神野三枝 自宅マンションのクリスマスイベントで「考えさせられたこと」

東海ラジオ『Paradise』(月~金9:00~11:00)は「あなたの人生がパラダイスに!」なるように、オトナな音楽、カルチャー情報、医療や介護の問題、ホットなエリア情報、役立つ生活情報、ショッピング情報など、様々な情報を持ち寄って、ホッと一息つける時間を演出する番組。DJは神野三枝。12月26(火)のオープニングトークは「自宅マンションのクリスマスイベント」の話題からスタート。

「うちのマンション、今期の理事長さんが大変積極的な方で、私がマンションを購入して12、3年になるんですが、初めて、エントランスにクリスマスツリーを飾って、12月は毎週末、子供たちによるオーナメントのお飾り会が開催されて、クリスマスにはサンタさんが来てプレゼントまでくれて、とってもいいことですよね」

「とはいえ、その費用は管理組合費を使うので、住民の賛同を得ていないといけないわけです。何度も話し合いをして、準備も大変だっただろうと思うと、ほんとに頭が下がります。私はこのことを、勝手に、今年度の役員のみなさんたちは、偶然、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭の方が集まったのかなあと思っていたんですね」

「そんなことをマンションの管理の仕事をしている知人に話したんです。すると、思いもつかなかった答えが返ってきたんです。『マンションの資産価値を下げないために、イベントが必要』という答えだったんです。マンションも築年数が経って古くなってくると、売れにくくなってきますよね。売るために値を下げるということは、資産価値が下がるということになりますよね。売れなくなる理由のひとつに『高齢者しか住んでいないイメージ』というのがあるそうなんです」

「国土交通省が行った住宅市場動向調査によると、マンションを購入する世代は、新築マンションが平均39.5歳。中古マンションが平均44.2歳。マンション購入者は、30代40代に集中していると言えます。例えば、その世代が新築マンションを購入して、築20年経つとしましょう。住民の大半が定年を迎えるか、迎えていることになります」

「何らかの事情で引っ越すことになって、売りに出したとしましょう。中古マンションの購入者の平均が44.2歳と考えると、たぶん、お子さんは小中学生か大きくても高校生。それで、自分が買おうかなと思っているマンションの、ほかの住民の大半が高齢者とすると、ちょっと考えちゃいますよね」

「実際に知人が扱っているマンションは、築24年で、新築当時は住民みんな若かったのに、今はもう高齢者。週に何度も救急車が来るし、訪問者はヘルパーさんと弁当配達業者さんばかり。購入当時は億ションだった部屋なのに、半値以下に下げても売れないという物件もあるそうなんです」

「これを聞くと、私もちょっと考えさせられますね。ということで、常に、若い世代が購入したいと思う物件、すなわち、それが資産価値につながるそうなんです。なので、そのための修繕工事はもちろん、イベントも必要経費だと思ったほうがいいよと教えてもらいました。なるほどね」

Paradise
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 9時00分~11時00分
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令和7年の通常国会前半が終了。石破政権は本当に「熟議の国会」を実現させた?

4月11日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは、令和7年の通常国会について、ジャーナリストの鈴木哲夫氏に話を伺った。

長野智子「伺いたいことが山盛りなんですけれども、まずは前半の国会を見直そうとかと」

鈴木哲夫「短く一言言いたい。石破さんは『熟議の国会』と言いましたね」

長野「言ってましたねぇ、はい」

鈴木「パッと聞くと『あー、いいな、議論が熟して』って思うかもしれないけど、僕はやっぱり(通常国会の)前半を見ていて、なにが“熟議”かと。“妥協と密室国会”じゃないか、と」

長野「いやいや、ほんとですよね。国対国会と思いますよね」

鈴木「そうそうそう。結局、少数与党だから、今回(令和7年度)の予算もそうだったけど、これを通すためには野党に協力してもらわないと通らないわけですよ。そうすると、野党にただ頭下げたってダメですよ。じゃあその中で例えば、維新・国民民主が『これを通してくれたら本予算に賛成するよ』と。たとえば高校授業無償化とか103万円の壁とか。これ自体おかしくないですか?本予算っていうのはその国の形なわけですよ」

長野「そうなんですよね」

鈴木「だから自公が作っている予算というのは、この国をどうしていきますという国家像なわけですよね。安全保障も入っていれば社会保障も入っていれば。で、『一個なんか通してくれるなら、その国家像、自公の本予算に賛成するよ』って、これ、与党じゃないですか。自公を認めることになりませんか?」

長野「維新は、じゃあこの予算全体の責任を取るんですか?って話ですよね」

鈴木「そのとおりですよ。そしたらじゃあ内閣不信任なんか出せるんですか?と。たとえばそういうことになるわけでしょ、矛盾が出てくる。小沢一郎さんが良いこと言っていたのは、かつて自民党と社会党という古い時代があって、お互いに喧嘩しながらワーワーやっていたが、最後の予算のところになると社会党のいくつか部分を自民党が『わかった、予算取り込んでやろう』ということで最後は採決になって自民党の予算が成立した、と。『あれに似ているじゃねぇか』と」

長野「あー、なるほどね」

鈴木「去年の総選挙もそうだけど、有権者は『自公政権じゃ、もうダメだ』と。政治とカネも含めてね。だからって言って去年の総選挙では自公の数を減らしたわけでしょ?じゃあやっぱり野党が一つになって国家像を作って『こういう国にするんだ』と。で、(与党と)対決して政権交代、みたいな緊張感を生み出してもらいたいということだったんじゃないですか?」

長野「ほんとですね」

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