Cocco、歌に疲れて「もう音楽はやらない」と決めても...新作が生まれた経緯
2019.10.10 up
J-WAVEで放送中の番組『RADIO SWITCH』。この番組は【Listen to the Magazine, Reading the Radio 雑誌を聴く、ラジオを読む。】をコンセプトに、カルチャーマガジン『SWITCH』、旅の雑誌『Coyote』、新しい文芸誌『MONKEY』の3つの雑誌とゆるやかに連動しながらお届け。
10月5日(土)のオンエアでは、『SWITCH』編集長・新井敏記による、Coccoへのインタビューの模様をオンエアした。
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■デビュー20周年を迎えて、ファンに「許された」と感じた瞬間
Coccoは、15年ぶり3冊目の絵本『みなみのしまのはなのいろ』も刊行し、3年ぶり10枚目のアルバム『スターシャンク』もリリースした。
新井 :アルバムタイトルの『スターシャンク』ってどういう意味?
Cocco :アクセサリーの作り方を習ったときに「シャンク」という技法を習ったんです。それが人生の繋ぎ方のようなイメージだった。光を繋いで、人生は続くでしょ。だから、「みんなの光を繋いで生きていこう」というイメージで『スターシャンク』にしました。
Coccoは、2017年にデビュー20周年記念ライブを日本武道館で2日間開催。1日目はそれまでのCoccoを支えてきたアーティストたち、2日目はその当時のCoccoの作品やライブに参加していたアーティストと共にステージに立った。新井は、この2日間のライブが非常に感動的なものだったと、Coccoに告げた。
Cocco :20周年を迎えて、達成感とはちょっと違うけど、Coccoを今まで見守ってくれた人たちと和解が成立したというか。お互いに「もう大丈夫かな」って確認が取れた気がした。
新井 :Cocco自身がライブで「もう大丈夫だよね?」って問いかけてたよね。
Cocco :20周年まで、ファンのみんなも若かったし、一緒に成長してきたんです。ずっと「死んでもいい」と思って生きてきたところがあったけど、「生きててよかった」ってところまで人生を落とし込めたから、お互いにすごく成長したと思った。だから「もう大丈夫だろうな」って。みんなにも「自由になっていいよ」って言われたから......。思い出すだけで泣けてくる......。みんなにやっと許してもらえた感じで、「自分のやりたいことをしよう」と思った。
Coccoにとって歌とは、"自分がやりたいこと"ではあるが、それ以上に"やらなきゃいけないもの"となっているようだ。
Cocco :歌が勝手に生まれるし、勝手に歌が走っていくので、ついていくのに疲れてしまった。例えば、私が食べられなくなったときは、歌が止まればいいのに止まらないから、食べられないままついていかないといけないから大変だった。休みたいと思っても歌が出てきて、歌に翻弄されてきたから。そこで「自由になっていい」って伝えてもらえたから、「ここからは誰も知らないただの沖縄の女になるぞ」って。デビューする前はただの沖縄の女だったから、そこに20年かけて戻った感じがした。
■Coccoを知らない若者にスカウトされて...!?
日本武道館でのライブを終えてからのある日、Coccoが息子と東京の街を歩いていると、突然、モデルのスカウトを受けたそうだ。
Cocco :スカウトしてきたのは20代の若い子で、Coccoを知らずに「モデルをしてほしい」と言ってきたんです。そのときに、「私は自由なんだ」と思った。「ただの美魔女として生まれ変わるんだ」って(笑)。しかも、そのときはカップルに間違えられたから。そこで、「もう一度、最初から何かができるかも知れない」「これはチャンスだ」と感じました。
当時のCoccoは、結婚する友人から「どんな指輪がいいか」という相談を受けていたそうなのだが、自信を持っておすすめできるものがなかったという。ちょうど「じゃあ、自分でみんなの結婚指輪を作れるようになろう」と思っていた時期だったのだが、さらに同じタイミングで、街で素敵なジュエリーショップを見つけた。
Cocco :その素敵なジュエリー屋さんに入ったら、「とってもかわいいな」と思った。それから、スケッチブックにデザイン画を描いて、「弟子入りさせてください」って持って行ったんです。そしたら「いいよ」って言われて、ジュエリー屋さんで修行を始めたんです。
新井 :ジュエリー屋さんの人はCoccoを知っていたの?
Cocco :知っていたけど、ずっと知らないふりをしてくれてた(笑)。
新井 :その出会いでシャンクっていう技を習得したわけなんだ。ちなみにシャンクってどんな技法?
Cocco :ワイヤーでパーツとパーツを繋ぐ細やかな技法です。師匠に「まずはシャンクをやりなさい」って言われたんです。私のデザイン画を見て「まずはシャンクだと思う」と言ってくれたから、師匠には感謝してる。
■絵本を描いていても「音はまだずっと鳴っていた」
ジュエリーショップで修行をしながら、絵本の制作も進めていたそうだ。
Cocco :絵本を書く前、私の周りが出産ラッシュで、たくさん子どもが生まれたんです。そのなかで同級生のひとりが切迫流産で入院して、それがすごく心配で、何としても子どもが元気に生まれてきてほしいと思ったから、絵本を描いてしまおうと。「あなたが読む絵本を描いたんだから、子どもが生まれてこないとだめだよ」という思いで作ってしまおうと思った。
Coccoはその頃、プロデューサーの根岸孝旨と手紙のやりとりをしていた。その根岸からの手紙を机に置いて絵本を描いていたところ、頭の中でどんどん音が鳴り出した。
Cocco :「本当にやめて。私はそういうつもりじゃないから」ってその音を無視してたけど、ずっと鳴っていて。絵本は、子どもが元気に早く生まれる事実がほしかったから、2週間も経たずに描き終わった。でも、音はまだずっと鳴っていた。
Coccoは、絵本の原画のカラーコピーをするために所属レコード会社に足を運んだ。そこで大きな転機が訪れた。
Cocco :足を洗ったはずのレコード会社にこっそり行って、たくさんカラーコピーをしていて(笑)。そしたら「もう二度とあなたたちと会わない」と言っていたのに、私を見かけて「Cocco、元気?」と次々といろんな人が声をかけてくれた。そしたら嬉しくなっちゃって。ある人に「絵本を描いているんだったら、CDも付けちゃう?」と言われて、「そういうつもりは全然ないから」と言い返したんだけど、デビューからお世話になってる人が来て、「でも、音は鳴ってるんでしょ?」って言われた。「全部バレてる」と思った。
新井 :見透かされてたんだね。
Cocco :「音は鳴ってるけど、これは違う」って言った。「もう私は音楽はやらない。やっとみんなと握手して別れられたのに」って騒いでいて。一方で、ジュエリー屋さんで習ってたシャンクで合格点をもらったの。自分で今まで諦めていたアクセサリーを引っ張り出して、溶接じゃないとダメだと決めつけていたものがシャンクで全部仕上がったときに、歌も全部繋がっちゃったの。そこで『スターシャンク』ってアルバムになっちゃった。「これはもう大変だ。どうしよう」となって、このザマ(笑)。
Coccoは、「同級生の妊娠がなかったら絵本は描いてなかったし、街を歩いてジュエリー屋さんに入らなかったらシャンクも習わなかった」と言う。そして最後に、「結局、何をしても触発されて歌になっちゃうということを、これまでに何度も思い知ってるのに、また思い知った」と、音楽と共に生きる自分の姿を語った。
Coccoが3年ぶりに発表した『スターシャンク』と絵本『みなみのしまのはなのいろ』、ぜひどちらもチェックしてみてほしい。
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【番組情報】
番組名:『RADIO SWITCH』
放送日時:土曜 23時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/radioswitch/
#182 有田哲平さん登場!ナタリーさん聞いてますか?柴田は喉ガラガラ、岡田は閉店ガラガラだった日曜地獄
2025.04.27 up
オープニングトーク
お笑いナタリーも取り上げてくれて気合いが入りまくっている岡田師匠としばんちゃん。今週はスペシャルウイーク、ゲストはくりぃむしちゅーの有田哲平さんです。
今日の放送は「ニュースになる」と前のめりになっている2人ですが、しばんちゃんの前には各メーカーの喉に良い飴や飲み物がズラリと並んでいます。
岡田「スペシャルウイークで気合いが入っていますが、柴田くんの前に各メーカーの喉に関する飴やらなんやらが置いてあるのよ。どうしたんや?」
柴田「声が出なくなっちゃいました」
岡田「先週のノーマークだった紺野ぶるまやカナイの時じゃなくてなんで今週なんや」
柴田「あの時は手を抜いてたから180回目にして初めてガラガラで声が出ない。特集される回なのに。ナタリーさ〜ん」
※この時点で文字では通常モードですが、音声ではしばんちゃんの声はガラガラで出ておりません。
岡田「ナタリーさ〜んちゃうで」
柴田「今日に向けて外に出ていっぱいやって来たんですよ」
岡田「俺も普段はせぇへんけど、昨日番組のスタッフに文化放送でおかしばってラジオやってて、くりぃむしちゅーの有田くんが来るから聞いてぇ〜って普段宣伝せぇへんのに今回は宣伝したんやで」
柴田「なんで普段宣伝しないんですか?問題が変わってきちゃった。そんな声高らかに言う事じゃないんですよ」
※急に喉のガラガラが治り、はっきりとしばんちゃんがツッコんでくれました!
甲斐「確かに」
※甲斐ちゃんもここぞとばかりに今週の第一声が飛び出しました。
スタッフ「なぜ普段宣伝しないの?」
※スタッフの心の声もおかしばの申し子たちに届いたでしょうし、申し子たちのツッコミの声も届いております。
〜話を戻しましょう〜
岡田「俺もちょっと前にクイズ!脳ベルSHOWの時に声がガッラガラになって。4本撮りの日で、1本目は行けたけど、2本目は後半から厳しくて、3本目、4本目はガラガラ、ほぼ笛吹いてた。結果、疲れが声帯によくない」
柴田「本当それです。土曜日まではスケジュールはゆ〜たりしてたんですけど、土曜日に予定が固まっちゃったんですよ」
岡田「せやろ。疲れやねん。それなのに飲み歩いたんやろ」
柴田「いえ、そこは抑えたんです。ただこんなになるんなら呑みに行けばよかったです」
岡田「俺も耳鼻咽喉科よく行くねん。そしたら声帯を休めるしかないんですよって。でも仕事柄どうしても使わないといけないんですよ。ただオンエアー見たらほとんど使ってないんですよ。それはツライですね〜って毎回耳鼻咽喉科の先生笑ってくれんねん。笑いは少ないですけど、薬は多めに出しときます〜。もう慣れたもんや」
トークが仕上がり過ぎてて怖かったです。
それではおかしばスペシャルウイークスタートです!
ゲスト:有田哲平さん
おか&しばの盟友・有田さんが番組を間違えておかしばに来てくれました。
来るまでは「かわしま(麒麟)」さんの番組に呼ばれていると思っていたみたいですが、実際に来てみたら「かわしま」ではなく「おかしば」でビックリしたそうです。
これはとんだ手違い。こちらからしたらラッキー手違い。これから年に一度ラッキー手違いを起こしていく所存です。
気になっていた「岡田師匠の名付け親は有田さん説」
水曜日のダウンタウンには持っていけない弱い説をしばんちゃんがまずぶち込んでくれました。
しばんちゃんとの付き合いがかなり長い事は周知されているのですが、師匠とも付き合いは長く、当時から今の様なキャラクターだったみたいで、「せやせやせや、こらこらこら」などを連発しており(当時の師匠のモノマネをする有田さんは必聴です)、そこから「岡田師匠」という通称が生まれたそうです。
さらにアンタッチャブルのプロデュースを一役も二役も三役も担っている有田さん。当時の話(初めて会った話、そこから呑みにいった話、)やしばんちゃんの「腕毛リストバンド事件」「ちょびヒゲを剃り残しに見せる事件」「白いシャツに白ネクタイ衣装チェンジ事件」 など、今だったら理解不能な話が5秒に1回出てきております。「GAHAHAキング(テレビ朝日)」では当時海砂利水魚だった有田さんは勝ち抜いていたのに、番組が終了した話などもしております。昔の話(邪悪なお兄さんトーク、岡田師匠プロデュース、リチャードホール、有田さん監督映画「特典映像」)からの「M-1トーク」「ザ・セカンドトーク」 も交えております。セカンドのオファーが来た時の話や当時のM−1グランプリの話など、ピリッとした話もしております。
話は尽きません、これはradiko永久保存確定です。※できるんですか?
さらにその後のおかしば調査隊のコーナーで人力舎の秘密兵器「まぐろ兄弟」の「柴田伝説」でも有田さんから「柴田伝説(ほぼザキヤマ伝説)」に関して話が出ております。そこも含めて有田哲平デーでした。
メッセージテーマ
今週のテーマは「ドライブ事件簿」
初デートのドライブ事件やガソリンを垂れ流しながら走った話など、ギリギリの話がたくさんありました。
彼女とデート中にケンカしてしまい山の中で降ろされた話は恐怖そのものの話なのですが、そこから岡田師匠も助手席に乗っていると、ついつい口出ししてしまう話になり、しばんちゃん&甲斐ちゃんからブーイングを受ける流れに・・・。
岡田「ちょっと早めに車線・・・」
岡田「前見とった方がええんちゃう」
岡田「バスの後ろに付いてる時は手前にこっち側いかんと」
柴田&甲斐「分かってる事を言われるのが一番腹立つ」
岡田師匠にクレームを入れるしば&かいの一体感、このシーンでは過去イチの絆が生まれていました。
爆笑!おかしば大喜利
第10シーズンが始まって1か月が経ちました。毎回言ってますが、まだ全てのおかしばの申し子にチャンスがあります。
なぜなら差がついていないから。来週から参加してみて下さい。
回答の参考にしてほしいのが<ワンワンニャンニャン菊地夫妻>です。
今週のお題は「こんな遊園地はイヤだ!」 スペシャルウイーク恒例の〇〇はイヤだシリーズ。さぁ行ってみましょう!
<ワンワンニャンニャン菊地奥様>
⭐︎観覧車の回転速度が早すぎてなかなか乗り込めない
⭐︎スタッフのユニフォームが虫食いだらけ
⭐︎全アトラクション、スタッフがペダルを漕いで発電している
⭐︎疲れて笑顔になれないスタッフはゾンビメイクをさせられる
⭐︎ジェットコースターの安全バーが割り箸ぐらい細い
<ワンワンニャンニャン菊地さん>
◎ヒーローショーのヒーローが毎回負ける
◎園内に“マムシ注意”の看板がある
◎すべての乗り物の身長制限が180㎝以上
◎絶叫マシンで声を出すとイスに電気が流れる
◎ジェットコースターの安全バーがあずきバー
来週のお題は「思わず開きたくなる迷惑メールの件名は?」
回答例)みんな開いてるよ〜
回答例)永野芽郁です、困ってます。
エンディングトーク&業務連絡
エンディングではおかしばの後の番組「おとなりさんdayスペシャル」よりアンガールズの山根さんと坂口アナ参戦。賑やかに番組は終了しています。
来週のゲスト「からし蓮根」 の2人です。
岡田師匠が結構前から呼んで欲しいと言っていた2人です、ネタ&トークで皆さんのご機嫌を伺いたいと思います。質問&メッセージをお願いします。
メッセージテーマは「フリー」 、久しぶりにきました!「フリー」そう「ドフリー」です。
とりあえずのメールを送るチャンスでもあります。2人への質問、メッセージ、困っていること、聞いてほしいこと、とりあえず送ってくれると幸いです。
BDSバイクセンサーの「昭和のアレコレ知らセンサー」 は昭和の驚きエピソードを募集中です。
テーマメールを読まれた方にはおかしばオリジナルステッカー、BDSコーナーのメールを読まれた方にはBDSとのコラボステッカーをプレゼントします。
その他、大喜利のお題 、放送直前動画の質問 、募集中です。
チーム一丸でいきましょう。
今週はしばんちゃんのノドの調子が悪く、その中で奮闘しながらも、岡田師匠の男気が発動され、気合い入りまくっていつもより多めに喋っておりました。
ただ帰るスピードもいつもが時速120kmなら今週はマッハ2でした。
しばんちゃんがお手洗いに行っている間に帰宅、しばんちゃんも驚く砂煙スピードでした。もちろんバームクーヘンはin岡田師匠バッグ。
閉店ガラガラ、SeeYou〜!
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