山の日スペシャル!山に登って働く「株式会社 山屋」の代表に山の仕事について山ほど聞いた

本日8月11日は国民の祝日「山の日」!そこで、山のプロフェッショナルである『株式会社 山屋』代表の秋本真宏さんが、くにまる食堂にご来店。“歩荷(ぼっか)”という耳慣れないお仕事について、お話を伺った。

邦丸「“やまや”っていうと明太子屋さんを思い出す方もいるかもしれませんが、秋本さんの方は漢字で書く「山屋」。どんな会社なんです?」

秋本「山で働く会社でして、もうそのまんまなんですよね。山で調査とか作業・運搬を行うような会社です。」

邦丸「秋本さんご自身は沼津の生まれ。海で育ってなんで山に?」

秋本「富士山を見て育ったんですけど、学生の頃、長野県の中央アルプスに初めて登ったら、もう惚れ込んでしまって、すぐに長野に移住を決意して、そこからどんどん山の道に進んじゃいましたね。」

邦丸「皆さん、歩荷(ぼっか)というお仕事をご存知でしょうか?この仕事との出会いが秋本さんの原点で、要するに大きな荷物を背負って山小屋なんかに持っていくんですよね。」

秋本「そうですね。山で荷物を運ぶ仕事をしないかと声かけていただいて、それを起点に調査とか、運んだ荷物で何かやってくれとか、作業とか仕事が増えていって、今に至ってます。」

邦丸「テレビでそういうお仕事を見ると、だいたい食材とか飲み物とかを運んでいますが、そればかりではないんだ?」

秋本「気象観測の機械ですとか、あとは発電施設とかのバッテリーを交換することもありますし…」

邦丸「ちょっと待って、バッテリーって重いでしょ?」

秋本「そうですね。1つが20キロとか30キロとかあるんですけど、それをいくつか持ったりしますし、発電機と燃料と一緒に運んだりする事もあって、僕も初めて知ったときは「こんなお仕事があるんだ」、「誰かがやってくれてたんだ」ってびっくりしました。」

邦丸「今、日本で歩荷をしている方はどのぐらいいらっしゃるんですか?」

秋本「今まで自分が出会ったのは100人いってないですね。正確に何人いるのかは分からないんですけど、そこまで多くはないんじゃないかなと思います。」

邦丸「荷物ならヘリで運んじゃえばいいって思うかもしれませんが、山の形とか条件によって歩荷じゃないと運べないってこともあるわけでしょ。」

秋本「ヘリだと空が開けてないと行けないので、森の中に施設があったりすると僕らのような人が荷物を運びに行ったりします。」

邦丸「今まで秋本さんが背負った荷物で、これはきついなーと思ったのは何キロぐらいですか?」

秋本「自分はそこまで強い方でもないんですが、70キロぐらいは持つことがあります。国立公園の尾瀬には脈々と歩荷をやられてる方たちがいて100キロとか持つんですよね。調べてみると各地で100キロ以上のものを人が背負って運んでたという記録が残ってて、すごいなって思います。ただ最近 僕らは、体の健康とかいろんなことを考えて、荷物は20から30キロにまとめて、その代わりに往復したりします。アルプス稜線でも往復したり。僕らはそもそも、登って降りるのも、荷物を背負ってるのも、楽しいよっていうメンバーしか続けてないし、集まってないんです。重いものを背負おうと頑張っちゃうんじゃなく、往復すればいいんじゃない?って。(笑)」

邦丸「往復を楽しむってこと?せっかく荷物を持って行っても「じゃあまた」って降りちゃうんだ。何往復ぐらいするんですか?」

秋本「距離によるんですけど片道1~2時間とかだったら3往復する仕事もあります。普段から鍛えてる行動スピードが早い人たちに合わせて、日が暮れる前までには仕事が終わるようにやってます。」

このあとは山登りのアドバイスなどを伺います。さらに本日の高尾山の模様を天海ディレクターが生中継でお伝え!山に興味を持った方はradikoのタイムフリー機能でご確認ください。

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津田健次郎が指南…大勢の人の前で“緊張せずに話すコツ”とは?「失敗を前提に考えています」

声優・俳優の津田健次郎がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「津田健次郎 SPEA/KING」(毎週日曜 12:00~12:30)。声優として数々の人気アニメ作品、俳優としても話題のドラマ・映画に出演。今もっとも注目を集める才能・津田健次郎のパーソナルな一面が知れるレギュラーラジオ番組です。4月6日(日)の放送では、大勢の人の前で話すときの心構えについて語りました。


パーソナリティの津田健次郎



◆大勢の人の前で話すときのコツ

<リスナーからのメッセージ>
「私は春から社会人5年目になり、4月から入る新入社員の前で講義をすることになりました。しかし、大勢の前で資料を読もうとすると棒読みになってしまいます。“練習あるのみ”とは思っていますが、恥を捨てきれない自分がいます。津田さんは、大勢の前で話すうえで普段から意識されていることはありますか?」

津田:なるほど。僕もイベントとかで話すことが多いですけど、これはまず“慣れ”が必要で、人前で話す機会が多いかどうかが、ものすごくものをいうと思います。ただ、講義となるとまたちょっと違って……僕も芝居に関する講義みたいなものはやったことがありますけど、そんなにうまく話せるイメージは自分でもないですね。

でも、別に緊張はしません。その理由の1つとして、別にうまくやろうと思ってはいません、失敗を前提に考えています。逆にうまくやろうとすると緊張してしまう気がしますので、うまくやることよりも、実際に目の前に人がいるので、コミュニケーションを取っていく感覚のほうがいいんじゃないかと思います。

(講義を)聞いてくださる新入社員の皆さんは一生懸命聞くスタンスでいると思うんですよ、特に最初は。なので、イジっちゃってもいいんじゃないですかね。新入社員の皆さんに言葉を投げかけて、そのリアクションに対してまた言葉を投げかけるみたいな。そうやってコミュニケーションを取っていくと、自分自身の緊張もほぐれますし、新入社員の方々も気持ちがほぐれるんじゃないかなと思うんです。特に序盤にそれをやると、すごくいいんじゃないかなという気がします。

あとは、(講義に向けて)しっかり資料を作られている気がするんですけど、これもざっくりしたものでいいんじゃないかな。例えば、“こういう流れで話をしていきたい”という項目だけメモ書きをしておくとか、絶対に話さないといけないことは単語でメモにして用意しておく。

そうすると、カンペとしてメモを読む感じになると思うんですけど、それが文章になっていると、その文章を読むことに集中しちゃうので、結果的に棒読みになってしまう。でも、それはしょうがないと思うんです、僕らが芝居をするときも同じなので。初見で文章をしっかり読もうと思うと、やっぱり、文章を読んでいるようになっちゃう。そうではなくて、やっぱり“ノリ”みたいなものが必要なのかなと思います。

「練習あるのみ」と(メッセージに)書いてくださっていますけど、例えば“どういう流れで講義を進めるか”というシミュレーションをいっぱいするといいと思います。正確に読むと逆に転ぶ気がしますので、正確性を1回排除してざっくりいってみましょう!

だって失敗しても特に失うものはないと思うので、全然気楽にやっていきましょうよ。楽しい時間になることを期待しております。

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4月6日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年4月14日(月)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:津田健次郎 SPEA/KING
放送日時:毎週日曜 12:00~12:30
パーソナリティ:津田健次郎
番組Webサイト:https://15audee.jp/articles/news/arzGScruNeYzMYs9hC6vN9xF

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