昭和ポップスは「いま聴いても活気がある」 Night Tempoがその魅力を語る

9月20日にニューアルバムをリリースしたNight Tempoが、昭和ポップスへの思いや、新曲について語った。

Night Tempoが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『~JK RADIO~TOKYO UNITED』のワンコーナー「Astroscale THE HIDDEN STORY」。オンエアは9月29日(金)。

昭和ポップスにハマったきっかけは、中山美穂

韓国・ソウル出身のプロデューサーでDJのNight Tempo。アメリカと日本を中心に活躍し、いわゆるシティポップの音楽シーンを引っ張る存在でもある。そんなNight Tempoが、そもそも日本の昭和ポップスに興味を持ったのには、どのようなきっかけがあったのだろうか。

Night Tempo:きっかけは小学生の頃、お父さんが日本で買ってきてくれたCDのなかに入っていた曲で、最初は何の曲かわからなくて、あとからわかったんですけど、中山美穂さんの『CATCH ME』でした。その曲からいろんな魅力を感じて、似たような曲をいろいろ探しながら、どんどん日本の曲を調べるようになりました。

1987年リリース、角松敏生による作詞・作曲・アレンジのナンバー『CATCH ME』をきっかけに、現在に至るまで多くの昭和音楽を聴いてきたというNight Tempo。自身の活動に昭和ポップスの要素を取り入れた理由についても語ってくれた。

Night Tempo:フランスのダフト・パンクが、洋楽のディスコ音楽をサンプリングして音楽をいろいろ再構築しているのがすごく面白そうで、じゃあ僕はアジア人だからアジアの音楽でやってみようと思って、いままで聴いてきた音楽が日本の昭和ポップスだったから、その流れでいろいろ作り始めて、いまの活動につながりました。

オリジナルアルバムをリリース!

Night Tempoは昭和ポップスをアップデートする「昭和グルーヴシリーズ」で人気を拡大し、シティポップのムーブメントのなかで大きな注目を集める存在となった。2023年9月20日には、メジャー2枚目となるオリジナルアルバム『Neo Standard』をビクターエンターテインメントよりリリースした。

Night Tempo:僕ってもともとシティポップとかは、どちらかというと作るより、サンプリングをしてダンスミュージックを作っていたので、今回も半分以上の曲がダンスポップです。ほかのミディアムテンポの曲も、まあまあノれるダンスポップなんですけど、ダンスミュージックをアルバムにしています。今回のアルバムは、いままで日本の活動で見せたこととは少し違って、日本の会社と契約していろいろ出し始めて変わった、もともとの自分の方向性とかを取り戻すいいチャンスだなと思って、夢中でした。

さらにNight Tempoは、アルバム収録曲のなかから、『Shampoo (feat. Yu Hayami)』について、詳しく教えてくれた。

Night Tempo – Shampoo (feat. Yu Hayami) 【Official Visualizer】

Night Tempo:シャワーを浴びている最中とかに鼻歌をよく歌うんですけど、その鼻歌のなかで「これだ」っていうメロディを思いついて、そのまま(浴室から)出て書いて、キープしておいたんですけど、「これを早見(優)さんに歌ってもらったら面白いかも」と思って。早見さんってエナジーを感じる方で、この曲もすごく活発な元気な明るい曲なので、ぜひ早見さんにしようと思ってお願いしたら、早見さんも「いいね」っていうことで歌詞を書いてくださって、レコーディングをしました。僕はもともと彼女をセンスの塊的な方だと思っていて、思った以上にすごく新鮮なものができあがって。早見さんも若いんですけど、「いまの10代とか20代のアーティストより、もっとフレッシュな歌詞を書けるんだ」ってちょっとびっくりしました。

デモの段階ですでに仮タイトルが『Shampoo』とついていた同曲。Night Tempoは、早見がそのワードも盛り込んで作詞をしてくれたことにも強くセンスを感じたという。

昭和ポップスは「聴いていて気持ちよくなるもの」

Night Tempoも絶賛する早見が出演するイベント「J-WAVE & Night Tempo present ザ・ナイトテン・4」が、11月4日(土)に日比谷野外大音楽堂で開催される。同イベントには早見のほかにも、野宮真貴、松本伊代、渡辺満里奈、FANCYLABOが出演し、亀田誠治がNight Tempo とともにMCを務める。イベントの見どころを、Night Tempoは次のように語った。

Night Tempo:野宮真貴さん、早見 優さん、松本伊代さん、渡辺満里奈さんは、もともと有名な曲を持ってらっしゃる方だと思っているので、みなさんが好きな名曲と、僕がいまの世代の方たちにも絶対知ってほしいと思う曲を1曲ずつ選び、ヒット曲とNight Tempoが選んだ1曲で、2曲ずつ歌っていただきます。いま僕がプロデュースしているFANCYLABOも出演します。昭和のテイスト、平成初期のテイストも持っているグループなので、4人の大先輩がパフォーマンスしてくださって、そのあとFANCYLABOが、いまもこういうカルチャーを守っていますよということをアピールできたらいいなと思っています。MCは亀田誠治さんとやるんですけど、亀田さんとは以前J-WAVEのラジオで一緒になって、そこからいろいろよく見てくださっている恩人的な方なので、一緒にMCをするのが楽しみです。

詳細は公式サイトまで。

・「J-WAVE & Night Tempo present ザ・ナイトテン・4」
https://www.j-wave.co.jp/special/nightten4/

ニューアルバムをリリースし、11月にイベントも控えているNight Tempo。最後に、彼の活動の原点にある「昭和ポップスの魅力」について質問をした。

Night Tempo:いま聴いても活気があるところが、いちばんの魅力だと思います。たとえば、いま世の中がいろいろ大変だったりして、だからこそ最近はクールとか、せっかちな音楽とかばかりなんですけど、当時の日本はみんながキラキラだったわけではなくても、表面的にはキラキラしていて、それを歌っていて非常に明るい希望を持つことができる音楽がいっぱいありました。聴いていて気持ちよくなるのが、昭和の音楽の魅力だと思っていますし、外国のみんなもそう言っています。

『~JK RADIO~TOKYO UNITED』のワンコーナー「Astroscale THE HIDDEN STORY」では、トップセラーからモノづくりにかける夢を聞く。放送は毎週金曜の10時40分頃から。
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菅井友香、リスナーミーティング「みんなで楽しく生きようの会」を振り返る!「ぷっはーの皆さまとすごく大盛り上がりできた」

3月13日(木)、女優の菅井友香がパーソナリティを務めるラジオ番組「サントリー生ビールpresents『菅井友香の#今日も推しとがんばりき』」(文化放送・毎週木曜日21時30分~22時)が放送。3月1日に開催された番組初のリスナーミーティング「みんなで楽しく生きようの会」について振り返った。

-「ぷっはーの皆さまとすごく大盛り上がりできた」-

菅井友香が、3月1日に開催された番組初のリスナーミーティング「みんなで楽しく生きようの会」について振り返った。こちらのイベントは昼・夜の2回公演で昼の部は菅井一人、夜の部はグループ時代から親交の深い土生瑞穂を迎えての公演となった。

ステージ裏には様々な差し入れが用意されていたようで、サントリーの飲料や菅井が所属する事務所であるTopCoatの社長からの差し入れの個包装されたお団子に舌鼓を打ったという。

今回のイベントは普段のラジオ収録の様子をステージに再現。スタッフも実際にステージに上がり、菅井と共にステージを盛り上げた。

昼の部では、菅井が「慎吾ママのおはロック」の替え歌「友香ママの推しロック」を披露。サビの「おっはー」の部分をファンの愛称である「ぷっはー」に変えて会場とコール&レスポンスをしたりと大盛り上がりだったと語った。

菅井が特に頑張ったと語ったのが、ミニポスターのプレゼントをかけたチャレンジ企画。けん玉と早口言葉、スーパーボールキャッチに挑戦したそう。楽屋では成功したこともあったというけん玉は、企画が決まってから購入して仕事の合間や食事の合間にも練習する程の気合の入り様だったそう。しかし、練習むなしく成功率は5回に1回の20%ほどだったと振り返った。

早口言葉は、スタッフ的には物足りないスピードだったが、会場の盛り上がりで成功にしないといけない雰囲気になったと語り「チームプレーですよね。皆さんのおかげで成功できました」と振り返った。

また、グループ時代に番組で失敗してメンバーに迷惑をかけたことからトラウマの様になっていたというスーパーボールキャッチはけん玉を練習していたことからコツを掴み見事に成功。昼の部で一番の盛り上がりだったと振り返り、「何かを掴めた感じがするんです。もうこれにて克服おめでとうって感じ」と自信を持つほどに至ったと語った。

土生をゲストに迎えた夜の部はクッカーを使った「肉じゃが」で土生をもてなした。熱々の仕上がりが少し想定外だったものの「自分でいうのもなんですけど、本当においしくて」と味付けや火加減はとてもうまくいったと自画自賛した菅井であった。

昼の部同様歌も披露し、土生がソロ曲「Reboot」を歌えば菅井は相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」を歌い、2人で「ミニモニ。ジャンケンぴょん!」も披露。これらの曲は土生からの提案だったそうで、温泉の懐かしい雰囲気に合わせた選曲だったと語った。

菅井は今回のイベントについて「ぷっはーの皆さまとすごく大盛り上がりできたんじゃないかなと思っていて、私もすごく楽しい1日でした」と振り返った。

番組中では一部イベントの音声も流しつつ、当日の雰囲気がより伝わる放送となった。そちらについては是非タイムフリーで。

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