【ラジオな人】祝45年目!MBSラジオ名物番組『ありがとう浜村淳です』映画、音楽、時事ネタを語り続ける浜村淳さん【前編】

今年4月で45年目を迎えた番組『ありがとう浜村淳です』。番組のパーソナリティを務める浜村さんがスタジオに到着するのは、なんと朝の6時頃。テーブルには当日に発行された新聞が並べてあり、その新聞記事にまず目を通します。8時台に放送されているコーナー『今朝の新聞から』では、ホットなニュースをピックアップして紹介。もちろん普通に読むのではなく、関西訛りにダジャレや比喩を交えながら…浜村節全開です。

ということで、大阪・MBSラジオで月曜~土曜の毎朝8時から放送されている番組『ありがとう浜村淳です』で、音楽、映画、時事ネタを語り続ける浜村淳さんにインタビュー! 石原裕次郎さんやアラン・ドロンさんといった大物ゲストとの思い出話から、学生時代から司会業の経験を積んだジャズ喫茶「ベラミ」のことなどを語っていただきました!

――新聞の記事では3行ほどでも、浜村さんは大いに話を膨らませますよね。

“話を膨らませる”というと響きが良いけど、無駄話をしてるだけですよ(笑)。アナウンサーは原稿通りにニュースを読みますが、パーソナリティはそうはいきません。

――新聞の記事には、赤鉛筆と青鉛筆で線を引かれますが、色を分けるのはなぜですか?

同じ話題でも、話の内容を変える部分が分かりやすくなって語りにメリハリがつくんです。作家の司馬遼太郎さんは下書きをした後に、様々な色鉛筆を使って訂正をしていたらしいんですけど、僕は司馬さんには及びません(笑)。

 

番組の特製ボード。ここに紹介する新聞記事を貼ります。次に紹介する記事も一目で分かって、便利なのだそうです。

 

俳優から歌手まで、さまざまな方がゲスト出演。生放送中に突然入ってくる大物も!?

――ゲストコーナー『朝からようこそ』では、俳優から歌手まで、毎日さまざまな方をお迎えしていますが、浜村さんは昔の出来事や人の名前も本当によく覚えていらっしゃいますよね。

俳優さんの名前はある程度は覚えてますね。ただ、記憶だけに頼ると間違えることがあるので、調べられる限りは調べます。毎日放送には百科事典や人名辞典も揃ってますし、今の時代パソコンやスマートフォンで何でも調べられますからね。

――中でも、特に忘れられない出来事はありますか?

その昔、石原裕次郎さんをお招きしたときのことです。出番まではまだ時間があるのに、急に石原さんが放送中のスタジオに入ってきたんです。僕の背後に立って両肩に手を乗せて「しばらくでした!」と驚かせてきました。リスナーには彼が出演することは伝えてなかったので、ラジオを聴いていた方から「今のは石原裕次郎さんの声では?」といった問い合わせの電話がたくさんありましたね。

また、イタリアの女優ソフィア・ローレンさんが来日したときも新鮮でした。彼女は毎日放送でラジオとテレビの両方に出演する予定でした。ローレンさんの夫は世界的に有名な映画プロデューサーのカルロ・ポンティさんで、二人は離れていても電話でよく夫婦喧嘩をしてたそうなんです。当日も機嫌が悪かったんですが、ラジオ出演は問題なく無事に収録ができました。テレビ収録ではローレンさんに大阪名物きつねうどんを食べてもらう…というしょうもない企画に出演してくださり(笑)。さすがに女優だけあって、快く食べてくださりました。
収録日、彼女は胸元がV字に開いたドレスを着ていたんです。僕は「彼女のバストは96㎝なんです!」と言って隣に座るローレンさんのバストを覗き込もうとした途端、彼女がいきなり立ち上がって、「立ちなさい!」と僕に言ってきたんです。その瞬間スタジオは凍りつき、僕は直立不動に…。彼女は「立ったら(私のバストが)もっとよく見えるでしょ(笑)?」と言ってくれたのは忘れられませんね。

――粋ですね!

彼女の主演映画『ガンモール おかしなギャングと可愛い女』が公開された時なので、およそ40年前の話になりますね。その3年後、ローレンさんは映画『リベンジ』のプロモーションで再び来日しました。大阪・中之島のグランドホテルで記者会見があり、バストの件で注意されたことを聞いてみたら、彼女覚えていてくれて。「よく覚えてます。あれから3年が経って、私の胸は萎みました。」と言ってました(笑)。

アラン・ドロンさん、蒼井優さん、八代亜紀さんなど、ゲストとの思い出話が盛りたくさん

――ゲストを迎える時に心がけていることはありますか?

初対面を感じさせないように、出演作品や過去の仕事などをできるだけ頭に入れておきますね。昔、フランスの映画俳優のアラン・ドロンさんをお迎えした時があり、事前に過去の出演作品を調べました。『お嬢さん、お手やわらかに!』が公開された時は、「あなたの真似をして金のネックレスをつけました!」と言ったり、『あの胸にもういちど』が公開された時は、劇中ハーレーダビッドソンのバイクで走り回っていたのを見て、「僕もあなたの真似をしてハーレーダビッドソンに乗ったんです!」と伝えたりしました。もちろん乗ってないですよ(笑)。すると場の空気がほぐれて、ドロンさんも大喜びで感謝してくださりました。

また、ドロンさんから「あなたが掛けている眼鏡のフレームは、顔に似合わない。僕はフランスで眼鏡のフレームを作る会社を経営してるんだ。君の顔にピッタリのフレームを作るから、住所氏名を書いて秘書に渡しておきなさい」と言われたことがあります。記者会見が終わった後に再び僕のところにやってきて、「住所を書いてくれたかい?」と念をいれて確認してきたんです。僕は住所氏名を書いて、秘書に渡しました。あれから20年、彼からは何にも送られてこなかったです(笑)

――そうなんですか(笑)。笑い話にはなりますね。

その後に、パトリス・ルコントというフランスの名監督にお会いしました。監督にドロンが眼鏡を送ってこない件について話すと、監督がニコッと笑って「あの男は、口だけだよ」と教えてくれました(笑)。

――毎日、さまざまなゲストをお迎えされてますが、浜村さんから新人の俳優を見て「この人は売れる!」と感じることはありますか?

映画『フラガール』を観た後に蒼井優さんにお会いして、「この子は絶対に伸びる」と確信しました。自分の意見をしっかり持ってますし、話しっぷりも違いましたね。質問に対して「はい」「そうですね」と反応するだけでなく、伝えるべき内容をしっかり持っていると思います。普段からきちんとコミュニケーションを取っている感じがありますね。
あと印象に残っている話としては、蒼井さんは子どもの頃、夏になると毎年大阪のおばあちゃんの家に行くそうなんです。近所の銭湯に行って湯上がりに冷たいミルクを飲むのが楽しみだったとのこと。他にも、菅田将暉さん蓮佛美沙子さん三浦春馬さん山崎賢人さんも、若いのにしっかりしていると思います。

――若手の演歌歌手の皆さんもたくさん出演されますが、歌手の場合も「この人は売れそう」という雰囲気はありますか?

歌手は分からないんです。ヒットソングが出るか出ないかで、随分違いますし。ただ、どことなく華があったり、歌唱力を持っていたり…など、その辺りは何となくわかりますね。予想はある程度当たりますが、あまり確信はないです。八代亜紀さんですら『なみだ恋』のヒットが出るまでは苦労してましたよね。苦労を恥ずかしがって秘密にするよりは、思い切って言ってくれると、頑張ってきたことも伝わりますから。

 

MBSラジオにはおしぼりが完備。ゲストに差し出したり、スタッフが使ったりと、自由に使えるようになっています。

 

―― 後編はこちら

番組概要

■放送局:MBSラジオ
■番組名:『ありがとう浜村淳です』
■放送日時:毎週月曜日~土曜日 8時~
■番組サイト:https://www.mbs1179.com/arigato/

出演者プロフィール

浜村淳(パーソナリティー、映画評論家)

京都市生まれの京都市育ち。
タレントとしては初めて国立大学(和歌山大学経済学部)の講師として話題となった。
その後、平成6年には追手門学院大学文学部講師として再び教壇に立った。

MBSラジオ『ありがとう浜村淳です』は今年4月、放送開始から45年目に入った。
「さて皆さん」から始まる斬新でユニークな浜村節でリスナーを魅了し続けている。
映画の世界を語らせれば彼の右に出る者はいないと言われるほど映画をこよなく愛している。

インタビュー

やきそばかおる

小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「 I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

Twitter:@yakisoba_kaoru

カメラマン

木村華子

平成生まれ、京都府出身大阪市内在住の音楽好き。まだカメラ歴より楽器歴のほうが長いフリーカメラマン。
関西を拠点に広告や雑誌など、幅広いジャンルで撮影中。
中学時代からラジオっ子。今はradikoを駆使して深夜帯の番組を日中聴くことを趣味にしている。

instagram: @koha85 / twitter: @hanako8985

http://hanako-photo.sakura.ne.jp/

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みんなで“アツい!”をどうにかする新番組 『いま、地球がアツい!』「みなさんと一緒に考えていきたいです」

ニッポン放送で、地球温暖化について考える新番組『いま、地球がアツい!』が4月6日(日)からスタートする。

箱崎みどりアナウンサー

ここ数年の猛烈な暑さ、今冬の大雪、世界各地での山火事、農作物の不作・価格高騰など、地球温暖化の影響が指摘される問題は、深刻な危機として私たちの日常のすぐそこに迫っている。

これに対して、日本では、地球温暖化にまつわる「何が起きているのか?」「どうしたらよいのか?」といった情報や専門家の声、それに立ち向かう企業やJCLP(日本気候リーダーズ・パートナーシップ)をはじめとした企業団体などの様々な取り組み、さらには、地球温暖化の危機感そのものが、あまり伝わっていないのが現状だ。

そこで、この番組では、地球温暖化にまつわるリスナーやゲストからの声を企業や専門家に共有して、地球温暖化の現状や解決策などをアツくお届けしていく。

番組では、「暑すぎて子どもが外で遊べない」「気候が変わって作物に大きな影響が出て困っている」といった困り事や、「これって温暖化の影響?」という素朴な疑問、「暑すぎて大変!どうにかして!」といった愚痴など、地球温暖化に関するリスナーの声をメールで募集する。

パーソナリティは、 気象予報士・二児の母として地球温暖化問題に危機感を抱くニッポン放送の箱崎みどりアナウンサーが務める。

ニッポン放送『いま、地球がアツい!』は4月6日(日)スタート、毎週日曜20時30分から放送。ラジオ放送のほか、翌週月曜日にディレクターズカット版がニッポン放送PODCAST STATIONでも配信される。

■箱崎みどり コメント

私は、ラジオのアナウンサー、そして気象予報士として、日々、番組の中で天気予報をお届けしてきました。しかし、ここ数年の夏の暑さは、今までに例のないものになっています。取材を重ねていくうちに、地球温暖化を、今、何とかしないといけないこと、そして、地球温暖化を何とかしようと真剣に取り組んでいる企業や団体がいることを知りました。

子どもたちが、これからも外で思いっきり遊べるように、未来も地球に住めるように、今、 みんなで“アツい!”をどうにかしましょう! そのために、この番組を通して、みなさんと一緒に考えていきたいです。

【番組概要】
■番組タイトル『いま、地球がアツい!』
■放送日時:毎週日曜日 20時30分~20時40分
■放送スタート:2025年4月6日(日)
■パーソナリティ:箱崎みどり(ニッポン放送アナウンサー/気象予報士)
■番組メールアドレス:earth@1242.com
■ハッシュタグ:#地球アツい
■番組HP:https://www.1242.com/earth
■Podcast: https://podcast.1242.com/earth/

 

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