しゃべれなくて落ち込んだ過去も。入山章栄、中田花奈が語る「ラジオの縁」
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)は今週が最終週。3月28日の特集コーナーでは経営学者の入山章栄、元乃木坂46でプロ雀士の中田花奈がそれぞれの「ラジオの縁」を語った。ともにラジオに出演し始めたころは、緊張してしゃべれなかった記憶があるのだという。
西川あやの「お二人はけっこうラジオ遍歴がおありで、歴史が長いんです。中田さんの最初のラジオ出演は?」
中田花奈「シングル(乃木坂46時代のCD)のキャンペーンで名古屋に行ってラジオに出て、それが最初です。ひとりじゃなくてメンバー何人かで出演したので、数分間で挨拶ぐらいしかしゃべれなくて。何もできなかった、ラジオ苦手だな、と思ってしまいました」
入山章栄「グループだとそういうことあるね」
西川「当時の中田さんのブログにそのときのことが書かれています。いまは見られないんですけど、事務所の方にいただいたスクリーンショットです。『きょうは初めて生放送&ラジオやってきました』『もっとがんばりますね……』」
入山「落ち込んだことをブログに書いたのね」
西川「レギュラーの最初は『乃木坂46の「の」』」
中田「乃木坂のラジオなので私は何ヶ月かに1回とかでした。確か、メインMCになっていない中で最多出演とかになっていたので、けっこう出てはいました」
西川「中田さんのラジオ人生を大きく変えたのは『沈黙の金曜日』(エフエム富士)だと思うんです。2016年から2020年まで担当されて。これでラジオの楽しさに気がついた感じですか?」
中田「しゃべる楽しさもそうですし、聴く楽しさも。この仕事が決まって、アルコ&ピースさんってラジオですごいらしいからと聴いたらメッチャおもしろくて。これはすごいな、といろんな芸人さんのラジオを聴くようになったらみんなおもしろかった」
西川「この『クリエイティ部』はどうでした?」
中田「最初、コメンテーターだと聞いて出演者の並びを見たら、『アイドルがやるラジオじゃない』『経営学者と? そんな、しゃべれないよ』と思ったんですけど、経済にもあまり寄っていないし、食べながらしゃべるとか、アイドルラジオに近いことがさせてもらえた。『クリエイティ部』きっかけでお店(麻雀カフェ『chun.』)に来てくれる人、リリースイベントでお話をしてくれる人もいて、ありがたかった」
入山「僕のラジオ初出演はたぶん、TOKYO FMの『クロノス』っていう、中西哲生さんがやっていた朝の番組です。解説した本について教えてくれというので、収録で行って。そのあと僕が書いた本を紹介してくれるというので、初めて生で出たのが文化放送の『くにまるジャパン』なんです。メッチャ緊張して、ろくすっぽ何言ったか憶えていない」
西川「『くにまるジャパン』はそんなに緊張する番組じゃないですよ」
入山「知っていますよ! 出ている側はみんな『緊張しなくていい』『楽にやってください』と言う。でも中田さんは(メディアに)慣れているじゃん。こっちは大学の先生だから。もともとラジオは好きで、コサキンや伊集院光さんを聴いた世代で『憧れのラジオに出られる!』と思ったのに何もできなかった。落ち込んだけどそのあといろんな番組に出て、NACK5で大野勢太郎さんがやっている番組内の『エコノモーニング』という、経済を説明する10分ぐらいのコーナーがあって、電話出演だったんです」
西川「あ、電話」
入山「毎週電話で出るようになって、だんだん慣れていって、いろんな人に聴いていただけるようになった、ということです」
二宮和也「嵐がすごく補っていてくれたというか…」俳優業でもバラエティでも活躍できている理由を自己分析
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、秋元康さんと二宮和也さん。ここでは、バラエティや俳優などマルチな活躍を見せる二宮さんのスゴさについて、また、嵐の5人が連名で設立を発表した「株式会社嵐」についても語り合いました。
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(左から)秋元康さん、二宮和也さん
◆秋元も絶賛する“二宮のバラエティセンス”
秋元:ニノのバラエティセンスはすごいよね。
二宮:本当ですか!?
秋元:多分、日本で5本の指に入るくらいうまいと思う。
二宮:うれしい……!
秋元:だけどさ、やっぱり俳優は俳優をやらなきゃいけないのよ。だから、俳優とバラエティを兼ねるのってなかなか難しいんだよね。
二宮:そうなんですよ。実際に今(いろいろな仕事を)やっていて思うんですけど、結果的に“保険”って言ったら変だけど、嵐がすごく補っていてくれたというか。
秋元:そうだよね。しかも、嵐で新会社を作るんでしょ? まだ詳しく決まっていないだろうから今回は聞かないけど、そういう船があるといいよね。
二宮:そうなんですよね。みんなそれぞれ思うところは多分あって、個人の関わり方も違うはずなので、そこを“え、どうなったの?”って聞くよりかは、“会社”という箱を共通のものとして持って、そこで何となく(メンバーの)誰かが何かをしていることを感じられたほうがいいんじゃないか、っていうのもあったので。
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秋元:これから5人が一緒になってどういう形になるかわからないけど、これはニノにとっても、みんなにとってもいいことだよね。1つの受け皿ができたわけでしょ?
二宮:そうですね! かつ(発表したことで)応援してくださる方と共有できるところまで漕ぎつけられたというのは……。
秋元:ファンの方も一般の方でも、やっぱり一番は“5人は(絆で)結ばれていたんだな”っていうことがすごくうれしいんじゃない?
二宮:それをちゃんと(世間と)共有できて、僕らも“大野智は生きている”ということを定期的に発信していかなきゃいけないので。大野さんは発信できないから(笑)。
◆二宮「時間がないです(笑)」
秋元:我々の仕事って浮き沈みがあるからさ、それこそ、ニノはフリーランスになって“いただいたチャンスは引き受けたい”みたいなところがあるじゃない? それで、今もバラエティとか俳優業とか、いっぱい(オファーが)あるだろうけど、そうするとどんどん時間がなくなってくるんじゃない?
二宮:なくなってくる(苦笑)。でも、ありがたいことに(嵐の頃は)それプラス歌もあって、踊りを覚える時間もあって、ライブツアーもあって、グループでやっているバラエティ番組もある……っていうのがフルフルでのスケジュールだったので。
秋元:そこの隙間に俳優業があったんだもんね。
二宮:そうですね。でも、個人になっても(嵐の頃から)ずっとそんな生活をしていたから、(仕事のジャンルに合わせて)切り替えるスイッチに意外となってくれていたというか。それでいうと、変な意味じゃないんだけど(バラエティが)ちゃんと息抜きになっていた、っていうのがあったみたいです。
秋元:しっかり俳優としてやっているニノもいれば、バラエティのニノも“楽しそうにやっているな”っていうメリハリを今も感じるよ。
二宮:(バラエティ番組の制作サイドも)「楽しんでくれたら!」みたいなスタンスで呼んでいただけたりするので、すごく助かっていますね。でも確かに、おっしゃる通り時間がないです(笑)。
秋元:そうでしょ(笑)。
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00