『文学のトリセツ』著者から聞く、桃太郎の格差社会やフェミニズム視点での捉え方
TBSラジオで平日15時30分から放送中の「ACTION」。木曜パーソナリティは、羽田圭介さん。
9月3日(木)のゲストは、上海のインターナショナルスクールで文学教師をされている小林真大さん。小林さんが出された著書『文学のトリセツ-「桃太郎」で文学がわかる!』は、童話・桃太郎を通して文学批評を解説しています。今日はそういった視点で桃太郎を読み直すとどうなるのかを羽田圭介さんがお伺いしました。
羽田:文学の批評って書評や感想とはどう違うんですか?
小林:批評って私たちが当たり前だと思う考え方に疑問を投げかける役割があると思います。私たちは言葉をコミュニケーションの道具だと思っていますが、実は言葉って私たちの価値観と強く結びついているんです。たとえば、「怒りのあまり吠えまくる」という言葉があり…