中村誠一、大学の後輩ピアニスト・国府弘子と36年ぶりの再会!

リスナーからのこだわりのリクエストをもとに、往年のジャズを中⼼とした名曲・名演奏をお届けしている『オトナのJAZZ TIME』、通称“オトジャズ”。⽉末は「オトジャズ・ファミリー」が順番に担当するツキイチ・パーソナリティの回として放送している。6 ⽉24 ⽇は中村誠⼀の番。ときおり毒を吐く語り⼝を、楽しみにしているリスナーもいるようだ。

この⽇スタジオに現れたのは、国⽴⾳楽⼤学の⼤後輩、ピアニストの国府弘⼦。デビュー前には中村誠⼀のバンドでピアノを弾いていたこともある師弟(?)コンビでお送りする。

なんと36 年ぶり(?)の再会!

国府弘⼦のデビューは1987 年10 ⽉に発売したLP『More Than You know』。実はこのアルバムのライナーノーツを書き上げたのが中村誠⼀だった。デビュー前の国府は⼀時期、中村誠⼀のバンドやDuo で演奏していた。「駆け出しの者にとってDuo はドキドキ。いい修⾏をさせてもらいました」と国府。「やったっけ?」と中村。記憶が⾶んでいるようだ。

その国府が、作曲家・神津善行先生の元でアシスタントを務めていた際「ショートケーキを出してこい」と⾔われてお⽫とフォークを持ってケーキを探したところ「消毒液を出して」を聞き間違えたのだとか。それを聞いた中村が「オモシロイ!俺がライナーを書いてやる」と相成った。それから⽉⽇が流れ、36 年ぶり(国府の記憶による)に、スタジオでの再会となった。

中村⽈く「当時は面白おかしく書くのが流⾏った時期。もっと真⾯⽬に書けばよかった。ごめんね」と⾔えば、「めちゃくちゃ書いてくれて嬉しかった」と国府。そのファースト・アルバムから『Iʼll be with You,Sometime』をお届けする。

当時のライナーノーツを読み返すふたり

海外渡航、解禁のふたり。

今回のスタジオの直前、奇しくもふたりとも久しぶりの海外を堪能していた。国府はロンドンを旅し、中学⽣の頃から⼤好きだったビートルズゆかりのスポット(勿論アビーロード横断歩道も含まれており)をめぐり、感慨にふけったそうだ。しかも今回はほとんどジャズとは接しなかったと⾔う。本当は、ロンドンのカムデン・タウンという若者の街で創業30 年を超えるライブハウスThe Jazz cafeがお勧めだが、聴きたいアーティストの予定と合わずじまいだったとか。コロナ禍で⼤変な時期を乗り越え、様々な国の様々なスタイルのジャズを聴ける店として、中村もしっかりチェック済み。

⼀⽅の中村は、と⾔えばモロッコからオランダを回る旅だった。モロッコの⼭あいのジャジューカ村で開催される⾳楽祭を楽しんできた。ジャジューカ村の伝統⾳楽を発掘したのは、ローリング・ストーンズの初代リーダーであったブライアン・ジョーンズだと⾔われる。施設がなく、50人限定の場所で、ミュージシャンの家に分散して宿泊し、ミュージシャン自身が⾷事やら何やらお世話してくれるところだとか。そして、働き者の彼らの姿に、中村は反省しきりだったとか。

次に訪問したオランダでは、街中でジャズのジャの字も感じられなかったそうだ。モロッコでは地元のラジオ局からジャズが流れていたが、オランダは全く。「ジャズは安楽死させられた」とは中村の弁。

ジャズ談義は⽌まらない!

リスナーからのリクエスト曲にも、互いに⾔葉を紡ぎ、アーティストや演奏についてジャズ談義も盛り上がる。

とりわけ、話が弾んだのは、ふたりの共通の師がバリー・ハリスであるとわかった時。そもそも国府はピアノ修⾏のためNY に渡りバリー・ハリスに師事した。

クラシックからジャズに転向し、うまくスィングできない悩みをバリーに打ち明けると、授業後しゃぶしゃぶ屋に連れて⾏かれ、「スィングは、こうしてしゃぶしゃぶするんだ。This is Swing !」と教えられたそうだ。またある時、バリーと仲良しのアート・ブレーキーが、深夜バリーのワークショップに現れ、ジャムセッションでピアノを弾いていた国府の隣に座りそのまま連弾したのだが、国府はそのピアノのうまさに⽬を丸くしたそうだ。すかさず中村から「元々ピアニストだったんだよ。知らなかったの〜?」とツッコミが。しかも、中村が1978 年ごろNY に⾏った際、バリーにピアノ・クリニックを受け、さらに学校にも⾏ったことや、そこで知ったバリーの好みを打ち明けると更に「え〜っ」と国府。中村から「なーんにも知らないんだなぁ」と追い打ちが。

バリー・ハリスの温かくユーモアのある⼈がらにまつわるエピソードを語り合った。

まだまだ進化中!

「⾳楽は押し付けられてやるものじゃない」と⾔う中村は、国府が推すThe Jazz Café の多様なジャズに対し、「ロンドンの今⾵のジャズを聴いてみたいし、今度は電⼦⾳楽を勉強して、その上で演奏してみようかな」と⾔えば、国府もいま取り組んでいる編成について⾔及。尺⼋、マリンバとのユニットThe Three や、クラシック界のアーティストと組んだFantastic Eightなど、クラシックを⽣かした混合メンバーで演奏するのが好きだと⾔う。
36 年もの空⽩?をものともしない先輩後輩のふたり。

1 時間では収まりきらない勢いをお楽しみに。

オトナのJAZZ TIME
放送局:ラジオ日本
放送日時:毎週土曜 23時00分~24時00分
出演者:中村誠一、国府弘子
公式Twitter

出演番組をラジコで聴く

※該当回の聴取期間は終了しました。

12星座×タロット占い「射手座(いて座)」2024年5月13日(月)~5月19日(日)のあなたの運勢は? 総合運・開運メッセージ

ラジオ発のエンタメニュース&コラム「TOKYO FM+」がお届けする12星座占い「2024年5月13日(月)~5月19日(日)の運勢占い」。12星座×タロットカードで占う「射手座(いて座)」のあなたの運勢は? 12星座別の開運メッセージもお届けします。
(監修:東京・池袋占い館セレーネ所属・石川白藍(いしかわ・はくらん)さん)





■射手座(いて座)
カード:月(正位置)


直感力と想像力が豊かな時期です。夢や願望に耳を傾け、内なる世界を探求することが大切です。未知の領域に足を踏み入れる勇気を持ちましょう。一方で、現実と幻想の区別がつきにくくなることもあります。バランスを保ち、直感と論理的思考を織り交ぜながら、真実を見極めていくことが求められます。

■監修者プロフィール:石川白藍(いしかわ・はくらん)
天の後押しがあって、2018年、2019年のスキルシェアサイト「ココナラ」にて、高いリピート率で2万以上あるサービスのなかでランキング1位となる。第六感の精度・占いの技術だけではなく、SNSマーケティング、子どもたちに生き方を教える塾の経営、コミュニティ運営、資産の作り方、行動心理学の知識など、幅広く培った経験を活かして、抽象的なメッセージだけでなく具体的な指針を伝えることができる。
Webサイト:https://selene-uranai.com/
オンライン占いセレーネ:https://online-uranai.jp/

Facebook

ページトップへ