笑福亭鶴瓶、吉永小百合との共演を思い返して「この人のために頑張ろうと」

笑福亭鶴瓶が4月21日、ニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』に出演、映画『おとうと』(2010年公開)の撮影中の思い出を語った。

笑福亭鶴瓶

テレビ放送された映画『おとうと』(3月27日 BS12)を視聴したというリスナーから、“演技が上手で”とコメントをもらった鶴瓶は「それは周りのおかげ」としながら、「吉永(小百合)さんってね、そういうのを乗せてくれる人なんですよ。この人のために頑張ろうと、それで痩せましたね」と、共演の女優・吉永小百合について触れた。

作中では、自身の演じる役柄が死期に近付くにつれ、体を痩せさせて撮影に臨んでいた鶴瓶。そんな鶴瓶の姿を見て「これ以上痩せないで」と声をかける吉永。そのひと場面を思い返して「嬉しかったですね」と、体型管理の大変さを上回る吉永の言葉のパワーを今でも噛み締めている。

鶴瓶演じる役柄が今際の際を迎えるシーンは今でも印象的だと語り、「あの“スープ”を、(吉永さんが)フーフーして飲ませてくれるんですよ。横に石田ゆり子さんがいて、前に蒼井優さん。そして吉永小百合さん……『もう、これ死んでもええな』思いましたね」と興奮気味に語った。

ちなみに同じシーンにいた小日向文世はそんな鶴瓶を見て「いい、良いハゲだな」と感想を伝えてきたとか。それを受け「これから死ななアカンのに何が“良いハゲ”やねん」と返したことを、今でも覚えているそうだ。

笑福亭鶴瓶、上柳昌彦

映画『おとうと』をはじめ数多くの映画に出演している鶴瓶だがが、1990年公開の『東京上空いらっしゃいませ』から始まり、さまざまな映画出演の機会に恵まれ、それが来年3月公開の映画『35年目のラブレター』に繋がっていることがありがたく、嬉しく感じているという。

現在、映画『あまろっく』が公開中。アニメーション吹き替えとして『怪盗グルーのミニオン超変身』の公開も7月に控えている。

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ショウアップナイタースペシャル
放送局:ニッポン放送
放送日時:2024年4月21日 日曜日 16時00分~16時30分

※該当回の聴取期間は終了しました。

鳥越俊太郎×長野智子 アメリカ同時多発テロを振り返る 鳥越「当時の構図と今って変わっていない」

TOKYO FMの音声配信プラットフォームAuDee(オーディー)の番組「長野智子のテレビなラジオ」(隔週火曜・10時配信)。1985年のフジテレビ入社以降、テレビ業界で活躍してきたフリーアナウンサー・長野智子が、テレビを牽引してきた制作者・出演者をゲストに招き、テレビの過去・現在・未来を語ります。

4月30日(火)の配信では、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんがゲストに登場。ここでは、アメリカ同時多発テロのパレスチナでの取材を振り返ります。

(左から)パーソナリティの長野智子、鳥越俊太郎さん


◆アメリカ同時多発テロ発生直後にパレスチナを取材

長野:私が「ザ・スクープ」に入って2年目に、アメリカ同時多発テロが起きました。テロリストに乗っ取られた飛行機が世界貿易センターに突っ込んだ大変な事件のとき、日本は全員アメリカを向いていたんですよね。

「テロリストはなんて酷いことをするんだ。報復はしょうがないんじゃないか」といった報道もあったときに、鳥越さんが「うちの番組はパレスチナ視点にしよう」とおっしゃったんですよね。突然(笑)。

鳥越:報道は全部ニューヨークに行っていたからね。でも、当時の構図と今って変わっていないでしょう? パレスチナに行って現場の取材をしたことで、今起こっているパレスチナ・ガザとイスラエルとの戦いの根底に何があるのか、すぐにわかるでしょう?

長野:そうですね。あのときのことは感謝の気持ちでいっぱいです。ただ、当時はアメリカの飛行機が乗っ取られて、パレスチナに向かって飛んでいるのがイスラエル航空だけだったんですよね。「これに乗って行くんかい!」と思いました(笑)。私が「わかりました」と準備していたら、鳥越さんが「怖がってるでしょ、長野さん」とか言って(笑)。

鳥越:(笑)。それは私がイランにいて、戦場もあちこち行っていったから。やっぱり、戦場に行くことってかなりビビるんですよ。僕も相当ビビりました。

ジャングルいっぱいに地雷が敷き詰められているところを歩かなきゃいけないときは、もう終わりだなって思いましたね。長野さんは相当緊張しているだろうなと思ったので、ああいう風に声をかけてみたんですね。

長野:私は中東は初めてだったのと、当時はインティファーダ(イスラエルの占領地においてパレスチナ住民により組織的に展開された占領支配に抵抗する運動)でパレスチナがけっこうすごい状況だったんですよね。

でも、アメリカ同時多発テロをおこなった、アルカイダの指導者だった「ビンラディンの怒りの原点はパレスチナだから」と鳥越さんがおっしゃったんです。「まずそちら側を見なきゃ事件は語れないぞ」とおっしゃっていたけど、私がどうしようかと思っていたら鳥越さんが「ビビってるだろ?」って言うでしょう? 「ビビってません!」とか言って、私もそこでいらない根性を出したんですよね(笑)。

鳥越:長野さんは頑張って行くだろうなとは思っていましたね。その後も長野さんはいろんな難しい事件の取材をいっぱりおこないましたよね。


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<番組情報>
番組名:長野智子のテレビなラジオ
配信日時:隔週火曜・10時配信
パーソナリティ:長野智子

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