デビュー50周年を迎える<甲斐バンド><THE ALFEE>のデビューアルバムを音楽評論家・田家秀樹が回想を交えて聴き直す!

『J-POP LEGEND CAFE』
2014年4月にスタートした『J-POP LEGEND FORUM』。10年目を迎える2023年4月、このプログラムが『J-POP LEGEND CAFE』として生まれ変わります。「一か月一特集」という従来のスタイルに捕らわれず、身軽で自由な特集形式で語られる「LEGEND」。表舞台だけでなく舞台裏や市井の存在まで、さまざまな伝説に触れてください。

■放送:毎週月曜 21:00~22:00
■DJ:田家秀樹

成功と呼べるような成果を残せなかったデビュー当時を振り返る

新生活を応援!「周年アーティストのデビューアルバム特集」

4月は、新しい生活が始まり、期待と不安の中で新しい一歩を踏み出す、などそれぞれの人生の【デビュー】の月。そこで今年、記念の周年イヤーを迎えるアーティストたちが、「どんなデビューをしたのか」「デビューアルバムではどんな音楽をやっていたのか」「どんな事を歌っていたのか」を探ってみようという1ヵ月です。

ラストとなる今週はデビュー50周年の「甲斐バンド」と「THE ALFEE」のデビューアルバムを取り上げます。成功と呼べるような成果を残せなかったデビュー当時のこのレジェンド2組のデビュー作を田家秀樹の回想を交えて聴き直します。

【オンエアリスト】
M01.夏しぐれ/THE ALFEE
M02.バス通り/甲斐バンド
M03.魔女の季節/甲斐バンド
M04.思春期/甲斐バンド
M05.吟遊詩人の唄/甲斐バンド
M06.青春の記憶/THE ALFEE
M07.水いらずの午後/THE ALFEE
M08.卒業/THE ALFEE
M09.府中捕物控/THE ALFEE

J-POP LEGEND CAFE
放送局:FM COCOLO
放送日時:毎週月曜 21時00分~22時00分
出演者:田家秀樹
番組ホームページ

2014年4月にスタートした『J-POP LEGEND FORUM』。10年目を迎える2023年4月、このプログラムが『J-POP LEGEND CAFE』として生まれ変わります。「一か月一特集」という従来のスタイルに捕らわれず、身軽で自由な特集形式で語られる「LEGEND」。表舞台だけでなく舞台裏や市井の存在まで、さまざまな伝説に触れてください。

出演番組をラジコで聴く

※該当回の聴取期間は終了しました。

野口聡一“定年目前”で退職「収入、生きがい、肩書き…」著書『50歳からはじめる定年前退職』を出版した理由とは?

脳科学者の茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界を舞台に活躍しているゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」(毎週土曜 22:00~22:30)。 4月19日(土)、26日(土)の放送ゲストは、宇宙飛行士の野口聡一さんです。19日(土)の放送では、野口さんの著書「宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職」(主婦の友社)についてお話を伺いました。


野口聡一さん



1965年生まれの野口さん。東京大学大学院を修了後、IHI(旧・石川島播磨重工業)入社後、1996年にJAXAの前身であるNASDAの宇宙飛行士候補者に選抜。3回の宇宙飛行に成功し、15年間での船外活動は4回。世界で初めて、3通りの方法(滑走路、地面着陸、水面着陸)で帰還したとして、ギネス記録に認定されています。

また、2021年に野口さんがISS国際宇宙ステーションでショパンの「別れの曲」を生演奏した動画「宇宙からのショパン生演奏」でYouTubeクリエイターアワードを受賞。2022年6月にJAXAを退職し、現在は合同会社・未来圏の代表、国際社会経済研究所の理事、東京大学特任教授などを通し、講演活動や大学での教育、研究活動を精力的におこなっています。

今年2月には、著書「宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職」を出版しました。定年を前にJAXAを退職し、自らの未来を切り開いた理由と、その舞台裏を公開。モチベーションの低下、収入の不安、アイデンティティの喪失――定年を迎える50代が直面する“三重の悩み”を解決するための生き方を提案しています。

◆50歳からでも自分の生き方を見直す

茂木:野口さんといえば“THE 宇宙飛行士”ですが、今回のご著書タイトル「宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職」にはビックリしました。すごい本が出ましたね。

野口:ありがとうございます。人生100年時代ですので、宇宙飛行士であってもやはり人生のターニングポイントで「我々はどう生きていくか」と悩み、50歳からでも自分の生き方を見直して、またタンクに燃料を詰めて打ち上がっていけると(いうことで、この本を出版しました)。

茂木:うまいことおっしゃいますね(笑)。野口さんは、エリート中のエリートじゃないですか。宇宙飛行士の選抜も、数百倍の倍率で……。

野口:そうですね。なれる確率が非常に低い仕事であるのは、間違いないと思います

茂木:その野口さんが定年前退職されたというのは、ちょっと意外ですね。エリートならではのものだけでなく、みんなに通じるような悩みもあったのでしょうか?

野口:はい。結局は収入、アイデンティティ、モチベーションの「三重沈下」。これは宇宙飛行士であっても、NASAみたいな巨大な組織のなかで働くという意味では一緒なので、実は我々も、会社で苦労されているみなさんと同じような悩みを抱えているんじゃないかと(思いました)。

茂木:野口さんは長期滞在もされましたし、EVA(船外活動)もされました。それから、15年のブランクを越えて、また宇宙に行かれましたよね。

野口:そうですね。「15年のブランクを超えて船外活動をした」ということで、ギネス記録をもいただいています。

茂木:それだけのことを成し遂げた野口さんは、オリンピックで言えば金メダルを何個も獲ったようなことをされていて、宇宙飛行士としての活動を辞められるという時点ではやっぱりいろいろ考えられたんですね。

野口:そうですね。もちろん私も、プロフェッショナルとしては恵まれたキャリアだと思います。いろいろな人に助けていただいて記録も作ったし、行きたいところに行けたという気持ちはありますが、だからといって毎日幸せであるわけではない。

つまり、そこは別なわけですよね。年齢を重ねるにつれモチベーション、我々の場合は「宇宙に行く」というのがモチベーションですが、会社で働いている人だといわゆる「出世」ですよね。それが我々の親世代は年齢とともに自然に出世して、それが「モチベーション」となり、肩書きが増えていって「アイデンティティ」となって、最後に「収入」、お金も増えるという3点セットで実現していたわけですよ。

でも、我々の世代はそうではない。それは単に贅沢を言っているだけではなくて、モチベーションになっている出世がなくなってくることで、生きがいそのものがなくなる。

茂木:なるほど

野口:そして、アイデンティティ。「肩書き」を失うと、人生の居場所がなくなるということにつながるわけですよね。最後に収入ですが、もちろん多いに越したことないけれど、結局ほとんどの人は月給しかないわけですから、それが上がらないと生活の基盤が成り立たない。そうすると、知らないうちに人格も、居場所も、生きる糧も会社に全部持っていかれているんじゃないのと。「それじゃあ、よくないね」というのが、この(本を書く)出発点だったんですよね。


野口聡一さん、茂木健一郎



4月26日(土)の放送も、引き続き野口さんをお迎えしてお届けします。

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4月19日(土)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 4月27日(日)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:Dream HEART
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜22:00~22:30
パーソナリティ:茂木健一郎

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