Nulbarich・JQ「いつ聴いてもテンションが上がる」 ヒップホップレジェンド・Beastie Boysを語る

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。「SONAR'S ROOM」のコーナーでは、月曜から木曜まで日替わりのアーティストが、今の自分たちの音楽に影響を与えたカルチャーについて語る。10月7日(月)のオンエアでは、月曜担当のNulbarich・JQが登場。「ヒップホップレジェンド〜Beastie Boys〜」をテーマに語った。

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■ヒップホップを掘っていたときに出会ったBeastie Boys

Beastie Boysは1980年代初頭、ニューヨークでハードコアパンクバンドとして登場。ヒップホップミュージシャンに影響を受け、ロックミュージックをサンプリングするなど、白人ラップバンドとして独自の音楽スタイルを築いた。2019年10月4日には、Beastie Boysのクラシックス盤4枚の限定再発版がカラーヴァイナルで発売された。

JQ:Beastie Boysはヒップホップを掘っていたときに出会いました。ということは、ヒップホップの歴史上でとても重要なアーティストになるんですかね。

「ヒップホップにもすごく影響を与えたグループ」と語るJQが、Beastie Boysの作品からおすすめの曲を選んだ。

・『(You Gotta)Fight for Your Right(To Party!)』

JQ:ファーストアルバム『Licensed to III』収録のこの曲を聴いたことがある人は多いんじゃないかな。僕が全然ヒップホップがわからなかった頃、ヒップホップのクラブに行ったとき、急にこの曲が流れると、みんなが「きたー!」ってなっていました。だから「この曲は誰なんだろう」と思っていたらBeastie Boysでした。かなりハードコアパンクバンド色の強い彼らの代表的な曲ですね。

・『Shake Your Rump』

JQ:セカンドアルバム『Paul's Boutique』収録のこの曲は、みんながイメージするBeastie Boysが出てきたなと感じると思います。僕の教わった情報だと、このセカンドアルバムは、ファーストアルバムに比べて売れなかったみたいです。ヒップホップ色が強すぎて世の中にあまり浸透しなかったアルバムみたいだけど、ヒップホップ業界ではこのセカンドアルバムがかなり名盤とされていて、レコードショップではオリジナル盤がすごく高値でなかなか手に入らないから「お金を貯めて買った」みたいな友だちもいましたね。かなりヒップホップ愛を感じるアルバムです。僕的にはファーストとセカンドの変わり目が一番印象が強いので、ファースト、セカンドと順に聴くとおもしろいと思います。

・『Intergalactic』

JQ:Beastie Boysのひとつのアーティストイメージに、マイクリレーのラップとパンク要素の入ったヒップホップ、そして白人があります。それともうひとつ挙げるなら、ファッション性も含めたミュージックビデオがすごく特徴的でおもしろいアーティストだということ。この曲のミュージックビデオは東京で撮影しているんですけど、逆に今っぽい。いま見るとすごくカッコいいので、ぜひチェックしてください。

・『Triple Trouble』

JQ:6枚目のアルバム『To the 5 Boroughs』収録のこの曲は、The Sugarhill Gangの『Rapper's Delight』を大胆にサンプリングしています。これも、かなりクラブで盛り上がっていた気がします。

4曲紹介したJQは「わりとかためな韻と、はっきり発音するラップに時代を感じるとはいえ、バキバキのロックはいつ聴いてもテンションが上がる」とBeastie Boysを絶賛した。

JQがオススメしたBeastie Boysの4曲を、ぜひ聴いてみてほしい。

J-WAVE『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」では、月曜から木曜まで日替わりのアーティストがその日のテーマにまつわるトークを展開。時間は22時30分から。お楽しみに!

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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「“愛情のバトンパス”という感じですかね」モデル・文筆家の浜島直子が息子に毎日言い続けている「2つの言葉」とは?

山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。今回の放送は、モデルで文筆家の浜島直子(はまじま・なおこ)さんが登場! 3月27日(木)に発売した3冊目のエッセイ集「キドアイラク譚」(扶桑社)について伺いました。


(左から)パーソナリティの山崎怜奈、浜島直子さん



◆“衣食住”ではまったく書けずに…

れなち:エッセイ集「キドアイラク譚」は、浜島さんが日常のなかで感じた喜怒哀楽のエピソードが綴られていますが、“喜怒哀楽で章をわける”って珍しいなと思いました。

浜島:最初は喜怒哀楽じゃなくて“衣食住”で書こうと思っていたんです。だけど、不思議なことに(衣食住では)まったく書けなかったんですよ(苦笑)。最初の“喜”のパートで、私が東京に出るときに母が持たせてくれた計量カップの話を書いているんですけど、それを“食”で書こうと思ったら眠っているみたいに頭がまったく働かなくて。それで、苦肉の策で編集の方に「喜怒哀楽に変更したい」とお願いしました。

れなち:あとは、お子さんとのお話とか、日々のなかで見落としがちなエピソードも載っていますね。

浜島:作業しているうちに、日常のくだらないエピソードをどのジャンルにわけるか、という整理整頓がすごくできたというか。例えば、夜中に息子が嘔吐した話を最初“哀”で書こうと思ったんですけど、これは楽しく書こうと思ってわざと“楽”で書いたりして(笑)。なので、“怒”のエピソードも“楽”になるし、逆に“喜”や“楽”をしんみりしたエピソードにできたり、書き方によって全然違うなと思って楽しかったです。

◆息子に毎日かける「2つの言葉」

れなち:私が本のなかで一番いいなと思ったのは、毎日、息子さんにおまじないのようにかけている言葉があって、それが「あなたは世界一のラッキーボーイだよ」と「あなたは私の自慢の子だよ」。これを心のなかで思っていても本人に伝えない人も多いと思うんです。

浜島:私自身、北海道からモデルとして1人で東京に出てきたときに、すごく寂しい思いをしながら“でも負けないぞ!”という気持ちで撮影に挑んでいて。そのなかで、おばあちゃんが毎月、私が載った雑誌の発売日に電話をくれて、電話を切る前に「私の自慢の孫だよ」と必ず言ってくれて、それが本当にうれしかったんです。今もその言葉がお守りになっていますし、“おばあちゃんが悲しむようなことはしないようにしよう!”という私の指針になっています。

れなち:その言葉を今は息子さんに言っているのですね。

浜島:“愛情のバトンパス”という感じですかね。

れなち:この本を読んで、愛があっても思っているだけじゃダメですし、伝えることをなまけちゃダメだなと思いました。

浜島:「大好きだよ」とかは照れくさくて言えなくても、「ごめんね」や「ありがとう」だったら言いやすいですよね。私は今年で結婚26年目になるんですけど、それでも「ごめんね」と「ありがとう」はさぼらないように言い続けようと思っています。

れなち:素敵! 本当に私も人生の指針にしようと思いました。

<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/

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