村上春樹×アンディ・サマーズ対談! アンディは村上の大ファン!?「全部読みました。新作をいつも楽しみにしています」

作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」(毎月最終日曜 19:00~19:55)。3月30日(日)の放送は「村上RADIO~二人の伝説のギタリスト チェット・アトキンスとデュアン・エディ~」をオンエア。今回は1950年代後半~60年代に活躍したアメリカのギタリスト、チェット・アトキンスとデュアン・エディに焦点を当てました。さらになんと、収録時に来日していたイギリスのロックバンド「ポリス」のギタリスト、アンディ・サマーズの飛び入り出演も!

この記事では、アンディ・サマーズとの対談パートを紹介します。



村上:今日はスタジオにとても特別なお客さまが見えています。ポリスのアンディ・サマーズ! アンディさんは、僕の本をぜんぶ読んでいるということで、今日はわざわざ会いに来てくれました。とても光栄です。アンディさんとの対話を聴いてください。

村上:やあ、アンディ! 日本のコンサートを終えたんですね。

アンディ:3回公演しましたけど、日本でコンサートができてとてもハッピーです。

村上:オーディエンスはポリス時代の曲を聴きたい人も多かったんじゃないかと思うんだけど。

アンディ:そうですね。でも最後までお楽しみを取っておくという感じで。

村上:最も影響を受けたギタリストは誰でしょうか。

アンディ:子どものころはたくさんいました、ほとんどがジャズのギタリストです。ウェス・モンゴメリーとかケニー・バレルとか、グラント・グリーンとかジミー・レイニーとか。彼らが僕にとってはスペシャルでいつも聴いていました。

村上:ケニー・バレルは僕も大好きです。彼は素晴らしいですよね。

アンディ:ケニー・バレルのレコードはすべて聴きました。一番影響を受けたギタリストです。アメリカのジャズクラブで彼の音楽を聴いて、すごかったです。人間的にも素敵な人です。L.A.に住んでいて、ちょっとクレイジーだったけど……16歳、17歳のときも彼らをたくさん聴いていました。それから大人になってL.A.に引っ越して、音楽イベントでケニー・バレルのインタビューをして、わあ、なんてこった?っていう感じでした。

村上:この前特集したのが、チェット・アトキンスとデュアン・エディなんです。2人の伝説的ギタリストですね。

アンディ:僕も彼らが大好きです。みんな彼らのフィンガーピッキングを真似したいとよくコピーしました。一生懸命聴きながら。非常にいいギタリストだと思います。

村上:どんな音楽も聴かれるということですね?

アンディ:いろんな種類の音楽を聴きます。チェット・アトキンスとかマール・トラヴィスとか。自然な音楽の耳というか、ウェス・モンゴメリーとかケニー・バレルとか、ジャズのほうにより専念したというか、そういう音楽を聴くようになりました。

村上:ポリスでは何年間演奏したんですか。

アンディ:8年間だったと思います。長いです。でも、もっと長くてもよかったと思っています。でも音楽はまだまだ続いていくものです。商業的な意味で、今でも売れているんです、あの頃の音楽が。LPもあったしCDもあったしテープもありました。いまはいろんなテクノロジーがあるけど、ポリスはメディアが代わってもポリスであり続けます。とてもラッキーなことだと思っています。

村上:僕の本をたくさん読んでくれているということで、とても光栄です。

アンディ:全部読みましたよ。新作をいつも楽しみにしています。僕の家の棚にはたくさんあなたの本があります。

村上:全部! ところで、自伝を書いたそうですね、書くのも好きですか?

アンディ:はい、書くのも好きです。自伝も書きましたし、フィクションの短編も書きました。僕にとって鍵になっているのは、全ての短編に少しギターのエッセンスが入っているということです。40の短編を書きました。少し多いかもしれませんが。いずれか読んでいただけるとうれしいです。音楽から影響を受けて書くという意味では、春樹さんもジャズが好きだし、似ていますよね。

村上:音楽からいろいろ学んだことがあります。

アンディ:初期の作品を読んだときに、あなたのインプロヴィゼ―ジョンは音楽でソロを弾いているような感覚だなと思いました。

村上:僕にとってはリズムが最も重要です。リズムがなければストーリーはどこにもたどりつかないし、ハーモニーも重要です。そしてインプロヴィゼ―ジョン(即興)。この3つの要素がとても重要です。

アンディ:僕も同じです。ティーンエイジャーのころからずっと音楽を勉強し続けていて、練習もしています。いつもそれが頭にあります。他の芸術を見るときも、いつも音楽のエッセンスを探していますが、春樹さんの小説の中にもそれを感じるのです。

村上:どうもありがとうございました。お話ができてとても光栄でした。

アンディ:こちらこそ楽しかったです。

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3月30日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 4月7日(月)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:村上RADIO~二人の伝説のギタリスト チェット・アトキンスとデュアン・エディ~
放送日時:3月30日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/
村上RADIO
放送局:TOKYO FM
放送日時:2025年3月30日 日曜日 19時00分~19時55分
公式X

※放送情報は変更となる場合があります。

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乃木坂46賀喜遥香「制服で田んぼに落ちたりしていたから(笑)」学生時代のエピソードに井上和もビックリ!?

乃木坂46の賀喜遥香がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! 乃木坂LOCKS!」(毎週木曜23:08頃~)。3月27日(木)の放送では、「乃木坂LOCKS!」の“和の講師”乃木坂46・5期生の井上和と一緒に「逆電握手会!!」を開催! 生徒(リスナー)と電話で話をして盛り上がりました。ここでは、その後編として“制服の思い出”について語り合った模様をお届けします。

●前編記事はコチラ!


乃木坂46の賀喜遥香



◆生徒の“推しメン”に一喜一憂!?

賀喜:リスナーくんは今何年生?

リスナー:中学校を卒業しました。

賀喜:じゃあ、次は高校1年生?

リスナー:はい、そうです!

井上:わぁ~!

賀喜:高校1年生かぁ!

井上:何がきっかけで乃木坂46を好きになってくれたんですか?

リスナー:僕は1年前にファンになったばかりなんですけど、もともと小学5年生の頃からミセス(Mrs. GREEN APPLE)先生が好きで、「超・乃木坂スター誕生!」(日本テレビ系)に大森元貴先生(Vo./Gt.)が出演するということで観させてもらって、そこからハマっていきました。

かきなぎ:ありがとうございます!

賀喜:ミセス先生から私たちをたまたま見つけてくれて“いいじゃん!”ってなったってことだ。

井上:幸せの連鎖だ!

賀喜:うれしい~! じゃあ、こんなことを聞くのはあれなんですけど……“推しメン”はいたりしますか?

リスナー:もちろん、にゃん先生も遥香先生も推しですけど……。一番は冨里奈央ちゃんです。

井上:なおなおだった~(笑)!

賀喜:ちゃんと前置きしてくれたね(笑)。何がきっかけで、なおなお推しになったの?

リスナー:それこそ「超・乃木坂スター誕生!」で、大森先生に「縦眉毛を伝授してほしい!」と言ってやっているところを見て“すごくかわいいな”と思って。

井上:たしかに! あれはかわいかったね(笑)。


乃木坂46の井上和



◆制服の思い出

井上:ほかに私たちに伝えたいことはありますか?

リスナー:はい、高校生になるので制服が変わるんですけど、お2人は制服への思い入れってあったりしますか?

賀喜:学校の制服か~。私は、やっぱり3年間ずっと着続けるから、(卒業して)制服が変わるってなったときに、その制服をもう着ないっていうのが寂しかったし、服に対してそういう感情を抱いたのが、そのときが初めてだった。

井上:うんうん。

賀喜:でも、その制服で田んぼに落ちたりしていたから(笑)。

井上:え!?

賀喜:自転車に乗ったままバランスを崩して、田んぼに落ちて制服を買い直したこともあったりして……。だから、丁寧に扱えていたかと言われたら“申し訳ない”って感じなんですけど(苦笑)。でも“今しかない!”というか、学生の頃しか制服って着られないから、いっぱい写真を撮ってほしいって思う!

井上:たしかにそうですね! あと、卒業してから制服のありがたみを感じません?

賀喜:わかる! 本当にそう。

井上:(学生時代は)毎日のように着るし、それが楽っていうのも一理あるんだけど、制服を着てちょっとスイッチが入って“よし、学校に行こう!”っていう気持ちになっていたあの頃って、すごくキラキラしていたというか。

賀喜:そうだね。

井上:それに(制服を着ることって)学校に通っているうちしかできないことだから、今でも制服を見ると(当時の)思い出がたくさんよみがえってくるんです。“この制服を着て遊びに行ったなぁ”とか、本当に思い出がいっぱい詰まったものになると思うので、高校でも新しい制服を着て、たくさん思い出を作ってほしいなと思います!

かきなぎ:高校生活も楽しんでね!

リスナー:はい!


(左から)賀喜遥香、井上和



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3月27日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年4月4日(金)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)/月曜~火曜、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)/水曜~金曜
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/

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