熊本地震から8年 ラーメンで人と人をつなぐ「九州ラーメン党」とは

益城町にある「九州ラーメン党」 ©RKBラジオ

北部九州・山口災害情報パートナーシップを結ぶコミュニティFM各局とRKBによるコラボ番組『ローカる!』。地域密着のコミュニティFM局のパーソナリティにとっておきの街ネタを紹介してもらう。4月は熊本県熊本市にある「熊本シティエフエム」とのコラボでお送りする。13日の放送では、熊本地震から8年ということで、震源になった益城町を取材した。益城町古閑にある「九州ラーメン党」、雲仙普賢岳の大噴火をきっかけに始まった、「ラーメン」で人と人をつなぐ活動に迫った。(報告:『ローカる!』ディレクター荒木風花)

熊本市のコミュニティFM「熊本シティエフエム」とは

熊本シティエフエムのロゴ

熊本シティエフエムは1996年に開局したコミュニティFM局。熊本県熊本市全域を放送区域として、FM791の愛称で熊本市民に愛されている。開局当時から「地域密着」「住民参加型」「防災」という理念で放送し、2016年に起きた熊本県を震源とする地震の際は、いち早く情報を伝えた。大人気番組「子どもラジオ局」は百貨店「鶴屋」にあるサテライトスタジオから小学生が毎週出演し、発声練習から学校自慢、ニュース読みまで挑戦する。

今回は熊本シティエフエムの管理施設「熊本市市民活動支援センター・あいぽーと」で働く、八代市出身の黒木亮太さんと熊本市内のホットな情報を4回にわたって紹介する。

九州ラーメン党とは?

九州ラーメン党理事長の濱田龍郎さんを囲んで(中央) ©RKBラジオ

熊本市を走る市電の終点「健軍町」から車で5分も行くと、熊本地震の震源となった益城町にたどり着く。年々、復興が進み道路は震災前よりも広くなっている印象だ。益城町古閑にある「九州ラーメン党」で「NPO法人ボランティア仲間九州ラーメン党」理事長の濱田龍郎さんに話を聞いた。

荒木:ラーメン屋さんをはじめたきっかけは何だったのでしょうか?

濱田さん:もともとはサラリーマンで全国いろんな場所で働いていました。自分の人生このままで…という中で家族とともに放浪し、たどり着いたのが熊本県益城町でした。たまたまラーメン屋さんの近くだったので、ラーメン屋さんになったというのがそもそもの始まりです。

お店の前には目立つ「ラーメン」の文字が ©RKBラジオ

ラーメン屋さんになった濱田さんは「このままでいいのかな…」という思いを抱えていたある日、障がい者施設に出前に行くことになる。そこで、ある出会いが…

濱田さん:障がい者施設に出前に行ったとき、「おかもち」を持ってくれたことに感動し、「人は誰でも人のためにできることがある」と実感しました。その経験から、なかなか外で食事をすることが難しい障がいを持った方が住んでいる施設や老人ホームにラーメンを届けることを始めました。

そんな活動をしていたら、2003年に長崎県で雲仙普賢岳の噴火がありました。いろんな報道で、普賢岳の近くに障がい者施設があることを知り、その場所に行ってラーメンをふるまうことにしました。それが初めての災害救援活動です。

その後、平成11年にNPO法人として、災害が起こった場所に行きラーメンをふるまう「NPO法人ボランティア仲間九州ラーメン党」が誕生した。

濱田さん:災害が起こった場所に足を運び、現地の声を聞きながらラーメンをふるまうという「現場主義」にこだわっています。「ここまで火砕流が来たのよ」という生の声を聞き、自分の中に落としていく、そういったことで災害を自分事として捉えています。その後の阪神淡路大震災、東日本大震災でも現場でラーメンをふるまいました。

熊本地震が発生、その時ラーメン党は…

熊本地震を機にできた店舗。ホールは障がいを持った方が担当する ©RKBラジオ

そんな時、2016年4月「熊本地震」が発生。益城町に家がある濱田さんの自宅も半壊状態となった。

濱田さん:熊本地震が起こった時、全国のボランティア仲間およそ1000人から「益城町を応援しよう」「濱田を応援しよう」と駆けつけてくれて、復興を手伝ってくれました。自分が被災したことで、ラーメン党の中で、障がい者と共に働くラーメン店を作りました。ホールスタッフは障がいを持った方で、障がいを持った方が利用しやすい平日に空けています。彼らのために一生懸命やっていれば、世の中がそれを守ろうとしてくれる、そう実感しています。彼らとともにある、これが私の生き方です。

熊本ならでは「高菜」ラーメンも ©RKBラジオ

今年1月1日に発生した能登半島地震でも、ラーメンをふるまうタイミングを考える。

濱田さん:東日本大震災の時も、発生から2ヵ月後に現地に入りラーメンをふるまいました。能登半島地震の被災地にはいつでも仲間と行く準備が出来ています。交通アクセスの整備や先に行くボランティア仲間の情報を待って、何処の支援も受けずにラーメン党自身が行ける環境が整ったら、すぐに行くつもりです。

「人は人のために生きてこそ人」。濱田さんの人生訓は取材する私たちの心に響いた。

来週の「ローカる!」は上通にある熊本らしさがあふれたカフェ「オモケンパーク」を取り上げる。

ローカる!
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週土曜 17時20分~17時35分
出演者:荒木風花
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公式Instagram

※放送情報は変更となる場合があります。

佐久間大介、長谷川育美の歌唱のルーツに驚き! 佐久間「7時間カラオケで歌い続けるって!」

5月4日放送の『Snow Man佐久間大介の待って、無理、しんどい、、』(文化放送)は、ゲストに声優の長谷川育美が登場し、『ぼっち・ざ・ろっく!』の結束バンドにてボーカルを務めることが多い長谷川の歌唱のルーツに迫った。

佐久間「すごいっすね。アニサマの尺ぐらいですよ」-

長谷川育美はアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の喜多郁代役、『ウマ娘 プリティーダービー』のミホノブルボン役、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の松山空音役など、多くの作品で印象的なキャラクターの声を担当しているほか、『ぼっち・ざ・ろっく!』では、作中のバンド「結束バンド」が大きな話題となり、第18回声優アワードで歌唱賞を受賞した。

佐久間「『ぼっち・ざ・ろっく!』だったり、あと音楽面について、お聞きしていこうかなと思うんですけど、第18回声優アワードにて歌唱賞を受賞したじゃないですか?」

長谷川「ありがたいです本当に」

佐久間「キャラクターソングとしてってことなんですけど、歌はめちゃめちゃ、特に『ぼっち・ざ・ろっく!』を聞いて歌うまいなあ!ってすげえ思ってるんですけど、習ってたりしてたんですか?元々」

長谷川「いや全然習ったことはないです」

佐久間「習ってない!?」

長谷川「(笑)。はい」

佐久間「え?才能のかたまり!?」

長谷川「いやいやいやいや。ただもう歌うことはずっと好きでした。昔から」

佐久間「あ、昔から好きで。どういうあれですか?何か出てたりとか」

長谷川「いや、ただカラオケ。カラオケ大好きなただの人(笑)」

佐久間「(笑)。地元の人だ」

長谷川「本当ずっと近所のカラオケに週末は行くみたいな」

佐久間「カラオケで歌ってたら、いつのまにかみたいな…」

長谷川「そうです。ただ歌ってただけで」

佐久間「ただ歌っただけでそれはすごい。才能なんすよ。そういうの」

長谷川「いやいやいやいや」

佐久間「友達と一緒にみたいな」

長谷川「友達と一緒の時もありますし、ヒトカラが大好きで。オープンから行って」

佐久間「オープンから行くんですか?」

長谷川「オープンから行って、ずっと、間も開かないように歌いながらも曲を入れ続け、7時間ぐらい歌って」

佐久間「(笑)」

長谷川「そろそろちょっと声枯れてきたなって思ったら、帰ろうみたいな」

佐久間「いやいやいやいや。おかしいおかしい。7時間カラオケで歌い続けるって!」

長谷川「歌い続けてました」

佐久間「すごいっすね。アニサマの尺ぐらいですよ」

長谷川「(笑)。1人アニサマ」

佐久間「えぐいっすね」

長谷川「そうなんですよ。それを結構日常的にやっていて」

佐久間「マジで日常から訓練ですよねそうなると」

長谷川「そうですね。無意識に訓練されてたみたいな感じなんですかね」

佐久間「でも、やっぱり歌が好きってだけでも、やっぱり歌い方とかでこの人の出し方いいなあとかあったりするじゃないですか?それを見つけられたってことですよね。教えてもらうとかなく」

長谷川「ああ、そうですね。もう自分でやって。でも、この『ぼっち・ざ・ろっく!』という作品でボーカルの役をやらせていただいて、実際そのロックとかも初めて歌う感じだったので、結構『ぼっち・ざ・ろっく!』の歌い方に関しては、本当に現場でいろいろディレクションいただきながら、どんどんそれが今染み付いていってる感じですね」

佐久間「すごいですね。だって、やっぱり最初に『ぼっち・ざ・ろっく!』見て、喜多ちゃんが歌った時に、他の作品だと歌唱パートだけ違うアーティストさんがあてることもあるじゃないですか?」

長谷川「ありますね」

佐久間「一瞬そうなのかなって思うぐらい、うまっ!ってなった」

長谷川「うれしいです。確かに、オープニングの「青春コンブレックス」に関しては、一話から流れてるじゃないですか?一話には全然、あまり出てない」

佐久間「そうそう!」

長谷川「本当に一言二言」

佐久間「オープニングの人が歌ってるんだと思った」

長谷川「だから、皆さんは多分全然わからない人が歌ってる感覚だったと思います」

佐久間「すごいなと思って。安定感がもうここにあったというか」

長谷川「うれしいです」

佐久間「カラオケではどういう系の曲歌ってたんですか?」

長谷川「その当時多分はまってるアニメとかの歌だったんですけど」

佐久間「アニメ好きなんですね」

長谷川「アニメ好きです。それこそ、ロック系でいうと「God knows…」」

佐久間「(笑)。もうアニオタが絶対通る登竜門のやつ」

長谷川「はい。あれはもう18番というか、あれはカラオケで歌うとアニメ映像が流れるじゃないですか。で、ハルヒの口がちゃんと歌ってる口だから、めちゃめちゃ気持ちいいんですよ」

佐久間「(笑)」

長谷川「表情に合わせてみたいな」

佐久間「確かに、俺も、俺ですらやっぱカラオケで「God knows…」歌いますよ」

長谷川「そうですよね」

佐久間「やっぱ女性キーだからめっちゃ高いけど、頑張って歌うみたいな」

長谷川「そうそう。それは歌ってましたね」

佐久間「確かにそうですね。あれこそ本当にもうバンドでアニソンにあそこまで力込めて、アニメーションもついてるってのもなかなかない時代だったと思うので」

長谷川「本当に本当に」

佐久間「だからすごいなと思って。アーティストデビューもされてないじゃないですか」

長谷川「ないですね」

佐久間「で、この歌唱力?ってなって。だから僕の中で、それに近いなって思ったのがやっぱり日笠陽子さんも当時、アーティストレビューも後々されましたけど、全然されてない時から歌うまっ!この声優さんみたいな」

長谷川「本当にもう、「Don’t say “lazy”」とかめっちゃ歌ってました」

佐久間「やばいっすよね。やっぱり」

長谷川「いいですよね」 

佐久間「その時の衝撃みたいな感じだったんですよ。長谷川さんが」

長谷川「ああ、嬉しいです。私もやっぱり『けいおん!』は通ってきてるので、やっぱきららのバンドものっていうのが」

佐久間「ああそうか。同じきららだ」

長谷川「うわ~!って。私の当時のオタク仲間の子も、「長谷川きららのバンドものやるの」みたいな」

佐久間「すごいですよね。でもやっぱり、『けいおん!』と『ぼっち・ざ・ろっく!』で同じバンドだとしても何が違うかなと思った時に、意外と『けいおん!』は陽のバンドだなって」

長谷川「そうですね。だし、やっぱり軽音部っていう感じで、学校の活動の感じがあって」

佐久間「たしかにたしかに。やっぱり陰の部分がしっかりあるのが『ぼっち・ざ・ろっく!』で」

長谷川「そうですね」

佐久間「いろいろな曲の歌詞の中をちゃんと見るとしっかりと暗い部分があるじゃないですか?」

長谷川「そうなんですよ」

佐久間「あれがやっぱり作品の中で、ぼっちちゃんが作詞してるところにつながってるんだなと思って」

長谷川「そうなんですよね。だから本当に音楽チームも、最初歌詞を送ってもらって「後藤はちょっとこんな感じのこと言わないかもしれない」みたいなやりとりをしているみたいで」

佐久間「へ~」

長谷川「しっかりみんなが後藤ひとり像をもって、作ってるんですよ」

佐久間「うわすげぇ!その愛情は胸アツですね!」

長谷川「だから、歌詞書いてる人が曲によって違うわけじゃないですか。でもちゃんと後藤ひとりの歌詞に思えるから、プロってすごいなあと思います」

ほかにも、長谷川が演じたキャラについての話や結束バンドのライブについての話も語ってくれた。そちらについては是非タイムフリーで。

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