給食で苦手な牛乳を残すと食品ロスになりますが、どうしたら解決できますか?

ふらっと こども電話相談室

2024年2月21日放送

TBSラジオで長年親しまれた名物企画「全国こども電話相談室」(1964年~2008年)のコンセプトを受け継いだコーナーです。今回は2023年11月11日(土)に東京・港区のTBS、赤坂サカスで行われた公開収録の模様をお送りしました。回答者の先生は、「毎日小学生新聞」元編集長の木村葉子さん、身長195cmのタレント・副島淳さん、気象予報士の長谷部愛さんの3人です。

向井おにいさん:「ふらっと こども電話相談室~SDGsウィーク公開収録 in 赤坂サカス」。さあ、続いて質問がある人!

会場:はあーい!

向井おにいさん:いいですねえ。じゃあ、3列目の左から4番目、「東京」って書いてるキャップをかぶってる女の子。お名前を教えてください。

― ゆづきです。

向井おにいさん:今日は東京から来てるってことでよろしいのかな?

― はい(笑)。

向井おにいさん:ああ、よかった。東京ってキャップをかぶってくれてますからね(笑)。ゆづきちゃんは好きな教科はありますか?

― 体育と図書です。

向井おにいさん:最近どんな本を読みましたか?

― えーっと、伝記とか、あと少女漫画みたいなのも読みました。

向井おにいさん:漫画も好きなんだ。

― うん。

向井おにいさん:伝記は、誰のを読んだの?

― アンネフランクさんのを読んだり、もう図書室にある本、だいたい伝記は全部読みました。

向井おにいさん:マジですか!? すごいですね。そんなゆづきちゃん、質問を教えていただいてもよろしいですか。

Q. 私は牛乳が苦手です。まわりにも苦手な子が多いです。給食で牛乳を残すと食品ロスになりますが、どうしたら解決できますか?(東京都 ゆづきちゃん 9歳 小学4年生)

(回答した先生)木村葉子さん、副島淳さん、長谷部愛さん

向井おにいさん:牛乳がちょっと得意じゃなくてどうしても残しちゃうけど、やっぱり食品ロスっていうのはちゃんと知ってるのね。食品ロスをなくしたい、これどうしたらいいのかなという質問ですが、木村先生よろしいですか。

木村先生:ゆづきさん、質問ありがとうございます。食品ロスについて考えられるって素晴らしいなって思いました。もったいないなと思ってるんだよね。

― うん。

木村先生:牛乳はちょっと苦手?

― はい。

木村先生:味とかにおいとか?

― そうです。まわりにも同じ理由の子がたくさんいて。

木村先生:そうなんだあ。いつもそれが捨てられちゃう感じなんだね。

― はい。

木村先生:そしたら、友だちと半分こにするとか、牛乳が好きな子にあげるって、どうだろう。

― 一回、先生に言ってみたことはあるんですけど、そういうのは学校であんまりできなかったり・・・。それで解決はどうすればいいのかなっていうことで・・・。

木村先生:ああ、なるほどねえ。先生からだめって言われちゃったんだ。先生はなんでだめだって言うんだろうね。それって聞いてみた?

― ちょっとそれは・・・。

木村先生:そうなんだね。

向井おにいさん:昔の学校だったら飲むまで帰れないとかってありましたけど、そんなことはないの?

― ないです。

木村先生:難しいね、解決方法。でも、食品ロスになってるんだなって気づいてることはすごく大事だと思う。全然そんなの意識しないで捨てちゃうっていうよりも、もったいないなって思うことはすごく大事。でも苦手なのを好きになるってどうしたらいいかなあ。

向井おにいさん:確かにそうですね。副島先生は牛乳が好きだろうなあって勝手に思っちゃいますけど、そんなことないですか?

副島先生:やっぱ、バレます?(笑) あはは。

向井おにいさん:そうですよね(笑)。カルシウムを取ってるなあっていう感じが(笑)。

副島先生:ぼくは先生が許してくれたから、木村先生がおっしゃってたように牛乳係になってました。牛乳が好きだったから。クラスに2人か3人ぐらい牛乳を飲めない子がいて、その子の牛乳を毎日、一日4本、一人で飲んでましたね。先生がOK、いいよって言ってくれたから飲んでて。

向井おにいさん:牛乳ってやっぱりこんなにちゃんと大きくなるんですね(笑)。

副島先生:今、ゆづきちゃんから牛乳っていうワードが出たとき、シメシメ、よっしゃ! と思いました(笑)。ただ、ぼくはトウモロコシが食べられなくて、それをまわりの子に食べてもらうみたいな。苦手なものを交換してクラスのロスをなくしていたんだけど、先生がそこでだめって言っちゃうと、どうするんだろうっていうのがねえ・・・。

向井おにいさん:そういうお話を先生を交えてやってみるっていうのもいいかもしれないですね。もしかしたらぼくらの時代とは違って、コロナ禍の影響で人に分け与えられないっていうのもあるのかもしれないですけど。

副島先生:今、食品ロスをもう9歳、10歳で考える。我々の時代は食品ロスって言葉はなかった。

向井おにいさん:なかった、考えられなかったですね。嫌いなものはそのまま残しちゃうで終わってましたもんね。

副島先生:ゆづきちゃんはこれだけみんなの前で発言できるので、一回クラスで先生とみんなとこの話を取り上げてみるのもいいかもしれないって、聞いてて思った。

― 帰りの会もあるし、あと最近、国語の時間で学級会をやってるから、その話題にちょっと入れてみるもいいかなって自分で今、思いました。

向井おにいさん:すてきですねえ! 長谷部さんはいかがですか、牛乳。好きなもの嫌いなものってみんなそれぞれ一個ぐらいはあると思うんですけど。

長谷部先生:私も副島さんと同じで、友だちからもらうくらい牛乳が好きだったんです。私の学校も飲めなかったらあげてもいいよっていうことだったから、私も2本飲んでたんです。ただ、私のお母さんは牛乳を飲むとおなかがごろごろしちゃうのね。たぶんお友だちにも牛乳が体に合わないっていう人がいると思うんですね。だからそういう子は牛乳を何かほかのものにできたらいいなって。それは大人がやるのことなのかもしれないけど、みんなでお話し合いをして、例えば豆乳とかアーモンドミルクとか今はいろいろなミルクが出てるので牛乳をそれに替えれば、きっとみんなで給食の時間を楽しくできるんじゃないかな・・・っていう夢をちょっと今、思いました。

向井おにいさん:そうですね。ゆづきちゃん、食品ロスっていう観点で先生と一緒に話すってすごく大事な意味のある時間だと思うので、ぜひ国語の時間だったり、みんなで話せる時間にこの話題でしゃべってみてください。

― はい!

向井おにいさん:ゆづきちゃん、ありがとうございました。

― ありがとうございます。

(回答者プロフィール)
木村葉子さん 1990年、毎日新聞社に入社。記者として様々な現場取材を担当したのち、子ども向けニュース雑誌「Newsがわかる」の創刊に携わりました。2021年4月から「毎日小学生新聞」の編集長を2年間務め、現在はカスタマーリレーション本部・本部長。
副島淳さん 父はアフリカ系アメリカ人、母は日本人で、195センチの長身とアフロヘアがトレードマーク。学生時代はバスケットボールに熱中し、インターハイにも出場。大学卒業後は舞台やモデルの世界に飛び込み、現在は明るいキャラクターを活かしてテレビのリポーターや俳優として活躍しています。
長谷部愛さん 2012年に気象予報士の資格をとり、現在、TBSラジオやYahoo!の動画サイトで天気の情報を伝えています。大学の特任教授として、有名な絵画やアニメ、マンガに描かれた天気を読み解く授業も行っています。著書は「天気でよみとく名画 フェルメールのち浮世絵、ときどきマンガ 」(中公新書ラクレ)。 

パンサー向井の#ふらっと
放送局:TBSラジオ
放送日時:2024年2月21日 水曜日 8時30分~11時00分
公式Twitter

※該当回の聴取期間は終了しました。

東急のDXの取り組みとは?

株式会社L is Bの代表である横井太輔氏がパーソナリティを務めるラジオ番組

「L is B presents 現場DX研究所」(文化放送 毎週月曜日20:00~20:30)

5月20日放送には、「東急株式会社 URBAN HACKS VPoEの宮澤秀右氏をお迎えし、力を入れる取り組みなどについて詳しくお話いただいた。

松井佐祐里アナ(パーソナリティ)「まずは、企業プロフィールをご紹介させて頂きます。東急株式会社は 交通事業、不動産事業、生活サービス事業、ホテル・リゾート事業を事業分野とする東急グループの中核企業です。“まちづくり”を事業の根幹に置きつつ、 長年にわたって、東急線沿線を中心としたお客さまの日々の生活に密着した、さまざまな領域で事業を進めています。そして2021年、東急線沿線の顧客とビジネスのために、徹底した顧客視点でグループを横断するサービス開発、体験設計を実行するプロセス・組織体制“URBAN HACKS”を発足させました」

L is B代表・横井太輔氏(パーソナリティ)「URBAN HACKSとはどういう意味ですか?」

東急株式会社 URBAN HACKS VPoEの宮澤秀右氏「URBANというのは都市。HACKSというのは、技術を使って何か便利なものを作り出すっていう意味なんです。URBAN HACKSというのは、まち作りのDXを推進する組織という意味でこの組織にこの名前をつけさせていただきました。」

横井「今取り組んでいらっしゃるお仕事は具体的にはどんなものになりますか?」

宮澤「東急がしっかりとした地盤で沿線のお客様にリアルのビジネスを中心とした体験価値を提供できてきたこの100年間で、これからの100年間デジタルを使ってどういうふうにお客様に、便利な体験を提供していくかっていうところを考え始めました。そのことにおいての重要なポイントというのがやはりソフトウェアの技術をどういうふうに使っていくかということ。我々の今の組織が主にやっていることは、ソフトウェアの開発になります。最先端のソフトウェアの技術を使って沿線を中心としたお客様の暮らしをどういうふうに便利に豊かにしていくかっていうことを突き詰めていく組織なんですね」

横井「次の100年の礎を、ソフトウェアを踏まえて作っていくお仕事ですね」

松井「今力を入れている取り組みは何ですか?」

宮澤「東急の沿線を中心としたお客様の体験価値を向上させていくというところに力を入れています」

横井「詳しく教えてください」

宮澤「我々は、東急線アプリというアプリケーションを提供しています。例えば、バスに乗る時に、もう既に家を出る前から今バスがどこを走ってるのかがわかるようになっています。デジタルITが世の中に現れたことによって、お客様に対する便利さを提供できるようになってきたんですよね。これは世の中全体で起きていることで、我々東急だけがやってることではなく、いろんなデジタルの会社がそういったビジネスを展開しています。その中で今までリアルを中心とした鉄道、不動産みたいなものを東急が提供できてきたんですけど、世の中のそういったお客様の便利さを我々も追求していく必要がある。そのために我々も自分たちのリアルで提供しているもののサービスをデジタルを融合させることによって、どういうふうに価値を向上させていくかということをやっていかなきゃいけないということなんですね」

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