兄弟子・笑福亭笑瓶さんとの絆を語る、晃瓶さん「あちらでも弟弟子になれたら・・・」

笑福亭晃瓶さんが、3月1日(水)放送のラジオ番組『hanashikaの時間。』(ラジオ大阪 月~木曜 午後6時~)に出演し、番組冒頭の話題で先月22日に亡くなった兄弟子・笑福亭笑瓶さんとの絆を明かしました。
晃瓶さん「僕は家では本当は長男なんです。僕にお兄ちゃんはいてないけど、入門した時に兄弟子(笑瓶さん)がいてたんで、『弟ってこんな気分なんやな』って初めて教えてもらった人なんです。“自分が弟になって、お兄ちゃんがいてる”って、相談できるのよ、いろいろと」
晃瓶さん「ま、うちは、お兄ちゃん(笑瓶さん)の相談の方が多かったんやけどね(笑) 僕も、もちろん相談したことあります。師匠には相談しにくいこともあるけど、兄弟子やから言えることがある。その心地よさみたいなものを教えてもらったのが笑瓶兄さん。突然倒れてあの世へいってしまったので、急にお兄ちゃんがいなくなって、うわ、こんな不安やねんなって」
そして、訃報からの一週間を振り返り、大切な人を失う悲しみについて語りました。
晃瓶さん「とにかくもういろんな経験させてもらいました。あぁ、人が亡くなるってこういうことなんやな。悲しさっていうのは、ぼーっとしているときのほうが悲しい。家でテレビ見ていて、兄弟子の特集なんかやっている時の方が悲しくて涙出てくるけど、動いてとにかく忙しくしていたら、少しでも緩和してくれるのかも。忙しいことは、大事なことなのかな・・・」
晃瓶さん「ぼーっとしていると悲しみが襲ってくるんですよね。なんかなぁ、本当に人って呆気ないなと思いました」
午後7時台の自身のコーナー「晃瓶のよもやまな時間。」でも、笑瓶さんとの最後の対面について笑いと涙を交えながら噺家ならではの語り口で振り返るとともに、「お通夜に出席して、こんだけの人にいろんな人に支えられて可愛がってもらって、改めて兄さんってすごいなと。あちらでも弟弟子になれたら」と語りました。
※該当回の聴取期間は終了しました。