“高校1年生”から日本代表メンバーに…竹中七海が考える新体操日本代表「フェアリージャパンPOLA」の強さとは?

藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。4月13日(土)の放送は、トヨタ自動車所属で新体操日本代表(フェアリージャパンPOLA)の竹中七海(たけなか・ななみ)選手をゲストに迎えて、お届けしました。


(左から)藤木直人、竹中七海選手、高見侑里



竹中選手は、1998年生まれ愛知県出身の25歳。子どもの頃から新体操を始め、中学2年生で新体操日本代表・フェアリージャパンPOLA(以下、フェアリージャパン)の練習生(強化選手)に、高校1年生でフェアリージャパンのメンバーに選出。高校3年生で迎えた2016年リオデジャネイロオリンピックには、リザーブ選手として現地に同行。その後、2021年にトヨタ自動車に入社し、同年に開催された東京オリンピックのメンバーに選ばれ8位入賞。現在はパリオリンピック出場を目指しています。

◆3月のドイツ大会で総合優勝!

藤木:フェアリージャパンは、3月2日(土)・3日(日)にドイツでおこなわれたインターナショナルトーナメント「新体操 Fellbach-Schmiden大会」で、団体総合1位、種目別フープ1位、種目別リボンボール1位! すごい成績ですね。

竹中:ありがとうございます。久々の表彰台で、優勝はとてもうれしかったです。

藤木:演技そのものはミスが少なかったですか?

竹中:演技自体にミスはあったので、ちょっと悔しい内容だったんですけど、それでも“ミスからどう対処するか”というところまで練習を積んでいたので、そこは(今大会で)良かったところの1つかなと思います。

藤木:オリンピックシーズン第1戦で優勝するというのは、縁起がいいですよね。

竹中:そうですね。チームみんなの自信になりましたし、やっぱり、ここからが勝負だと思うので、これを糧にまた頑張りたいと思います。

◆フェアリージャパンの強み

藤木:現在25歳で、中学2年生でフェアリージャパンの強化選手に選ばれているということは、フェアリージャパンで10年以上も過ごされているんですね!

竹中:そうですね。昔から憧れていたチームで“フェアリージャパンに入って活躍したい!”と思いながらずっと(新体操を)やってきたので、あっという間に10年が経ったなと感じます。

藤木:ただ、去年の世界選手権(第40回世界新体操選手権大会)では、メンバーに入ることができなかったのですか?

竹中:はい、このときはメンバーから外れてしまって本当に悔しい経験だったんですけど、そのときにほかのチームの良さと日本チームの良さを比較しながら客観的に見れたり、地元で練習したときに、改めて私のことを応援してくださっている方がたくさんいることに気付くことができたりと、あの経験があったから今があるなと感じています。

藤木:外から見たフェアリージャパンの強みというのは、どんなところでしたか?

竹中:動き一つひとつのきれいさとか“(演技を)正しく魅せる”というところは日本チームの強みだなと感じました。その反面、海外チームのエネルギーというか“どんなものでも魅せきる”というところが強みだなと感じたので、日本チームのきれいさがありつつ、強さも活かせたらより良いのではないかと感じました。

藤木:新体操はどうしてもミスがついてくる競技ですけど、試合前や試合中は緊張しますか?

竹中:もう心臓バクバクです(笑)。ミスがないことが一番なんですけど、1つ危ないところやミスがあった後は、試合中なんですけど“どうしよう”とか思いながら……でも、すぐに次の技がやってくるので、そこに集中して、しっかり(力を)出し切れるようにやっています。


竹中七海選手



高見:フェアリージャパンは、5月にウズベキスタンの首都・タシケントで開催される大陸別予選(第15回アジアシニア新体操選手権大会)でパリオリンピック出場権獲得を目指しています。

藤木:現在のフェアリージャパンのなかで、竹中選手はどのような立ち位置ですか?

竹中:これまでいろいろな試合を経験させていただいたぶん、試合のなかでも練習のなかでも、その経験を下の子たちに伝えていくことだと思います。あとは“安定感を持って演技をする”ということが、自分の大事な部分かなと思うので“どんなことがあっても対応できるように”“(失敗しても)すぐに修正できるように”というところは意識してやっています。

藤木:年齢的に(チームを)引っ張っていかなければいけない立場だと思いますが、その辺りはいかがですか?

竹中:キャプテン(鈴木歩佳選手)がもう1人いるんですけど、彼女がサポートしきれない部分を私が補佐役としてサポートしたり、大事なことは伝えていくということを意識的におこなっています。

藤木:最後に、パリオリンピックにかける意気込みを教えてください。

竹中:“パリオリンピックでメダル獲得”が目標なんですけど、そのためにも、まずは5月のアジア選手権でしっかり優勝を目指して、出場枠を獲得できるように頑張りたいと思います!

次回は4月20日(土)の放送です。

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4月13日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月21日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/
SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送局:TOKYO FM
放送日時:2024年4月13日 土曜日 10時00分~10時50分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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江原啓之「世間に洗脳されてしまっている」子育てに悩む相談者に届けた言葉とは?

スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。

4月14日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。


江原啓之



<リスナーからの相談>
夫婦そろってミュージシャンをしています。現在、1歳2ヵ月の男の子を育てています。望んで授かった我が子です。子どもが生まれたら、子どもと過ごす時間が一番の幸せになり、子どもへの愛情があふれてくるものだと思っていました。しかし、子育ては想像以上に大変で、とくに寝不足がつらく、楽しめません。

しかも私は、子どもが生まれても、やっぱり音楽をしているときが一番楽しいのです。人前で演奏して、喜んでいただいて、拍手をもらっている瞬間が一番幸せです。「こんな私は母親に向いていない」「子育てには向いていなかったのか」と日々葛藤しながら過ごしています。

もちろん、子どもはかわいいですし、何よりも大事な存在で、今後も責任持って育てていくつもりです。
どうやったら、もっと前向きに笑顔で子育てしていけるでしょうか?

<江原からの回答>
江原:相談者さんは、周囲の人が言うことや、“世の中のあり方”というものに洗脳されていませんか? みんながみんな、「子どもが一番で、全てを投げ捨てても子どもが大事」となるのが普通だと思ってしまっているのではないでしょうか。

「子どもが生まれても、やっぱり音楽をしているときが一番楽しい」って、それは当たり前です。打ち込んでいるものが楽しいのはもちろんですし、(子どもが生まれたからといって)それがなくなるわけない。そして「子育ては想像以上に大変で、とくに寝不足がつらく、楽しめません」というのも当たり前です。

「子どもと過ごす時間が一番の幸せになり、子どもへの愛情があふれてくるものだと思っていました」というのは、思い込みすぎです。子育てというのは、魂のボランティアなんです。この世に出たい魂がいて、(この世に)子どもとして生まれてくるので、その手伝いをする。だから親子といえども、人間関係なんです。

よくお母さま方が「2人の子どものうち、1人とは気が合うんだけど、1人の子は気が合わないんです。こんな私はダメですね」と言いますが、「いや、正しいんじゃないですか?」と思います。人間ですから、合う子、合わない子がいますよ。だからと言って、ネグレクトや虐待して良いわけじゃないでしょう? 人間関係なんです。だから、ある一定の距離をもって接さなければいけません。

そして、相談者さんに言いたいのは、「眠れない」「つらい」という悩みは一時的なもの。そして、それから先は違う悩みになっていきます。子育てには悩みがつきものですが、家族というのはけっこう頼もしい人間関係になったりするときもあるんですよ。もちろん、ムカつく人間関係であるときもあるわけですが、それも含めて、人間関係の楽しさです。

以前、私が出した本にも書きましたが、子どもが“親”にしてくれるんです。いきなり親になっている人はいません。私も、子どもが小さいときに相談者さんのようなことを思いましたよ。「うちの子は、本当は“ダミアン”(※映画『オーメン』に出てくる悪魔の子)なんじゃないか」と思いましたよ。例えば、「今?」というときにケガをしたり熱を出したり……。

子どもがいると、なかなか外食なんかできないでしょう。ある日、「久々に外食しよう!」と思って、子どもと一緒に並んで開店待ちをしていたら、開店と同時に子どもが壁に激突して額から血を出したんです。もちろん食事をせずに、そのまま病院に行きました。

子育てはボランティアです。でも、もちろん自分自身も成長させてもらえるし、子どもを持ったのなら、やれるとこまでやる。そして、ある程度の年になったら、「はい、卒業!」「放牧!」となる。もしかしたら、子どもさんもすごく良いミュージシャンになるかもしれませんよね。

相談者さんは「こうじゃなきゃいけない」と思っていて、真面目なんでしょうね。世間にそう洗脳されてしまっている。だから柔軟に、臨機応変でやればいいのです。そんなに自分を責めないでください。

江原啓之、奥迫協子



●江原啓之 今夜の格言
「人生に無駄はありません」


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4月14日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 4月22日(月)AM 4:59
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/

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