシ食ってまたレコーディングしてとか。ライブをやって終わったらそこにたむろしてとか。本当にお世話になっていたし、そこのライブハウスに出るかっこいいミュージシャンたち、かっこいいバンドたちのライブを観て、自分たちもいろいろなことを吸収して。そんな思い出も色濃くあります。

ショウは学生時代に夢中で聴いていたロックバンド、KING BROTHERSについて語った。

オカモトショウ:大好きなバンドでライブがかっこよくてしょうがなくて、俺たちは学校終わってすぐred clothのライブを観に行って、そこでギターのマーヤさんが投げて壊したマイクの破片をうちのOKAMOTO'Sのドラムのオカモトレイジが拾って「うおー!」って、隣にいた俺も「うおー!」って盛り上がって、宝物のように持って帰った記憶があります(笑)。そんなKING BROTHERSの『XXXXX』という曲を選曲しました。

番組ではショウのセレクトしたKING BROTHERSの『XXXXX』、毛皮のマリーズの『人間不信』をオンエアした。





オカモトショウ:2曲目は毛皮のマリーズ。毛皮のマリーズは俺たちがred clothにいたときのレーベルの先輩だったんです。先輩であり、本当に格好よくてライブを観に行っていた先輩で。ファーストアルバムから全部本当に大好きなんですが、単純にパッと浮かんだという意味でこの曲『人間不信』をセレクトしました。

新宿は「ちょっとほっとする」

今でも新宿には遊びに行くと話すオカモトショウ。他の街にはない魅力を感じているという。

オカモトショウ:渋谷もクラブもライブハウスも多かったりとかで、友だちもライブをしていたりして遊びに行ったりしていました。だけどいまは渋谷は再開発がすごいじゃないですか。これは俺の趣味の話なのでみなさんに適応されるか別なんですが、渋谷の新しくなっていく街にあまりなじめない自分みたいなのがいまして。そういうなかで新宿に行くとちょっとほっとするんです。あまり変わっていかない新宿。まあ駅とかずっと工事していますけど、古い建物とかもけっこう残っていたりして、新宿はちょっとほっとするなと思っています。

ショウは新宿のクラブSPACEを訪れた際に聴いたというKopyの『KOPY In Da House』をセレクトした。

新宿の夜、素敵な音楽に出会った

最後にショウは2023年1回目の放送となった「RADIO ENSEMBLE」を総括しつつ、最後の楽曲を選んだ。

オカモトショウ:一発目から新宿を選んでね(笑)。わりとこう、なんというか東京でさわやかで素敵なところがいっぱいあるのに、だいぶ雑多なところを出しちゃったなという感じもあるんですが。強烈な部分というかね。まあでも東京のエネルギーがバーッとあふれているのって東京のいいところでもあると思うので、そういうのを感じられるようなセレクトになっていたらいいなと思っております。街と音楽というのは面白いですよね。

最後に選曲したのはJudee Sillの『Crayon Angels』。最近友人と飲みに行ったときに、BGMとして流れていた曲だったそうだ。



オカモトショウ:最近まさに友だちと新宿に飲みに行ったときにロックバーみたいなところに行ったんです。往年の70年代のすごくいい時代のシンガーソングライターのすばらしい曲がかかっていて。でも俺が知らない曲で。すぐにお店のマスターに訊いて教えてもらった曲があるんです。ロックもさんざん聴いてあれこれと知っているつもりではありますが、やっぱりまだ知らないのがいっぱいあるなと思って。新宿の街の夜に素敵な出会いがあったので、最後はその曲でお別れをしたいと思います。

東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
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笑福亭鶴瓶、突然の池乃めだかからの電話に感動「ありがたいことですよ」

4月28日に放送されたニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』の収録中、吉本新喜劇・池乃めだかから突然かかってきた電話に、鶴瓶が喜びをかみしめた。

笑福亭鶴瓶

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「俺が勝手に思ってるんやけど、友達がな、……会社も違うけどいつからか仲良くなって、いろんな面白いこともあったけどやな、そんな鶴瓶ちゃんがな、あんなええ映画に出てるんがね……」と語った。

笑福亭鶴瓶、上柳昌彦

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