笑福亭鶴瓶 桂ざこばの遺した似顔絵感動「なんやろね、これ」

笑福亭鶴瓶が、4月6日放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』に出演。自身のインスタグラムに投稿した“桂ざこばの描いた似顔絵”について明かした。

笑福亭鶴瓶

去年6月に訃報が報じられてからおよそ半年。家族が遺品整理をしている中で、箱の中に隠されるようにしまわれていたのが桂ざこばが鉛筆で描いた鶴瓶の似顔絵だった。桂ざこばと鶴瓶は、顔を合わせるたびに言い合いをする姿が恒例の2人。

鶴瓶曰く、桂ざこばは「番組やってるときほんまに嫌ってましたよ」と感じるほどの剣幕だったとか。鶴瓶は入門がほぼ10年違い「生意気やったんでしょうね俺が」と当時を振り返る。だからこそそんな桂ざこばが、丁寧に鉛筆で描いた似顔絵が出てきたことには大変驚いた様子の鶴瓶。

笑顔の鶴瓶の横には“つるべちゃん”と名前まで書いてあり、その愛称で呼ばれた経験がほとんどない鶴瓶はその点にも驚いたという。

笑福亭鶴瓶、上柳昌彦アナウンサー

その似顔絵は鶴瓶が譲り受け、自身のインスタグラムにも写真投稿している。実物を手にし、「目のところに押しピンしてんちゃうかな思って見たけど綺麗でした」

生前はとにかく“バチバチだった”という桂ざこばと鶴瓶。この絵を前に「なんやろね、これ」とつぶやき、「俺も反省するわ、10年も先輩に」としみじみ口にする鶴瓶だった。

全国各地で続く“いのちのとりで裁判” 安田菜津紀氏が解説

野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時)。4月16日の放送は、メディアNPO Dialogue for People副代表、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏が全国各地で続いている“いのちのとりで裁判”について話した。

安田菜津紀「全国各地で“いのちのとりで裁判”が続いています」

野村邦丸(パーソナリティ)「命の砦裁判?」

安田「第二次安倍政権下で生活保護の基準が、段階的に大幅に引き下げられました。生活が苦しくなったとしても生活保護につながりさえすれば命はつなげるところだったのが、生活保護の基準があまりにも低すぎて生活保護につながったとしても、人間らしい暮らしができないということで、各地で引き下げに対して、裁判が起こっています。生存権を保障している憲法に違反している、生活保護法に違反していると訴えているわけです。29の都道府県で1000人を超える原告が争っています。今のところ、原告の勝訴が国の勝訴を上回っています。来月には最高裁の弁論が開かれる予定です」

邦丸「生活保護の引き下げの元々の背景は何だったのですか?」

安田「政治家による生活保護のバッシングが苛烈したのが2012年ごろです。例えば片山さつきさんは、生活保護を恥とも思わないのが問題だと発言しました。他にも複数の議員が生活保護に対する負のレッテルを貼った。そうした中で、当時、野党だった自民党は生活保護費の1割削減を公約に掲げ、与党に返り咲いた。そして、引き下げが行われた。でも本来であれば、生活保護は恥ではないわけじゃないですか?」

邦丸「保障されている権利ですよね」

安田「私たちのすぐ隣でとても生活保護だけでは暮らせないと声を上げている人たちに、国はまず対応して、この制度をプラスの方向に改める。そして、政治家自らが貼ってきた生活保護は恥というレッテルを権利に切り替えていくことに注力する。これをやっていただきたいと思いますね」

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