見取り図『第59回 上方漫才大賞 奨励賞』受賞後の心境を語る

毎週水曜 24:00~25:00に放送中の『スタンド・バイ・見取り図』。

先週末に開催された、第59回 上方漫才大賞にて、見取り図が奨励賞を受賞しました!おめでとうございます!!

上方漫才大賞といえば、最も歴史のある漫才の賞レースであり、名だたる漫才師の皆さんがノミネート・受賞されてきた由緒ある大会です。吉本においては、M-1が始まる以前までは上方漫才大賞出場だけが “グリーン車確定” とされていたくらい、評価軸として重要視されていたとのこと。

権威ある賞レースで、この度見事入賞できた見取り図ですが、奨励賞受賞に至るまでは、様々な葛藤があったようです。

盛山「漫才もういいかなと思ってた。自信もなくしてた。」

見取り図にとっての上方漫才大賞は、長きにわたって挑戦し続けてきた(強いられてきたと言っても過言ではなさそうな)大会でした。結成10年以内で受賞できる新人賞は2回ノミネート、奨励賞においては5年連続5回ノミネートとなり、念願かなっての今回の受賞。(吉本主催は除いて)コンビにとって賞レース初戴冠となりました。

盛山: 正直、めちゃめちゃ嬉しかったよな

リリー: 嬉しかったよ、めちゃめちゃ。なんか生きた心地がしたよな、呼ばれた瞬間に

盛山: ほんとに最近まで「漫才もういいかな・・・」ぐらいに思ってたんですよ。もう賞も取ったことないし、コンプレックスやし。M-1の競技漫才も終わって、なかなかネタもできないじゃないですか
※)見取り図は2022年がM-1ラストイヤーでした

リリー: 簡単じゃないよな

盛山: なかなかしんどい。で、2桁ステージとかよくやってたんですよ僕ら。毎週末1日10ステージとか11ステージとかね

リリー: うんうん

盛山: で、もう2桁ステージは精神的に無理だって伝えたんですよ

リリー: 多くても7ステとかな

盛山: そしたら、きれ~いに、ギリギリの9ステージ入ってるんですけど(笑)

リリー: イタチごっこやな(笑)

盛山: ほんとに漫才がもういい、というよりは僕の中で自信もなくしてたというか、漫才がしんどいことだったんですけど、この奨励賞いただけたことで復活したね

リリー: そうやね

芸歴がつみかさなっていくごとに、いろいろなことが頭をよぎって増え続けるプレッシャー。普段の劇場出演時でも、出番前の舞台袖では緊張で足が震えていると語った盛山さん。多忙を極める中でも、自身のメンタルとの戦いながら、漫才と向き合ってきた日々でしたが、今回の受賞は相当精神的な励みになったようです。

盛山: 俺の傷ついてた漫才メンタルに、ベホイミくらいはかけてもらって、治癒できたかなと

リリー: 早めに大賞も取らんと、また・・・?

盛山: 大賞も早めに取らんと、また俺のHPがゼロに・・・

リリー: ちょ、ややこしいて(笑) めちゃくちゃ大変やん!大賞なんてムズいぞ~

盛山: ほんまにね、足の震えがバレないようにね、漫才中は左手で太もも付け根をずーっと抑えてたんですけど、これで半年~1年くらいは大丈夫です

リリー: (効力が)短えよ、奨励賞って人生で1回取るか取らんかよ?

盛山: ほんまにコンプレックスだったんです。大阪人やからってこともあるんかな、関西の賞レースもなんにも取ったことない。M-1もとってない。じゃあ何をするかというと “無冠の帝王” っていうのを自分で言い出すっていうね

リリー: 人が言うやつや

盛山: “無冠の帝王” って、人から言われるものなんですよ。でもそれを自分で言うっていう、ツラい立ち回りをするしかなかったんです

「今回奨励賞が取れなかったら漫才やめてた(!)」とまで語った盛山さん。この勢いのまま、ぜひ大賞までアグレッシブに狙っていただきたいですが、まずは漫才メンタルの治癒に専念していただきたいですね・・・

リリー、盛山とは別の負けられない戦いが、そこにはあった

無冠の漫才師であることにコンプレックスを感じ、極限状態だった盛山さんとは打って変わって、リリーさんには別の負けられない戦いがあったようです。

見取り図と同じく奨励賞にノミネートされていたコンビ、ヘンダーソンの子安さんは、周りの芸人がびっくりするくらいの激ヤバエピソードの宝庫とのこと。

この春から東京進出し、都内散策として自宅から遠い赤坂まではるばる自転車で訪れたそうで、オールスター感謝祭でもおなじみの “心臓破りの坂” を自転車で爆走してやろうと挑んだところ、警備員に止められて怒られたそうです。

リリー: それで『東京おかしいやろ!!』ってひとりで怒ってたんやけど

盛山: え、やっば・・・

リリー: やばいやろ!?それで「怖っ!」ってなって

盛山: あそこTBSの敷地ですよね?

リリー: で、子安に「気持ちはわかるけど、警備員が怒るってことは、ルール的にダメなんやろ」って諭したら、『いやちゃうやん、心臓破りやで?』って言ってて、意味わからんやん?

盛山: ほんまやな、完全に何かアカンもんやってるなぁ

一度思い込んだら暴走してしまいがちなヘンダーソン・子安さん。リリーさん以外からも説得されるも、何を言っても『いや、心臓破りやで?』と連呼し、周囲を戦慄させたということがあったそうです。

リリー: だから『奨励賞は、見取り図です』って呼ばれたときに、奨励賞が取れたことプラス、“子安に負けなかった” ってことでめっちゃ嬉しくて

盛山: (笑)

リリー: よっしゃー!!ってなって

盛山: こんな支離滅裂なやつに

リリー: そうそう、こんなヤバい奴に負けたら、それこそ引退やって思って

その他受賞の最中、リリーさんがステージ上で後方のノミネート陣を煽っていたところ、なぜか何の煽りもしていない盛山さんの首を子安さんが絞めてくるなど、エピソードは尽きないようでした。

結果、リリーさんにとっての静かなる戦いも無事に制することができ、見取り図にとっては大安泰な賞レースとなりました。改めて、本当におめでとうございます!

正式始動!リリーの尿酸値チャレンジ

先週ネタバレしつつも、ほんのり始動した『リリーの尿酸値チャレンジ』ですが、今週から正式始動することになりました!

TBS『ジョンソン』の企画で健康診断をしたところ、一般成人男性の平均尿酸値5.8を大きく上回る、8.5を叩き出したリリーさん。いつ通風を発症してもおかしくないこの不健康な状態を脱するべく、本放送回から3ヶ月の間で尿酸値を下げてもらいます。

尿酸値が7を超えると、通風や糖尿病に疾患する危険性があるということで、目標値は 6.9

3ヶ月後の測定結果に応じて下記のような罰ゲーム&ご褒美が用意されております。

  • 6.9を切れなかった場合 … 10万円分の番組グッズ制作費をリリーが自腹
  • 6.9以下で達成した場合 … 盛山と番組で5万円ずつ番組グッズ制作費を支払い

さらに、一般成人男性の平均尿酸値5.8を下回っていた場合、大ご褒美・盛山さんによる民間の竜宮城がTBSラジオのスタジオに開設されます!

リリーさんが大好きな、美味しい魚卵とお酒をしこたま用意したおもてなしはもちろん、鯛やヒラメのように盛山さんがコンテンポラリーダンスを舞い踊ります。さらにはコンパニオンさんにも来ていただき、大宴会会場と変貌したラジオブースから番組をお届けします。

リリーさんは通風を回避して健康体になれるのか!? 乞うご期待!

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「何の努力もせんでも儲かりますよ、円安なんだから」上場企業の7割120社が増益

5月2日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、木曜コメンテーターで京都大学大学院教授の藤井聡氏と寺島尚正アナウンサーが、上場企業の増益に関するニュースについて意見を交わした。

藤井氏「可能な限り、トリクルダウンをしてもらいたい」

1日までに発表された2024年3月期決算を集計したところ、7割に当たる120社が増益となった。増益社数の比率は過去10年で2番目の水準で、好業績企業の裾野が広がっている。

純利益が増えた企業の比率は前の期比14ポイント増の69%と、22年3月期(73%)以来の高水準となった。行動制限や半導体不足といった新型コロナウイルス禍に伴う制約がなくなり、鉄道や空運、食品、機械など幅広い業種で増益企業が増えた。

寺島アナ「上場企業の業績が好調だというデータがでてきましたね」

藤井氏「上場企業って何社あるかっていったら約170社ですよ? 日本の企業どんだけあると思っとんのやと。こんな一部の話はどうでもええとは言わないが、大半の国民は無関係ですよ」

寺島アナ「そうですね、東証プライム上場する173社ですからね?」

藤井氏「そうですよぉ。何の努力もせんでも円安になっただけで。何度も言いますが、2割円安になったら2割総売りが上がるんですよ。総売りが上がる一方で、国内の物資の調達費は一定だからね? すぐには変わらないから、だから原価はほとんど一緒でしょ? で、総売りだけが伸びるでしょ? そしたら2割総売りが伸びたら、純利益は2倍とか3倍とか4倍とかになるんですよ。だからそりゃあ儲かりますよ、円安なんだから」

寺島アナ「だからここだけ見てちゃダメだっていうことなんですよね」

JR東日本、JR西日本、JR東海の3社の純利益合計は前の期比7割増えた。 JR東海はインバウンド収入が新型コロナ禍前を86%上回った。JR東海は「(今期も)この勢いは衰えない」と話す。

円安も輸出企業を中心に利益を押し上げた。日米金利差を背景に対ドルの平均レートは前の期比9円円安の145円と約34年ぶりの円安水準となった。輸出採算が改善したり、外貨建て取引の差益が膨らんだりした。値上げや訪日客需要の取り込み、為替の円安などが利益を押し上げている。

藤井氏「こうやって輸入企業だとかインバウンド企業が儲かってきてるんですから、まぁ起こらないですけど、可能な限りトリクルダウンなるものを若干だけでもしてもらいたいですね」

寺島アナ「滴り落ちるようにと?」

藤井氏「あんま落ちないんですけど、できるだけ落としてほしいですね」

寺島アナ「まぁ、だって滴り落ちなかったら価格転嫁もできやしないぞ、っていうような苦しい経営をずっと続けなくてはいけないっていう状況が続くわけですものね?」

藤井氏「これが上場企業の場合は株主資本主義なんて最近は言いますけど、株主の配当金の中にダァーッと流れていくんですよね。で、株主の配当金を出してるのは誰かといったら外国人の投資家だとか、要するに大金持ちだけですからね。この増えた分が大金持ちに回る構造があるんですよ。これをちゃんと賃金だとか取引先に対して豪気にお金を使っていくようにしてくりゃあいいんですけど、トリクルダウンさせないでトリクルアップさせている状況ですな」

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