コピーライターの奥村明彦さんがグランプリに輝く!『第12回 100万円争奪!ラジオCMコンテスト』

青二プロダクションの豪華声優陣が最終候補作品をステージ上で熱演

文化放送がラジオCMの新しい可能性を切り開くことをテーマに開催しているCMコピー公募企画『100万円争奪!ラジオCMコンテスト』の最終審査がこのほど、文化放送メディアプラスホールにて行われ、グランプリを筆頭とする各賞が決定、本日24日(月・休)午前、2時間の特別番組『文化放送 第12回100万円争奪!ラジオCMコンテスト』として放送されました。

最終審査は1万9389本から厳選された45本
当コンテストでは、協賛社(15社)からの課題に基づき、プロ・アマ問わず一般から20秒のラジオCMコピーを募集し、全ての応募作品の中からグランプリ(賞金100万円)ほか各賞を決定します。12回目を迎えた今年の応募総数は1万9389本で、このうち45作品が最終審査に駒を進めました。

そして最終審査では、青二プロダクションの豪華声優陣が最終候補作品をステージ上で「生ラジオCM」として熱演。招待されたリスナーを前に、プロの技を披露しました。

審査員には中島信也さん(CMディレクター)、谷山雅計さん( コピーライター)、児島令子さん( コピーライター)、近藤浩章さん(作編曲家・プロデューサー)らのCMクリエイティブ界の第一線で活躍する方々に加え、特別審査員として、『DIVE TO MUSIC』(金曜日 午後9時00分~)でパーソナリティを務める音楽クリエイターのヒャダインさんに参加していただきました。

 

グランプリは「コピーライター・奥村明彦さん」!
 グランプリの栄冠に輝いたのは、「東京タワー」を課題にした奥村明彦さんの作品。部下たちが先に退勤し、仕事場に一人残ることになった上司が、窓の外に見える東京タワーを心の拠り所にするというハートウォーミングな構成で大きな支持を集めました。

グランプリ発表部分から聴く!(番組終盤)

 

この日来場していたグランプリ受賞者の奥村さんは、都内在住のコピーライター。12月23日に65歳の誕生日を迎えたばかりという奥村さんはグランプリ受賞について「前に出てくるようなイメージの作品が多かったので、『まさか』と。驚きました。(中略)自分の中では感動的な作品という感じはあまりなかったんですけど、聴いてみると感動的なものに仕上がっていて、本当にありがとうございました」と喜びを語りました。

グランプリ受賞作について中島審査委員長は、「最後の『60周年』がすごく重い。60年間、この日本・東京を見守ってきた東京タワーという、大きな歴史や重みを感じます。みんな自分にとっての東京タワーの思い出があると思うんですけど、いろんなことを聴き手に想像させる作品になっていると思います。いままでのコンテストのラジオCMとは違った、たったの20秒なのに落涙させるという魅力を伝えて、非常に価値のある作品だなと評価しました」と語りました。

 

「第12回ラジオCMコンテスト」概要
■募集作品
協賛広告主の課題にもとづく20秒のラジオCM用コピー

■応募資格
プロ・アマチュア問わず   

■応募期間
2018年8月1日~10月31日
■審査員
中島信也・谷山雅計・児島令子・近藤浩章・ヒャダイン

■賞金
グランプリ(1本):100万円
審査員賞(5本):10万円
リスナー大賞(1本):10万円
ほか優秀賞(9本):3万円

文化放送 第12回100万円争奪! ラジオCMコンテスト
放送局:文化放送
放送日時:2018年12月24日 月曜日 9時00分~11時00分
番組ホームページ

【進行】
野村邦丸
水谷加奈

【審査員】
中島信也
谷山雅計
児島令子
近藤浩章

【スペシャルゲスト】
ヒャダイン

※該当回の聴取期間は終了しました。

全米各地で広がる“反トランプデモ” 脅かされる言論の自由から、Z世代は「抗議デモ離れ」の傾向に?

ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみがパーソナリティを務めるinterfmのラジオ番組「NY Future Lab」(毎週水曜日18:40~18:55)。ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみが、ニューヨークZ世代の若者たちと一緒に、日本も含め激動する世界をみんなで見つめ、話し合います。社会、文化、政治、トレンド、そしてダイバーシティからキャンセルカルチャーまで、気になるトピック満載でお届けします。

4月9日(水)のテーマは「アメリカZ世代が抗議デモに参加するのは危険すぎる? その深刻な理由とは」。全米で過熱する反トランプデモについて、ラボのメンバーが意見を交わしました。


※写真はイメージです



◆全米各地でおこなわれた“反トランプ”デモ

4月5日(現地時間)、トランプ政権に反対するデモが全米の1,500ヵ所で同時に開かれ、合計50万人を動員。発動したばかりの高い関税から、社会保障、教育まであらゆる問題への抗議を展開しました。

ニューヨークでおこなわれたデモを実際に取材したシェリーは、参加者について「高齢者の多さとは対照的に、若者の姿が極端に少なかった」とコメントします。気候変動問題デモやブラック・ライブズ・マター運動の中心がZ世代で構成されていたことを考えると、ギャップがあると言います。

ではなぜ、若者がデモを敬遠するようになったのでしょうか。実はそれには切実な理由があります。

メアリー:デモを見て私は間違っていなかったって思ったよ。関税の問題にしても社会保障にしても、トランプになったら絶対よくないことが起きると散々警告してきたのに、人々は耳を貸さず彼に投票したからね。

今起こっていることは正気の沙汰ではないよ。だから、人々が抗議するのはいいことだと思うけれど、ちょっと遅すぎるような気もする。

シェリー:遅すぎる?

メアリー:だって今さらどうするわけ? また彼を弾劾するの? 前回も弾劾したけど、結局彼はまた戻ってきたよね。つまり何の意味もなかったってことじゃない。

ケンジュ:最近やたらと抗議行動が多くない? 抗議が当たり前になりすぎているような気がするけど。

ミクア:しょっちゅう抗議運動しているよね。だから、コロナ禍の頃にブラック・ライブズ・マター運動を初めて見たときほど、もう感動しないんだ。それに、今起きていることは予想通りじゃない。だって彼がいい大統領になるなんて全く思っていなかったからね。

だから、抗議運動は多いけど私は参加したいと思わない。少なくともX(旧Twitter)で見る限り、多くの人がそう感じているように見える。「抗議運動には意味がないから行くな」って。

あと、トランプに投票したことを今さら後悔している人もいるわけでしょう?「自分は彼に反対して、彼ではない人に投票したのだから自分の役割はもう果たしている。それなのになぜ抗議しなければならないわけ?」みたいな意見も見かけるよ。せこい意見だと思うけれどね。

自分と同じ意見を持つ人がこれほど多いことがわかって安堵した反面、「今さら遅すぎるのでは」という意見も飛び出しました。これまで抗議運動を繰り返して、ようやくトランプ落選につなげたのに……という思いや、彼を当選させた人に対するいら立ち、「今さら手遅れだ」という無力感が、Z世代のデモ離れの理由の1つになっているのは間違いありません。

しかし、抗議運動自体は無駄ではない、むしろ必要だと言う意見もありました。

ノエ:トランプはクレイジーだ。彼を選ぶべきじゃなかった。間違っていると言い続けているうちに、もう何もする気がなくなってしまったような気がする。そして、トランプに投票した人たちに、自分が間違っていたと感じてほしいという気持ちもわかる。

でも、そんな単純なものではないんだ。というのも、私たちはみんな1つの大きなボートに乗っているわけだからね。今、そのボートが真っ二つになろうとしている。僕は溺れたくないし、子どもたちを溺れさせたくはない。でも今いったい何ができる? おそらく唯一できることは、抗議して「トランプはクレイジーだ」と言い続けることだと思う。何もしないでいるのが一番よくないよ。放っておいたら、アメリカはナチス・ドイツのようになってしまうからね。

メアリー:抗議行動は重要だと思う。例えば、ウィスコンシン州の最高裁判事選挙の件について知ってる? トランプ支持者が多いウィスコンシン州では、共和党候補が勝てるようにイーロン・マスクが多額の資金を寄付したんだ。

でもイーロン・マスクが嫌いだし、トランプ支持の共和党候補を当選させたくなかったから投票に行って、結果として民主党候補が勝ったんだ。だから、すべてが無駄というわけではないと言うべきじゃないかな。

今できることは抗議運動くらいしかないが、それすらやらなくなったら余計によくない結果を生むことになる。そして抗議運動によって、実際に投票結果が変わった現実があるのだから、地道な抗議運動にも意味があるという意見もありました。


(左から)ミクア、シェリー、ヒカル、ノエ、シャンシャン、メアリー/©NY-Future-Lab



◆“デモに参加したくてもできない” 脅かされる言論の自由

一方で、若い世代は諦めの気持ちからデモを放棄しているわけではありません。トランプ政権が推し進める移民の強制送還により、今デモに参加するのは危険だという認識が広がっており、“デモに参加したくてもできない”人々も生まれています。

シャンシャン:もう私たちは抗議運動さえできなくなっているんだよ。抗議運動に参加したことが学校にわかったら、学位が取り消される可能性があるからね。運が悪ければ、不法移民でなくても、市民であろうとグリーンカード永住権保持者であろうと、移民局のターゲットになる。

しかもそういう人が人里離れた場所に勾留されたり、行ったこともない第三国に強制送還されたりしているんだ。だから私はそんなデモには近づきたくないよ。自分の身を守りたいから。

抗議するのは本当に勇気のあることだと思うし、こんなことになって本当に悲しい。トランプがこれほどの力を行使しているのに、誰も彼を止められないんだ。こんなことはこれまで一度もなかった。

トランプ政権による移民の強制送還がますます激しさを増し、今そのターゲットは大学生に向けられています。そして、たとえアメリカ人であってもデモに参加したことで学位が取り消されるなど、言論の自由が脅かされている状況です。

「それでもデモに参加する若者たちは、みなマスクをつけて身元がわからないようにしています。これが今、アメリカの若者が置かれている現実なのです」と、シェリーは話題を締めくくりました。

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4月9日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年4月17日(木) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:NY Future Lab
放送日時:毎週水曜日18:40~18:55放送
出演:シェリーめぐみ
番組Webサイト: https://www.interfm.co.jp/nyfutureweb
特設サイト:https://ny-future-lab.com/

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