全身浴がブームで半身浴って意味がない? 医師が回答

ニッポン放送「草野満代夕暮れWONDER4」(6月24日放送)で、半身浴に関する質問に対し、医師が回答した。

 

番組リスナーの入浴に関する質問メールを紹介した。

『20代前半から、ずっと半身浴を続けています。お風呂の話になったとき友達から「結局、肩までつかる全身浴が一番いいって話だよ」「半身浴は意味ないらしいよ」と言われました。確かに、そういった話をネットなどでも見かけたことがあります。これは本当ですか?わたしの10年間は、無駄だったのでしょうか?ふやけたマンガ、汗を流して聞いたラジオと音楽。意味がなかったのでしょうか?』(上尾市 ラジオネーム:スッキーリ 女性 32才)

これに対して医師が回答した。

「半身浴は意味がない?これは全身浴とくらべて効果が劣る、または半身浴が何の効果も無いという事でしょうか?決してそんなことはありません。

半身浴とは体半分を湯舟につける入浴方法ですので、血液・リンパ液循環により十分に体が温まるまでには時間を要しますが、体の芯から温まる事となりますので全身浴にも劣らない効果が期待できます。体を温め、抹消循環を良くし、汗を十分かくことにより、体内に蓄積された老廃物や毒素を排出するデトックス効果や美肌効果、冷え性やむくみの改善にもつながります。特に高齢者にとっては、全身浴に比べ水圧による心肺機能への負担が少ないのでおすすめです。

半身浴は38-39度、少し温めのお湯で、額にうっすらと汗をかく20-30分ぐらいの時間で行う事がベストでしょう。上半身が冷えやすい場合は、全身浴とあわせたり上半身を、乾いたタオルで覆い冷やさない事が大切です。私自身、温泉やお風呂が大好きで半身浴は日常的に行っており、効果を十分実感しております」

 

 

草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜16:00-17:40

radikoのタイムフリーを聴く

この記事を読む