宮根誠司がABCに帰ってきた!ABCの新旧朝の顔が“ホーム”でしゃべり倒す『おはようパーソナリティ小縣裕介です』

©ABCラジオ

ABCラジオが6月12日からの1週間、豪華ゲストとプレゼント企画でスペシャルな1週間をお届けしている「ABCラジオ交流戦ウィーク」。

『おはようパーソナリティ小縣裕介です』6月14日の放送では、元ABCアナウンサーでフリーアナウンサーの宮根誠司さんがゲスト出演。ABCテレビ『おはよう朝日です』で長年朝の顔を務め、現在も『情報ライブ ミヤネ屋』『Mr.サンデー』などテレビに出ずっぱりの宮根さんは、ABCを退社して来年で20年になるという。番組ではリスナーからのお便りをもとに、宮根さんが独立時の心境を振り返る場面も。

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小縣:お便りをご紹介します。

「今はフリーになって万々歳だと思いますが、アナウンサーになって一番きつかったことってなんですか? ABCを辞めなければよかったと思うことはありますか?」

宮根:万々歳ではないですけどね。アナウンサーってサラリーマンじゃないですか。で、アナウンス部の部会ってあるじゃないですか。その時に、「なんであの部会ってあんねやろ? みんな集まって会議やって……」って、今思えばサラリーマンとして当たり前ですけど。

小縣:当時は「意味あんの?」と。

宮根:意味あんの? と。朝日放送だったらテレビが24時間あって、かける7日間。ラジオがあったらそれがもう一個でしょ。(アナウンス部は)仲間やけど、部の中でも取り合いじゃないですか。でもその人たちは組織で、アナウンス部で部会をやっているっていうのは僕の中では意味が分からへんかって。

で、ポンってフリーになって。今でも覚えてるのは、ABCを辞める3月31日に、ABCの昔の社屋で段ボール箱に自分の荷物を詰めて、裏口をパーンと開けたら春の風が吹いてきた時に「あ、俺ひとりぼっちや」と思って。

小縣:え……そんな感傷的になったんですか!?

宮根:仲間がいなくなったというよりは自分が飛び出したんですけど、ひとりぼっちや……ってなった時に、「アナウンス部とか会社っていいなあ」って、その時に思いましたね。

小縣:組織であり、一見意味ないんちゃうと思われた部会であったり、そういうつながりっていうか。

宮根:今でも読売テレビさんとかフジテレビさんとか行って、良くしてもらいますけど、言うても自分の出身じゃないしホームじゃないから。アナウンス部とかラジオの制作とかテレビの報道とかっていうところを、ふと懐かしく思いますね。

小縣:今日も柴田さん(柴田博アナウンサー)をはじめとして、当時の『おは朝』のスタッフも来てくれてるわけですもんね。

江崎:そうそう。当時のプロデューサーも来てくれてます、今日は。

小縣:これはやっぱりホームだからですよね。

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ABCを離れてもなお、“ホーム”への想いがあふれる宮根さん。番組では、宮根さんのアナウンス部の同僚たちとの関係性を語り尽くす場面や、今年4月に還暦を迎えた宮根さんが考える自身の引き際について、かつて『おはよう朝日です』で宮根さんと共演した番組アシスタントの江崎友基子さんとの思い出話と話題はたくさん。

ABCの新旧朝の顔がしゃべり尽くした番組の様子は、radikoタイムフリー(6月21日28:59まで)とABCラジオのPodcastで聴くことができる。

おはようパーソナリティ小縣裕介です
放送局:ABCラジオ
放送日時:毎週月曜~木曜 6時30分~9時00分
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全国各地で続く“いのちのとりで裁判” 安田菜津紀氏が解説

野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時)。4月16日の放送は、メディアNPO Dialogue for People副代表、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏が全国各地で続いている“いのちのとりで裁判”について話した。

安田菜津紀「全国各地で“いのちのとりで裁判”が続いています」

野村邦丸(パーソナリティ)「命の砦裁判?」

安田「第二次安倍政権下で生活保護の基準が、段階的に大幅に引き下げられました。生活が苦しくなったとしても生活保護につながりさえすれば命はつなげるところだったのが、生活保護の基準があまりにも低すぎて生活保護につながったとしても、人間らしい暮らしができないということで、各地で引き下げに対して、裁判が起こっています。生存権を保障している憲法に違反している、生活保護法に違反していると訴えているわけです。29の都道府県で1000人を超える原告が争っています。今のところ、原告の勝訴が国の勝訴を上回っています。来月には最高裁の弁論が開かれる予定です」

邦丸「生活保護の引き下げの元々の背景は何だったのですか?」

安田「政治家による生活保護のバッシングが苛烈したのが2012年ごろです。例えば片山さつきさんは、生活保護を恥とも思わないのが問題だと発言しました。他にも複数の議員が生活保護に対する負のレッテルを貼った。そうした中で、当時、野党だった自民党は生活保護費の1割削減を公約に掲げ、与党に返り咲いた。そして、引き下げが行われた。でも本来であれば、生活保護は恥ではないわけじゃないですか?」

邦丸「保障されている権利ですよね」

安田「私たちのすぐ隣でとても生活保護だけでは暮らせないと声を上げている人たちに、国はまず対応して、この制度をプラスの方向に改める。そして、政治家自らが貼ってきた生活保護は恥というレッテルを権利に切り替えていくことに注力する。これをやっていただきたいと思いますね」

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