山浦ひさしが「遅ればせながら」大いに語った「吉本」「高校野球」問題

東海ラジオパーソナリティ山浦ひさし(写真左)が「吉本問題」「高校野球問題」について大いに語った(7月30日13時~『山浦!深谷!イチヂカラ』)。「遅ればせながら」となったのは、山浦が先週夏休みを取っていたからだ。そして、その内容は、極めて冷静に熟考したことが伺えるものだった。

まず「吉本闇営業問題」について。山浦は以前、吉本に所属していたタレントで、今はタレント派遣会社の代表を務めている。「双方の立場から今回の問題を見ることができると思う」としたうえで「やはり芸人側に思い入れはある」と言いながら、あえて、芸人側の非に触れ、そもそもの原因についての「二つの裏切り」を指摘した。ひとつは、十分な収入があり名声もあるはずの芸人が会社を通さない仕事を受けたこと。もうひとつは、最初に金のことで会社にウソをついたこと。そこから話がおかしな方向に進んでいったことを重要視した。

さらに、ここにきてSNSなどで噴出している芸人側の不満、それは、何年も所属している芸人がギャラの安さについて不満を述べていることだが、山浦は「ギャラの金額については、わかった上で続けてきたはず。それがいやなら辞めるという選択肢もあったはず」と、吉本というブランドの傘の下で舞台に立つことを自ら選んできたのにここぞとばかりに不平を言い言い出した芸人に対して強い違和感を示した。また「ギャラが安いために食えない芸人がいることと、今回の闇営業問題とは全く別のこと」と今回の問題から派生している別問題を混同する傾向には釘を刺した。さらに「最初に芸人が『金をもらってない』と言ったことを会社は本当に信じたのか。それを信じたことにしたほうが話が進めやすかったのではないだろうか」これはあくまで勝手な見方、私見としたうえで「そうであるならば会社の体質は問題だ」と話した。

続いて「高校野球連投問題」について。地方大会の決勝戦でエース・ピッチャーを出さなかった監督の判断については、賛否両論、意見が飛び交っている。山浦は、監督の判断に「称賛できないが賛同はできる」という意見。元高校球児の山浦は、あくまで一高校野球ファンとの立場と断ったうえで「目標が甲子園出場であるならば(エースに)準決勝を休ませて、決勝で投げさせることはできなかったのか」と話した。ふたつの問題について番組では熱く語った山浦だが、その内容は極めて冷静に熟考したことが伺えるものだった。

山浦!深谷!イチヂカラ!
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 13時00分~16時00分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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茂木健一郎「『モチベーション』や『やる気』は、実は必要ない」その深意は!? 集中状態をキープするために必要なことを脳科学の視点でアドバイス

脳科学者・茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界で活躍するゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」(毎週土曜 22:00~22:30)。
そのスピンオフ番組「茂木健一郎のポジティブ脳教室」が、TOKYO FMとJFN系列38局の音声配信プラットフォーム「AuDee(オーディー)」にて配信中です。
この番組では、リスナーから寄せられたお悩みに対し、茂木が脳科学的な視点から回答して「ポジティブな考え方」を伝授していきます。
今回の配信では「効率よく集中するコツ」に関する相談に答えました。


パーソナリティの茂木健一郎



<リスナーからの質問>
僕は勉強を頑張りたいのですが、集中力が続かず、気が散ってしまうことが多いです。やる気があるときはスムーズに進むのですが、モチベーションが下がると何も手につかなくなります。

茂木さんは、よく「フロー状態」(※時間が経つのを忘れるほど集中している状態)についてお話されていますが、フローに入りやすくするための具体的な方法や、脳科学的に効率よく集中するコツがあれば知りたいです。

また、モチベーションが低いときにどうすれば自分を動かせるのか、アドバイスをいただけると嬉しいです。

<茂木の回答>
「モチベーション」や「やる気」は、実は必要ないと気づくことが、人生においてすごく大事なことなんです。私も毎朝起きてから夜寝るまで、ずっと何かしらの活動をしていますが、面白いとは思っていても、「モチベーション」や「やる気」を意識することはありません。

モチベーションとは、何かをやりたくないときの言い訳として使われることが多いのです。

ちょっと考えてみてください。歩くときに、「よし、歩こう!」とモチベーションを高める必要はありますか? ありませんよね。

何かを継続するためには、それを習慣にすることが大切です。そして習慣化する過程では、モチベーションや、やる気は不要なんです。むしろ、「モチベーションが上がった」「下がった」と考えることが、1つの落とし穴になってしまうのです。

「やる気があるときにはスムーズに進む」と書かれていますが、それは「やる気があるから」ではなく、そのとき「集中できているから」なんです。

だから、「やる気が出ない」「モチベーションが湧かない」と考えること自体が、フロー状態に入る妨げになってしまうんですね。

例えば、アスリートがオリンピックで金メダルを獲るという目標はあっても、日々の練習で(毎回)そのことは考えません。ただ、決められた時間に黙々とトレーニングするだけなんです。だからこそ、「モチベーションや、やる気は必要ない」と気づくことが、とても重要だと思います。

フロー状態に入るとは、雑念を1つずつ取り除いていくことです。そして、その雑念のなかには「モチベーションや、やる気がなければならない」という思い込みも含まれているのです。

ところで、今あなたが勉強しているのは何でしょうか? きっと、それを「学びたい」と思った原点に、何かしらの感動があったはずです。私自身、子どもの頃に蝶の観察をして、命の美しさに感動したり、アインシュタインの相対性理論を読んで感動したという原点があります。あなたにも、きっとそうした「原点の感動」があると思うんです。

その感動が、自分の人生の「方向」を作るのです。方向が定まれば、あとは日々のルーティンをこなすだけ。そこにモチベーションや、やる気は必要ありません。淡々と続けることが、フロー状態を保つ鍵なのです。ぜひ、試してみてくださいね。

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音声版「茂木健一郎のポジティブ脳教室」
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<番組情報>
番組名:茂木健一郎のポジティブ脳教室
配信日時:毎週土曜 22:30配信(予定)
パーソナリティ:茂木健一郎

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