STVラジオ『MUSIC☆J』。'70~'90年代の日本の曲・日本語のpopsを中心に、洋楽や最新ナンバーも織り交ぜて、イントロからエンディングまでノーカットでお届けする3時間のライブ・プログラムです。ポプコン出身のシンガーソングライター・松崎真人が、自らの経験と知識に基づいた音楽トークとともにお届けします。(文中敬称略)
松崎:作詞が竜真知子と杏里、作曲がなんと若き日の小林武史、アレンジが佐藤準です。
M06「思い切りアメリカン/杏里」【18:26頃】
松崎:もとより、天才・小林武史の作品ですが、きっとこの時、アレンジャーの佐藤準と仕事をしたことは、その後すごく役に立ってるんじゃないかと思います。…いま思えば、ちょっとタイトル意味不明の「思い切りアメリカン」でした。(CMを挟んで…)
松崎:小林武史案件を続けますが、作家(作曲家)として恐らく最大のヒット曲だと思うんです。プロデューサーとしての「My Little Lover」とかは別として。で、最初に解説をしますと、曲には「Aメロ」「Bメロ」と言うのがあって、Bメロを普通「サビ」って言うんですけど、それ以外に新しい展開で「Cメロ」というのが出てくることがあって、Cメロは別名「大サビ」って言ったりもします。
松崎:この曲がとっても珍しいのは、ずっとずっと3分くらい後に出てくる「大サビ」のコード進行がイントロに使われてるんです。このアイデアは当時、僕はビックリしました。改めて、そんな風に聴いてみて下さい。「♪思い出が星になる」のところがイントロに使われています。
M07「あなたに会えてよかった/小泉今日子」【18:32頃】
松崎:ベースがブイブイ鳴ってる割に、小泉今日子の声を邪魔していないと言うのと、そのベースをさらにバリトンサックスがなぞってるんです。けっこう低音のズシッとしたサウンドなんです。ところどころに逆回転のストリングスとか中期ビートルズの風味をパラパラとかけてる辺りもオシャレですね。やはり同じ大ヒット曲でも、何度聴いても飽きない曲には、そういう隠し味というか、新しい発見が何度聴いてもあるんだなと言うことを、この曲に関してはいつも思わされます。
radikoタイムフリーで、何度でも聴いてみて下さい。自分なりの発見があるかも知れません。「今宵の一曲入魂」は、写真に使われた村田和人。