埋まらぬ男女の賃金格差。業界ごとに理由も違う?

ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日~金曜日15時30分~17時)、4月9日の放送に元内閣総理大臣補佐官の矢田稚子(やた わかこ)が出演。補佐官時代に取り組んでいた「職場における女性活躍」、男女の賃金格差について解説した。

長野智子「矢田さんが取り組まれたのが『職場における女性活躍』ということです」

矢田稚子「まず『補佐官ってなんですか?』といつも聞かれるんです。橋本龍太郎内閣のときに初めて総理大臣補佐官制度ができて。5人まで総理が任命できるわけです。女性でいうと森まさこさん、上野通子さんという方もいらっしゃったけれど、あまり就いていないんですね。その中で私は賃金雇用担当だったので、メインは賃上げをすること」

長野「はい」

矢田「そして雇用をきちんとしていく、ということです。女性ならでは、でもないけど、そういう視点も見せたいな、というのが、職場における女性の活躍プロジェクトという取り組み。そこで男女間の賃金格差の改善。賃上げするのは結局、企業の労使に交渉して決まるんです。政府ができるのは気運の醸成とかになる。あと中小企業だと環境整備してあげるなど。でも日本は女性の賃金がやはり低いので」

長野「はい」

矢田「賃金底上げによって、賃金の総体が上がるんじゃないですか、ということを当時の岸田総理に申し上げて、そのプロジェクトをさせていただいていたんですね」

長野「世界各国と比べても賃金は安いですか?」

矢田「そうですね。男女の賃金格差が大きい。全体的に78%ぐらいなんです。おととしから女性活躍推進法が一部、改正されて。男女の賃金格差を、301人以上の企業は公開しなければならない、と義務づけられた。厚生労働省のホームページで、いまズラッといろいろな企業の格差が見えるようになっているんです。低いと40%、というところもある」

長野「どの業界が低いんですか?」

矢田「今回、洗い出しをしたんです。去年4月から1年間かけて行なってきたプロジェクトの中、まず現状分析だ、ということで。食品の製造業、意外かもしれませんが金融保険、それから電気・精密、小売業、航空運輸業なんかも男女賃金格差が大きい、とわかってきたんです」

長野「いま挙がった業界は共通する理由などあるんですか?」

矢田「共通というより、それぞれによって違うわけです。いろいろな理由、背景があって、格差が生まれている。それをいま各産業界に分析していただいて。アクションプランというものをつくって、格差を埋める努力をしてください、とお願いしているところです」

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侍戦士の状態を不安視する侍OB

4月25日バンテリンドームナゴヤで行われた中日ーヤクルト戦を解説した福留孝介氏が、侍ジャパンの常連、スワローズ山田哲人選手の状態について強い不安を口にしました。

4回高橋周平選手のセカンドゴロを捕球できずエラーが記録された場面で「山田選手らしくないというか、腰が高くて捕球の形が取れていない。
足が割れるという言い方をするが、足が割れていないのでどうしても腰を低く落とすことが出来ない」と指摘。

さらに5回のこの日第3打席はレフトへのツーベースヒットを放ちましたが「本来の山田選手であればスタンドまで持って行って当たり前の球。本人もあれっと思っているのではないか。やはり下半身の粘りが効かない分タイミングが微妙にずれている」と分析しました。

去年下半身コンディション不良で2度に渡り戦線離脱となった反省から、今年春のキャンプでは下半身強化を課題に徹底した走り込みなどに取り組んだ山田哲人選手ですが、3月1日巨人とのオープン戦で左手中指脱臼で戦列を離れ開幕には間に合いませんでした。

4月2日に1軍登録され、5日には史上46人目となる300号ホームランも記録していますが、ここまでまだ本来の姿ではありません。

自身も侍ジャパンの一員として日の丸を背負った福留氏の目には、今年の出遅れの原因となった指の脱臼よりも、去年苦しんだ下半身の状態がまだ万全ではないことに不安を感じると語っていました。

来年には連覇を掛けてWBCが開催されますが、選手の中でもリーダー的存在の山田哲人選手は不可欠なだけに今後の状態が注目されます。

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