ヒロ寺平が引退する理由は? ラジオ業界に警鐘を鳴らす…今いるリスナーを大事に
2019.09.11 up
関西のラジオDJとして活躍するヒロ寺平。FM802の開局当初から看板DJとして親しまれ、2013年からはFM COCOLOに移った。そんな寺平が、9月末をもってラジオDJを引退する。そこには、どんな思いがあるのか? クリス・ペプラーがナビゲーターを務めるJ-WAVE『SAPPORO BEER OTOAJITO』にて、音楽に囲まれた人生や、引退の理由、ラジオ業界への思いを語った。オンエアは9月7日(土)。
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■生まれたときから音楽漬けの日々だった
大阪生まれ大阪育ちの寺平。実家がレコード屋を営んでいたこともあり、「生まれたときから音楽しか聴いてこなかった」という。
寺平 :昭和26年生まれの僕の世代は、まずはThe Venturesにパンチを喰らって、その後すぐにThe Beatlesが追いかけてきた。みんな学校の掃除の時間にほうきを持って「俺がポールだ」とか、「俺がジョンだ」とかやってましたね。
当時放送されていたテレビの音楽番組に出たいという憧れからエレキギターを弾き始めたが、あまり上達はせず、高校に入学する際に楽器を変えることにした。
寺平 :高校にいる女の子に「バンドしようと思ってるんだけど、どの楽器がカッコいい?」と訊いたら、みんな「ドラム」と答えたんです。
クリス :えっ、ドラム?
寺平 :僕はその言葉を鵜呑みにしてドラムを始めたんです。ギターは持って歩けるけど、ドラムは機材が多くて持ち運ぶのが大変で。そのときはドラムボーカルをしていました。これをやったことで、リズム感がすごく培われましたね。
■全曲をハミングできるほど影響を受けた1枚
寺平が影響を受けた音楽は、Al Kooper,Mike Bloomfield,Steve Stillsが連名で発表したアルバム『Super Session』だ。
寺平 :このレコ--ドのA面はMike Bloomfieldがやって、B面はSteve Stills、そしてAl Kooperは全編に入っている。面白いのは、Mike Bloomfieldはギブソン系のハムバッキングの人で、Steve Stillsはフェンダーのシングルコイルの音だった。この分厚い音と薄い音の違いが大好きで、今でもアルバムの全曲をハミングできるほどです。
Al Kooperが所属したロックバンド・Blood, Sweat And Tearsも大好きだそう。
寺平 :僕はこのバンドには本当に入り込みました。僕は1975年から77年までカナダのバンクーバーで生活していて、そのときにキャバレーでBlood, Sweat And Tearsがライブをしたんです。だから、ものすごくステージが近くて、目の前でDavid Clayton-Thomasが歌っている光景は今でも忘れないです。
■ラジオDJを引退「業界全体に危機意識を持ってほしかった」
寺平がラジオDJを引退するというニュースは、業界関係者やファンに大きな衝撃を与えた。クリスもそのひとりだ。
クリス :僕も衝撃を受けたんですけど......なぜですか?
寺平 :6月3日に自分の番組で引退表明をしたとき、僕は全ての言霊を置いたつもりなんです。だから、同じことを何度も言うつもりはないんだけど、総括して言うとしたら、いろんな意味で潮目が変わってきた。同時に、僕自身はひとりの人間でしかないのに、あまりにもラジオを背負い込みすぎていた。いきなり決めたのではなく、今年の初めくらいに、「そろそろ潮時かな」と。考えてみたら、今年で68歳になるんですけど、まだ元気だし、スポーツも大好きだし、それを今なら100パーセント楽しみながらやっていけるバイタリティーもある。背負い込みすぎているものを一度下ろして、ラジオ以外できることは何なのかという可能性を探し求めるために、これから10年くらい、いろんなことをしたいなと思ったんですよね。
「潮目が変わってきた」とは、どういう意味なのだろうか。
寺平 :みんなの向かっている方角が、このままではよくないんじゃないかと。ラジオはあくまで広告ベースだから、お金は稼いでこなくてはいけないメディアではあるけど、稼ぐためだったら何でもいいのか、と感じるようになって。
クリス :僕もそれは感じます。ラジオ自体が強迫観念みたいなものを感じているような気がします。インターネットをはじめ、いろいろな媒体があるし、「若い人はこうだから」みたいなこともある。でも、それは時代が変わるわけだから仕方がないこと。当たり前のことって考えなくなるけど、僕は当たり前のことだからこそ、「なぜこんなことをやってるんだろう」って常に考えないといけないと思う。この2019年に我々がやっているラジオを一度分解してみたり、僕はそういう風に整理することを心掛けているんです。そういう再確認がラジオには必要なのかなと思います。
寺平は、自身が引退発表をすることで、ラジオ業界全体に危機意識を持ってほしかったとも話す。
寺平 :以前のようにラジオを聴いてくれる人を広げていくことはすごく難しい。でも、今ラジオを聴いてくれているすごくいいリスナーはたくさんいるから、少なくともその人たちがラジオから離れてほしくない。その人たちにずっとラジオを聴き続けてもらいたい。
さらに寺平は、「フィジカルなものがなくなって、ダウンロードビジネスがはびこっても、ラジオは声があるから間違いなくヒューマンメディアだ」と語気を強める。
寺平 :この有機質なものは絶対に永らえるはず。だけど、今の状況のまま安易な気持ちで「ここにお金があるから、これを捕まえて」というカタチでラジオが前に進んだら、確実に先は細くなっていく。引退は大阪のいちラジオ局で発表したけど、僕は日本全国のラジオというメディアに対して、ひと言もの申して看板を下ろすことを決めたんです。
音楽談義に始まり、ラジオの未来まで語った1時間。寺平の意思をたっぷり受け取った様子のクリスだった。
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【番組情報】
番組名:『SAPPORO BEER OTOAJITO』
放送日時:毎週土曜 18時-18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/
#182 有田哲平さん登場!ナタリーさん聞いてますか?柴田は喉ガラガラ、岡田は閉店ガラガラだった日曜地獄
2025.04.27 up
オープニングトーク
お笑いナタリーも取り上げてくれて気合いが入りまくっている岡田師匠としばんちゃん。今週はスペシャルウイーク、ゲストはくりぃむしちゅーの有田哲平さんです。
今日の放送は「ニュースになる」と前のめりになっている2人ですが、しばんちゃんの前には各メーカーの喉に良い飴や飲み物がズラリと並んでいます。
岡田「スペシャルウイークで気合いが入っていますが、柴田くんの前に各メーカーの喉に関する飴やらなんやらが置いてあるのよ。どうしたんや?」
柴田「声が出なくなっちゃいました」
岡田「先週のノーマークだった紺野ぶるまやカナイの時じゃなくてなんで今週なんや」
柴田「あの時は手を抜いてたから180回目にして初めてガラガラで声が出ない。特集される回なのに。ナタリーさ〜ん」
※この時点で文字では通常モードですが、音声ではしばんちゃんの声はガラガラで出ておりません。
岡田「ナタリーさ〜んちゃうで」
柴田「今日に向けて外に出ていっぱいやって来たんですよ」
岡田「俺も普段はせぇへんけど、昨日番組のスタッフに文化放送でおかしばってラジオやってて、くりぃむしちゅーの有田くんが来るから聞いてぇ〜って普段宣伝せぇへんのに今回は宣伝したんやで」
柴田「なんで普段宣伝しないんですか?問題が変わってきちゃった。そんな声高らかに言う事じゃないんですよ」
※急に喉のガラガラが治り、はっきりとしばんちゃんがツッコんでくれました!
甲斐「確かに」
※甲斐ちゃんもここぞとばかりに今週の第一声が飛び出しました。
スタッフ「なぜ普段宣伝しないの?」
※スタッフの心の声もおかしばの申し子たちに届いたでしょうし、申し子たちのツッコミの声も届いております。
〜話を戻しましょう〜
岡田「俺もちょっと前にクイズ!脳ベルSHOWの時に声がガッラガラになって。4本撮りの日で、1本目は行けたけど、2本目は後半から厳しくて、3本目、4本目はガラガラ、ほぼ笛吹いてた。結果、疲れが声帯によくない」
柴田「本当それです。土曜日まではスケジュールはゆ〜たりしてたんですけど、土曜日に予定が固まっちゃったんですよ」
岡田「せやろ。疲れやねん。それなのに飲み歩いたんやろ」
柴田「いえ、そこは抑えたんです。ただこんなになるんなら呑みに行けばよかったです」
岡田「俺も耳鼻咽喉科よく行くねん。そしたら声帯を休めるしかないんですよって。でも仕事柄どうしても使わないといけないんですよ。ただオンエアー見たらほとんど使ってないんですよ。それはツライですね〜って毎回耳鼻咽喉科の先生笑ってくれんねん。笑いは少ないですけど、薬は多めに出しときます〜。もう慣れたもんや」
トークが仕上がり過ぎてて怖かったです。
それではおかしばスペシャルウイークスタートです!
ゲスト:有田哲平さん
おか&しばの盟友・有田さんが番組を間違えておかしばに来てくれました。
来るまでは「かわしま(麒麟)」さんの番組に呼ばれていると思っていたみたいですが、実際に来てみたら「かわしま」ではなく「おかしば」でビックリしたそうです。
これはとんだ手違い。こちらからしたらラッキー手違い。これから年に一度ラッキー手違いを起こしていく所存です。
気になっていた「岡田師匠の名付け親は有田さん説」
水曜日のダウンタウンには持っていけない弱い説をしばんちゃんがまずぶち込んでくれました。
しばんちゃんとの付き合いがかなり長い事は周知されているのですが、師匠とも付き合いは長く、当時から今の様なキャラクターだったみたいで、「せやせやせや、こらこらこら」などを連発しており(当時の師匠のモノマネをする有田さんは必聴です)、そこから「岡田師匠」という通称が生まれたそうです。
さらにアンタッチャブルのプロデュースを一役も二役も三役も担っている有田さん。当時の話(初めて会った話、そこから呑みにいった話、)やしばんちゃんの「腕毛リストバンド事件」「ちょびヒゲを剃り残しに見せる事件」「白いシャツに白ネクタイ衣装チェンジ事件」 など、今だったら理解不能な話が5秒に1回出てきております。「GAHAHAキング(テレビ朝日)」では当時海砂利水魚だった有田さんは勝ち抜いていたのに、番組が終了した話などもしております。昔の話(邪悪なお兄さんトーク、岡田師匠プロデュース、リチャードホール、有田さん監督映画「特典映像」)からの「M-1トーク」「ザ・セカンドトーク」 も交えております。セカンドのオファーが来た時の話や当時のM−1グランプリの話など、ピリッとした話もしております。
話は尽きません、これはradiko永久保存確定です。※できるんですか?
さらにその後のおかしば調査隊のコーナーで人力舎の秘密兵器「まぐろ兄弟」の「柴田伝説」でも有田さんから「柴田伝説(ほぼザキヤマ伝説)」に関して話が出ております。そこも含めて有田哲平デーでした。
メッセージテーマ
今週のテーマは「ドライブ事件簿」
初デートのドライブ事件やガソリンを垂れ流しながら走った話など、ギリギリの話がたくさんありました。
彼女とデート中にケンカしてしまい山の中で降ろされた話は恐怖そのものの話なのですが、そこから岡田師匠も助手席に乗っていると、ついつい口出ししてしまう話になり、しばんちゃん&甲斐ちゃんからブーイングを受ける流れに・・・。
岡田「ちょっと早めに車線・・・」
岡田「前見とった方がええんちゃう」
岡田「バスの後ろに付いてる時は手前にこっち側いかんと」
柴田&甲斐「分かってる事を言われるのが一番腹立つ」
岡田師匠にクレームを入れるしば&かいの一体感、このシーンでは過去イチの絆が生まれていました。
爆笑!おかしば大喜利
第10シーズンが始まって1か月が経ちました。毎回言ってますが、まだ全てのおかしばの申し子にチャンスがあります。
なぜなら差がついていないから。来週から参加してみて下さい。
回答の参考にしてほしいのが<ワンワンニャンニャン菊地夫妻>です。
今週のお題は「こんな遊園地はイヤだ!」 スペシャルウイーク恒例の〇〇はイヤだシリーズ。さぁ行ってみましょう!
<ワンワンニャンニャン菊地奥様>
⭐︎観覧車の回転速度が早すぎてなかなか乗り込めない
⭐︎スタッフのユニフォームが虫食いだらけ
⭐︎全アトラクション、スタッフがペダルを漕いで発電している
⭐︎疲れて笑顔になれないスタッフはゾンビメイクをさせられる
⭐︎ジェットコースターの安全バーが割り箸ぐらい細い
<ワンワンニャンニャン菊地さん>
◎ヒーローショーのヒーローが毎回負ける
◎園内に“マムシ注意”の看板がある
◎すべての乗り物の身長制限が180㎝以上
◎絶叫マシンで声を出すとイスに電気が流れる
◎ジェットコースターの安全バーがあずきバー
来週のお題は「思わず開きたくなる迷惑メールの件名は?」
回答例)みんな開いてるよ〜
回答例)永野芽郁です、困ってます。
エンディングトーク&業務連絡
エンディングではおかしばの後の番組「おとなりさんdayスペシャル」よりアンガールズの山根さんと坂口アナ参戦。賑やかに番組は終了しています。
来週のゲスト「からし蓮根」 の2人です。
岡田師匠が結構前から呼んで欲しいと言っていた2人です、ネタ&トークで皆さんのご機嫌を伺いたいと思います。質問&メッセージをお願いします。
メッセージテーマは「フリー」 、久しぶりにきました!「フリー」そう「ドフリー」です。
とりあえずのメールを送るチャンスでもあります。2人への質問、メッセージ、困っていること、聞いてほしいこと、とりあえず送ってくれると幸いです。
BDSバイクセンサーの「昭和のアレコレ知らセンサー」 は昭和の驚きエピソードを募集中です。
テーマメールを読まれた方にはおかしばオリジナルステッカー、BDSコーナーのメールを読まれた方にはBDSとのコラボステッカーをプレゼントします。
その他、大喜利のお題 、放送直前動画の質問 、募集中です。
チーム一丸でいきましょう。
今週はしばんちゃんのノドの調子が悪く、その中で奮闘しながらも、岡田師匠の男気が発動され、気合い入りまくっていつもより多めに喋っておりました。
ただ帰るスピードもいつもが時速120kmなら今週はマッハ2でした。
しばんちゃんがお手洗いに行っている間に帰宅、しばんちゃんも驚く砂煙スピードでした。もちろんバームクーヘンはin岡田師匠バッグ。
閉店ガラガラ、SeeYou〜!
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