高橋宏斗 開幕投手決定で プロ野球解説者 山﨑武司氏がコメント

TOKAI RADIO『Live Dragons!』(月17:15~18:00 火~金17:15~19:00 DJ平松伴康)3月4日(火)の放送に、ドラゴンズOBでプロ野球解説者の山﨑武司氏が出演し、ドラゴンズの開幕投手に決まった高橋宏斗についてコメントした。
先日のオープン戦で好投
ドラゴンズは、3月1日(土)2日(日)に、開幕3連戦の相手ベイスターズとオープン戦を行った。1日は、ベイスターズの開幕投手に決定している東から、1回裏に2点を先制し、試合は3対0でドラゴンズの勝利。2日は、高橋宏斗が先発し、4回無失点の好投を見せ、試合は1対0でドラゴンズの勝利。
高橋の開幕投手決定は、2日の試合後、井上監督が発表したもので、山﨑氏は「東を攻略して、高橋がいいピッチングをした。そこを見て、最終的に(高橋開幕投手決定を)判断したんじゃないかと思う。高橋は日本のエースとして、みなさんに認めてもらっているから(開幕先発を)逃げる必要はない。決まった以上はガチの勝負をしてほしい。注目の対戦になる」
ビジター登板が続くことになるが
「開幕投手を務めると、3カード続けてビジターでの登板になるが(井上監督は)そこは気にしてなかったのだろう。開幕投手として『おまえがチームを引っ張って行ってくれよ』という気持ちのほうが強かったということだと思う。高橋を開幕投手に立てないとしたら、新監督の初陣の試合としては、どうなのかなという自問自答はあったと思う」
高橋投手については、ベイスターズとの開幕3連戦の後、バンテリンドームナゴヤに戻ってジャイアンツとの初戦という予想もあったが、山﨑氏は
「開幕を高橋で行くということになれば、絶対に宏斗に勝たせないかんという気持ちになる。チームの士気が上がる。これはいいことだと思う。2日のオープン戦の(4回を投げ53球、打者14に対しヒット2本という)成績は全く問題ない。これからもっともっと自分の中で精度を上げていく作業になると思うが、順調に来ている」
「一方の東も、オープン戦では2点取られたが、何とも思っていないと思う。ペナントレースに入ると変わってくるので、いい状態で開幕に合わせて来るんじゃないかな」
開幕戦のエース対決 試合のポイントは?
「一番は、先制点を与えないこと。先制されずに味方が先制すること。そうなると、エースピッチャーは限りなく勝ちに近づく。高橋、東、両投手とも、普通に投げれば、7回ぐらいまで平気で行ける。後ろ(2番手以降の投手)の勝負になれば、どのチームも、いい中継ぎ、抑えを持っているので、試合の終盤まで同点で行くと、どっちに転がるかわからない状態になる。とにかく1点でも先制すること。高橋宏斗だったら、球数次第で、ひとりで逃げ切っちゃう可能性だってある」
「開幕投手は勲章だから。やっぱりドラゴンズの顔、エース。エースが投げるというプレッシャーはあると思うが、高橋だったら、そんな緊張感なくやってくれると思う。エースは勝たないと。エースピッチャーは勝たないと何の意味もない。数字(勝ち星)を上げていかなきゃ意味がない」
「開幕戦で投げるということは、対戦相手のチームのエースとの投げ合いが続くということ。でも、高橋の調子がよければ、カードによっては、相手チームが、エースの登板をずらしてくる可能性もある。外球場は天候で変わることもあるが、宏斗はずっと金曜先発で行けばいい。相手がずらしてくる。向こうに気を遣ってもらえばいい。そういうスタンスで行ってほしい」と話した。
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