SASUKE x tofubeats専門用語だらけのマニアック機材対談!?

写真左からtofubeats、SASUKE ©InterFM897

機材を1個追加するたび、曲を作る気になる

tofubeats:YouTubeとかにある1,000万円のスピーカーで聴くなんとか、みたいな動画あるの知ってる?高級オーディオマニアが、ただただすごいオーディオセットで聴いてますみたいな動画。結構好きで見るんですけど。SASUKEくんも、いつかやってほしいですけどね。

SASUKE:僕がやるんですか(笑)。

tofubeats:いい機材を揃えて嬉しいみたいなやつをね。

SASUKE:それで言うと僕はめっちゃ機材オタクなので、”THREE THE HARDWARE”は好きです。なんでもいいんで、機材1個あれば曲を作る気になるって言うのが昔からあって。なんか自分のセットに追加したら一曲できるみたいな。

tofubeats:それは俺もあると思います。

SASUKE:そうなんですか。あれは、企画としても機材を買わないといけないじゃないですか。なのでいいなあと思いながら見てるんですけど。

tofubeats:あとは使ったことない機材を使うと脳の全然違うところが刺激されて、前回(12月3日の放送で)言った、音楽を作る時にMIDIで指令を出して音楽を鳴らすのか波形を並べるのかで景色が変わると曲が変わってくるのと同じで、同じ音出すのでも触ったことない機材とかインターフェイスが変わると、気分が変わってくるからできるものが変わってくるっていう話で。だからああいう感じで強制的に機材を買うとか、あの企画が終わったあとも機材が家に残るじゃないですか。それがちょっと影響していくのが面白くて。

SASUKE:僕も出られないですかね?(笑)

tofubeats:ほんとにね。ワーナーミュージックさんに確認しますけど。新企画。僕が最近忙しくて、本当は年内にロケ行きたかったんですけど、先送りになったんで。また若者たちに俺の金で機材を買わせてね、苦しんでる姿を眺めて楽しみたいですけどね(笑)。

SASUKE:過酷ですよね。僕も出たいっていうものの、どうなるかは心配で。

tofubeats:でも、出た以上は同じ条件で戦ってもらうんで。

SASUKE:やるしかないなとは思ってます。

tofubeats:過酷な環境でも曲ができるっていうのを見て、俺が元気を出したいっていうのがあるんですよね。

SASUKE:自分が?!(笑)

tofubeats:そう。ああいうのは自分のためにやってる部分も大きくて。自分のモチベーションが下がる時ってもちろんあるじゃないですか。そういう時に人が苦しんで何かをなんとか出してるところを見るのって元気が出るんですよね。そういうのを、自分が音楽でお金もらった分を何万円かだけ渡したり動画を編集したりするだけで友達が曲を作ってくれるわけですよ。それが自分にとってやる気になるし、あの動画を見たSASUKEくんもやる気になるわけじゃないですか。それで世の中に物を作る人がちょっと増えるってなると、自分が聴ける音楽の量も増えてくると。そうなると結局自分がラッキーみたいな。

SASUKE:確かに。

tofubeats:ああいうみんなが音楽作るのを面白いなって思ってくれたら、最終的に楽できるのは自分というか。

SASUKE:いいですね。ずっとやっててほしいなっていうか。

tofubeats:だから自分の仕事が忙しくなるとあれをやる為のお金が稼げるんですけど、片や休みがなくなるって悩みがあって。いやあ、でも今、言質(げんち)が取れましたんで、ワーナーの人にはSASUKEくん借りますんで。

SASUKE:こっちにくることもできますよ。

tofubeats:マジすか。せっかくなんで、四国の中古屋さんって在庫があんまりないお店もあるじゃないですか。そういう過酷なお店に行ってやってほしいな(笑)。

SASUKE:でも、うちの近くのハードオフは結構あるんですよ。

tofubeats:そこでゴミ寸前みたいなドラムマシーン買ってきて曲作ったりしないんですか?

SASUKE:したいんですけど親同伴なんで、なかなか買ってもらえないというか。

tofubeats:もう500円ぐらいのやつとかさ。

SASUKE:それ買うんだったら、もうちょっと待っていいの買ったほうがってなるんですよね。

tofubeats:でも、18とかになって自分のお金を自由に使えるようになったらトライしてほしいです。なかなか東京とかに出てきちゃうとそういうお店ってないんで、松山にいるとそういうことができるから逆にそこは地方の強みだなと思います。変なものいっぱいあるよね。

SASUKE:変なものいっぱいありますね。普通にレアなやつとかもあるんでしょうね。

tofubeats:そうでしょう。あと地方とかで人知れずやってる人いるんだなって思う。なんで神戸の片田舎のハードオフにこんなスタジオ機材がいっぱい売りに出てるんだろうって時とか。

SASUKE:確かに。ありますあります。この前行ったら売れてたんですけど、最近までマシーンがあって。ソフトが付属していませんって書いてありました。

tofubeats:あるよね。コントローラだけのね。

SASUKE:マシーンってソフトついてるところがいいのに無いっていう。

tofubeats:シリアルを解除するのが面倒くさい、まんまみんな売りに出しちゃうから。それこそ昔の(AKAI)S2000っていうMPCよりも古いサンプラーがあるんですけど。起動ディスクがないと使えないんですよ、フロッピーがないと。なのに俺の友達のやつが買って、ディスクがないから使えなくてヤフオクかなんかでわざわざフロッピーを落札して使ってたとか、そんな人もいました。今とか逆に、若い子にケータイ見せられて「デモ作りました」って流されることがたまにあるんですけど。そういうのもまた、すごいなと思って。今ああいう面倒くさいことして機材から音出してやってるっていうのも逆に、面白いなと思ったりして。

SASUKE:確かに。でも僕はそっち派です。気になって音楽アプリ入れるんですけど使わずに、今は、GarageBand(ガレージバンド)だけになってます。

tofubeats:そういう感じあるよね。それか逆に、何にもなくて中古の楽器屋さんも知らなかったらケータイが突破口になってくるみたいな。結構ケータイだけでもすごい曲作る人とかいるじゃないです。そういうのいいなあって思うかな。でも最近新しいのでも古いのでもこの機材ほしいなっていうのないの?

SASUKE:僕はProphet-5がめちゃほしいです。

tofubeats:Prophetはめちゃくちゃ音いいですからね。「POSITIVE」ってアルバムができた後に、それのお金でProphetを買って、その音が良すぎてできたアルバムが「FANTASY CLUB」だったんですよ。だからほぼ全曲でProphetを使ってて。音を聴いてて曲ができていくみたいな。

SASUKE: スタジオ遊びにいってもいいですか?

tofubeats:待ってます!

SASUKE:今日は告知があるんですよね?

tofubeats:2020年2月5日に「InterFM897 Tokyo Scene LIVE vol.3」というイベントがありまして、そちらに出演いたします。会場はTSUTAYA O-East(東京・渋谷区)、平日ですけど遊びに来ていただければと思います!

SASUKE: ありがとうございました!

SASUKE's konnichiwa Radio
放送局:interfm
放送日時:毎週火曜 23時00分~23時30分
出演者:SASUKE
番組ホームページ

メール:sasuke@interfm.jp
ハッシュタグ:#sasuke897

※該当回の聴取期間は終了しました。

全米各地で広がる“反トランプデモ” 脅かされる言論の自由から、Z世代は「抗議デモ離れ」の傾向に?

ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみがパーソナリティを務めるinterfmのラジオ番組「NY Future Lab」(毎週水曜日18:40~18:55)。ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみが、ニューヨークZ世代の若者たちと一緒に、日本も含め激動する世界をみんなで見つめ、話し合います。社会、文化、政治、トレンド、そしてダイバーシティからキャンセルカルチャーまで、気になるトピック満載でお届けします。

4月9日(水)のテーマは「アメリカZ世代が抗議デモに参加するのは危険すぎる? その深刻な理由とは」。全米で過熱する反トランプデモについて、ラボのメンバーが意見を交わしました。


※写真はイメージです



◆全米各地でおこなわれた“反トランプ”デモ

4月5日(現地時間)、トランプ政権に反対するデモが全米の1,500ヵ所で同時に開かれ、合計50万人を動員。発動したばかりの高い関税から、社会保障、教育まであらゆる問題への抗議を展開しました。

ニューヨークでおこなわれたデモを実際に取材したシェリーは、参加者について「高齢者の多さとは対照的に、若者の姿が極端に少なかった」とコメントします。気候変動問題デモやブラック・ライブズ・マター運動の中心がZ世代で構成されていたことを考えると、ギャップがあると言います。

ではなぜ、若者がデモを敬遠するようになったのでしょうか。実はそれには切実な理由があります。

メアリー:デモを見て私は間違っていなかったって思ったよ。関税の問題にしても社会保障にしても、トランプになったら絶対よくないことが起きると散々警告してきたのに、人々は耳を貸さず彼に投票したからね。

今起こっていることは正気の沙汰ではないよ。だから、人々が抗議するのはいいことだと思うけれど、ちょっと遅すぎるような気もする。

シェリー:遅すぎる?

メアリー:だって今さらどうするわけ? また彼を弾劾するの? 前回も弾劾したけど、結局彼はまた戻ってきたよね。つまり何の意味もなかったってことじゃない。

ケンジュ:最近やたらと抗議行動が多くない? 抗議が当たり前になりすぎているような気がするけど。

ミクア:しょっちゅう抗議運動しているよね。だから、コロナ禍の頃にブラック・ライブズ・マター運動を初めて見たときほど、もう感動しないんだ。それに、今起きていることは予想通りじゃない。だって彼がいい大統領になるなんて全く思っていなかったからね。

だから、抗議運動は多いけど私は参加したいと思わない。少なくともX(旧Twitter)で見る限り、多くの人がそう感じているように見える。「抗議運動には意味がないから行くな」って。

あと、トランプに投票したことを今さら後悔している人もいるわけでしょう?「自分は彼に反対して、彼ではない人に投票したのだから自分の役割はもう果たしている。それなのになぜ抗議しなければならないわけ?」みたいな意見も見かけるよ。せこい意見だと思うけれどね。

自分と同じ意見を持つ人がこれほど多いことがわかって安堵した反面、「今さら遅すぎるのでは」という意見も飛び出しました。これまで抗議運動を繰り返して、ようやくトランプ落選につなげたのに……という思いや、彼を当選させた人に対するいら立ち、「今さら手遅れだ」という無力感が、Z世代のデモ離れの理由の1つになっているのは間違いありません。

しかし、抗議運動自体は無駄ではない、むしろ必要だと言う意見もありました。

ノエ:トランプはクレイジーだ。彼を選ぶべきじゃなかった。間違っていると言い続けているうちに、もう何もする気がなくなってしまったような気がする。そして、トランプに投票した人たちに、自分が間違っていたと感じてほしいという気持ちもわかる。

でも、そんな単純なものではないんだ。というのも、私たちはみんな1つの大きなボートに乗っているわけだからね。今、そのボートが真っ二つになろうとしている。僕は溺れたくないし、子どもたちを溺れさせたくはない。でも今いったい何ができる? おそらく唯一できることは、抗議して「トランプはクレイジーだ」と言い続けることだと思う。何もしないでいるのが一番よくないよ。放っておいたら、アメリカはナチス・ドイツのようになってしまうからね。

メアリー:抗議行動は重要だと思う。例えば、ウィスコンシン州の最高裁判事選挙の件について知ってる? トランプ支持者が多いウィスコンシン州では、共和党候補が勝てるようにイーロン・マスクが多額の資金を寄付したんだ。

でもイーロン・マスクが嫌いだし、トランプ支持の共和党候補を当選させたくなかったから投票に行って、結果として民主党候補が勝ったんだ。だから、すべてが無駄というわけではないと言うべきじゃないかな。

今できることは抗議運動くらいしかないが、それすらやらなくなったら余計によくない結果を生むことになる。そして抗議運動によって、実際に投票結果が変わった現実があるのだから、地道な抗議運動にも意味があるという意見もありました。


(左から)ミクア、シェリー、ヒカル、ノエ、シャンシャン、メアリー/©NY-Future-Lab



◆“デモに参加したくてもできない” 脅かされる言論の自由

一方で、若い世代は諦めの気持ちからデモを放棄しているわけではありません。トランプ政権が推し進める移民の強制送還により、今デモに参加するのは危険だという認識が広がっており、“デモに参加したくてもできない”人々も生まれています。

シャンシャン:もう私たちは抗議運動さえできなくなっているんだよ。抗議運動に参加したことが学校にわかったら、学位が取り消される可能性があるからね。運が悪ければ、不法移民でなくても、市民であろうとグリーンカード永住権保持者であろうと、移民局のターゲットになる。

しかもそういう人が人里離れた場所に勾留されたり、行ったこともない第三国に強制送還されたりしているんだ。だから私はそんなデモには近づきたくないよ。自分の身を守りたいから。

抗議するのは本当に勇気のあることだと思うし、こんなことになって本当に悲しい。トランプがこれほどの力を行使しているのに、誰も彼を止められないんだ。こんなことはこれまで一度もなかった。

トランプ政権による移民の強制送還がますます激しさを増し、今そのターゲットは大学生に向けられています。そして、たとえアメリカ人であってもデモに参加したことで学位が取り消されるなど、言論の自由が脅かされている状況です。

「それでもデモに参加する若者たちは、みなマスクをつけて身元がわからないようにしています。これが今、アメリカの若者が置かれている現実なのです」と、シェリーは話題を締めくくりました。

----------------------------------------------------
4月9日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年4月17日(木) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:NY Future Lab
放送日時:毎週水曜日18:40~18:55放送
出演:シェリーめぐみ
番組Webサイト: https://www.interfm.co.jp/nyfutureweb
特設サイト:https://ny-future-lab.com/

Facebook

ページトップへ