俳優の鈴鹿央士と映画監督の前田 哲が、映画『ファーストボイス』に込めた想いや撮影現場でのエピソードなどを語った。
ふたりが登場したのは、10月2日(金)からスタートしたJ-WAVEの新番組『FRIDAY SPARKLE』(ナビゲーター:LiLiCo)内、ゲストと軽やかでカジュアルなトークを繰り広げるコーナー「SKECHERS TALKIN' WALKIN'」だ。
『FRIDAY SPARKLE』は「東京のランチタイムを、もっとポジティブに!」をコンセプトに、LiLiCoの圧倒的な明るさとポジティブマインドで、午後の仕事や家事をもうひと頑張りしたいと考えるすべての人々の背中を押していくプログラム。
お気に入りの散歩コースと京都での思い出
『FRIDAY SPARKLE』の初回放送となる10月2日(金)のゲストとして登場した鈴鹿央士と前田 哲監督に、ナビゲーターのLiLiCoはまず、「平日に六本木に来ることはありますか?」と質問を投げかける。
鈴鹿:僕はあまりないです。お仕事のときくらいかな。
LiLiCo:そうなんですね。前田さんは?
前田:観やすいというか来やすいのもあって、六本木ヒルズの映画館に行ったりしますね。
LiLiCo:お散歩とかはされたりしますか?
鈴鹿:しますね。
LiLiCo:お気に入りの散歩コースはありますか?
鈴鹿:僕はロンドンのちょっと北側にある、リージェンツ・パークが好きです。
LiLiCo:リージェンツ・パークの、どういうところが(好き)?
鈴鹿:落ち着いていて、動物園や丘があったりして、その丘からロンドンの街を一望できて、ベンチに座ってボーっとするのとかも好きです。
LiLiCo:今、何となくイメージで秋がいいんじゃないかなと思いました。
前田:ちょうど(鈴鹿が)ロンドンに行かれているとき、僕、すれ違いだったんですよ。
LiLiCo:監督もリージェンツ・パークに行ったんですか(笑)?
前田:いや、リージェンツ・パークじゃなくて(笑)。(2023年公開の)『ロストケア』という、央士くんが出てくれている映画を各地で上映するときに、ちょうどすれ違ったんですよ。
LiLiCo:そうですか。監督のお気に入りは?
前田:僕は、京都で撮影しているときに央士くんとお散歩デートをして美術館に行きました。
LiLiCo:それ、本当……?
鈴鹿:本当です(笑)!
前田:嘘ついてどうするんですか(笑)。
LiLiCo:あはは(笑)! でも、一緒にお散歩をしておしゃべりするのもすごく素敵な時間でしょう?
鈴鹿:はい。撮休のときでしたね。
前田:そう、撮休の日に一緒に京都芸術センターに行ってね。央士くんはアートが大好きなので、それで「ランチでも食べようか」って一緒に行くことになったんですよね。
LiLiCo:素敵。今度、私とも散歩してください!
台本を読んで「人に届く映画になる」と感じた
オンエア日の10月2日(金)は、前田監督の最新映画『ファーストボイス』の公開日。鈴鹿も出演する同作は、実際の裁判である「福岡セクシュアル・ハラスメント裁判」から着想を得て制作されたフィクションだ。前田監督は次のようにストーリーを説明する。
前田:日本中が好景気に沸いていたバブル絶頂期の1989年、働く女性は“結婚までの腰掛け”だと、多くの人から思われていた時代。日本で初めて「ハラスメント」が“事件”となり、この裁判をひとつのきっかけとして、国は法を改正。社会の常識とルールは大きく転換していったが……。その裁判の弁護士を綾瀬はるか、原告をファーストサマーウイカ、そして綾瀬のもとで働く新人弁護士を松本穂香が演じます。
LiLiCo:ありがとうございます。鈴鹿さんの役どころを教えてください。
前田:秘密です。
LiLiCo:あははは(笑)!
鈴鹿:言わせてください(笑)。
LiLiCo:めっちゃ大事な役どころだから!
前田:キーパーソンですね。
鈴鹿:ハラスメント裁判の原告、ウイカさんが働いていた出版社に、バイトで入っていた男性の役です。
LiLiCo:今、監督からもありましたけど、本当にキーパーソンですね。
前田:そうですね。僕にとってもキーパーソン、映画にとってもキーパーソン。
LiLiCo:観に行くみなさん、特に男性の方は共感できるところがいっぱいあるんじゃないかと思いますが、鈴鹿さんは最初に台本を読んだとき、どう思いましたか?
鈴鹿:今もありますが、その時代にある常識や社会の当たり前みたいな、そういうものに対して違和感を覚えた人が、まっすぐ自分たちの声を上げに行く姿はすごくかっこいいなと思いました。観ると勇気をもらえたり、人に届く映画に絶対なるだろうなと感じたので、そこに少しでも関われるのがうれしいな、というのは最初に思いましたね。
LiLiCo:鈴鹿さんはもう、“前田 哲ファミリー”ですね。
前田:僕としてはそう思っていて、もう央士くんはお守りみたいな存在です。央士くんが現場にいるだけで、僕はすごく安心してほかの俳優さんに向き合えるところがあるんですよね。
LiLiCo:監督は今までも『ロストケア』など毎回、本当に難しいテーマをエンタメにしてくれるなと思っていますが、今回の現場はどうでした?
鈴鹿:前田さんはずっと一緒だけどスタッフさんが違うので、『ロストケア』とも『花まんま』ともまた違う感じでした。今回は、綾瀬さんとウイカさんと松本さんがすごくいいわちゃわちゃ具合で、それを頑張ってまとめている前田さんがいらっしゃいました。
前田:その3人のトライアングルがうまくまとまっていましたね。
鈴鹿:でも、それを前田さんが指揮していた。
前田:いやいや、指揮されていたかも(笑)。
LiLiCo:そっちだと思う(笑)。
時代が変わっても小さな“ボイス”に耳を傾けてほしい
写真撮影を趣味とする鈴鹿。『ファーストボイス』の撮影現場でもカメラを手にしていた、と前田監督は振り返る。
前田:フィルムカメラで、よく撮影中に撮影していました。
鈴鹿:現場のスチールというか、現場写真をよく撮っていて……。
前田:なかなか素敵ですよ。いつか写真展を開くんじゃないかな?
LiLiCo:やりそう! 普段は何を撮影しているんですか?
鈴鹿:ふたりで散歩に行ったときは街の風景を撮りました。(普段は)建物の窓から見える景色や光、影などを撮っています。
前田:本当にいい写真なんです。
“ハラスメント”や“裁判”という難しいテーマを題材にした映画『ファーストボイス』。前田監督は“痛快リーガルエンターテインメント”として昇華するにあたり、どのような想いで作品作りに取り組んだのだろうか。
前田:やっぱり多くの人に観てもらいたいので、エンタメにするというのはいちばん(よい方法だと思った)。他の映画もそうですが、実話を映画化することが多いので「ただ単に事実を伝える」ということよりも、みなさんが知っているようで知らない事件や出来事にあらためて注目してほしいと考えています。特にこの問題は、まだ続いていることだと思うので……。
LiLiCo:映画を観ながら、(1980年代当時に)カラオケで歌っていた曲とか、あの場所のにおいとか、そういうものも思い出しました。ウイカさんの演技も本当に素晴らしくて、自分もものすごく共感して爽快な気持ちになりましたし、現代でも「みんなの声を聞かないといけない」ということも大事だと思いました。
前田:そうなんですよ。タイトルに“ボイス”とありますが、小さな声をちゃんと耳に入れることが大切ですよね。そこからどう行動するかはそれぞれ違うと思いますが、何かそういうふうに思ってもらえれば、社会が変わっていくんじゃないかなと思っています。
LiLiCo:変わります! 映画のパワーはすごいです。最後に鈴鹿さん、リスナーのみなさんへメッセージをお願いします。
鈴鹿:本日から映画『ファーストボイス』が公開されたので、ぜひぜひ劇場へ足を運んでください。お願いします。
『ファーストボイス』の詳細は映画公式サイトまで。
鈴鹿央士の最新情報はFOSTERの公式サイトまで。
『FRIDAY SPARKLE』のコーナー「SKECHERS TALKIN' WALKIN'」では、ランチ中に隣の席から聞こえてくるような、軽やかでカジュアルなトークをLiLiCoとゲストが繰り広げる。放送は金曜の12時10分ごろから。