【西武】渡邉勇太朗投手インタビュー 今シーズンは「タイトルを獲りにいきたいという気持ちも……」


3月4日のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの渡邉勇太朗投手にインタビューした模様を放送した。今シーズンの目標を訊いた。

――キャンプも終盤に近づいてくるところですが、現在の調整度合いはいかがですか?
渡邉「ここまで非常に順調に調整できています」

――順調にできているのはどの辺りに感じますか?
渡邉「リリースのときの指のかかりもいいですし、変化球もいい感覚なので、あとはバッターに投げて反応を確かめるなど、より実戦に向かっていけるかどうかという感じですね」

――去年のこの時期はまだ2軍だったと思います。去年と比べてご自身の中での違いはどこに感じますか?
渡邉「豊田(清、投手チーフコーチ)さんからも直接電話があって、『こういう理由で今年は春野だから』と言われていましたし、特に変わりはないです。僕のやるべきことは結局変わらないので、南郷だからより一層頑張るとかもないです。とにかく自分のやれることをしっかりやるということがどの立ち位置にいても変わりないと思います」

――昨シーズンは14試合すべてで先発し、87回2/3はキャリアハイでした。昨シーズンを振り返ってみていかがですか?
渡邉「比較的イニング数も投げられましたし、先発としての役割を果たせた試合も多くあったので、ある程度最低限いい投球はできていたのかなと思います」

――チーム事情も当然あったと思うのですが、シーズンを通して活躍できたかというとそこまでいかなかったと思います。怪我もありましたが、そのあたりを振り返っていかがですか?
渡邉「キャンプ中はよかったのですが、オープン戦ぐらいで2軍に落ちて、そこから立て直してという感じでした。今年はキャンプもいい感じできていますし、去年の失敗や、うまくいかなかったことをこうしていけばよくなるという感覚があるので、どんどん調子上げていければなと思います」

――豊田清投手コーチに聞いたら、「ナベU(渡邉勇太朗)は、今年はローテを守ってシーズンやってもらわないと困る」と、かなり厳しいながらも、「もう任せられるよ。大丈夫だよ」というふうに私は受け取ったのですが、渡邉投手の今シーズンの目標を教えてください。
渡邉「1年間しっかりとローテーションを守って、個人的な目標としては、規定投球回を必ず達成するのと、あとはタイトルを獲りにいきたいという気持ちもあります。その中でしっかりとチームが勝てるための投球をして、チームの優勝に貢献したいなと思っています」

※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー

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SUPER EIGHT・安田章大 病に倒れ芸能界引退を考えたことも…活動を続ける理由は「僕を通して、病気のことをみんなに知ってもらえるから」

きゃりーぱみゅぱみゅがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~」(毎週日曜12:30~12:55)。この番組では、きゃりーが自身の趣味や興味のあることについて語ったり、いま輝いているゲストをお迎えしたりしながら、さまざまなエピソードを1冊の本に見立て、紐解いていきます。

今回の放送では、SUPER EIGHTの安田章大(やすだ・しょうた)さんをゲストに迎えて、お届けしました。


安田章大さん



★闘病を経て、いまなお第一線で活動する理由とは?

まず、安田さんに語ってもらったのは、芸能界入りのきっかけについて。そもそも「芸能界に興味がなかった」という安田さん。ところが、嵐の相葉雅紀さんのファンだった姉が勝手に安田さんの履歴書を書き、オーディションに応募していたことがきっかけだったと言います。

それは安田さんがバレーボール部に所属していた中学1年生のときのこと。部活を終えて帰宅すると、テーブルに1次審査に合格したという返信封筒が置いてあったそう。姉から事情を聞いた安田さんでしたが、「それでも(芸能界に)興味がなかった」と当時の胸中を回顧。

そんな安田さんの気持ちをオーディションへと向かわせたのは、その一部始終を見ていた母親が放った一言でした。「『あんたみたいなもんはどうせ受からへんから、(2次審査を受けなくても)ええんちゃう?』って言われて、“カチーン!”となって“頑張ろう”みたいな(笑)。そこからです」と振り返ります。

安田さんは、2017年に脳腫瘍の一種である髄膜腫を患い、開頭手術を受けました。その後、いろいろと考えるなかで1度は芸能界から退こうと気持ちが傾いたものの、「ファンの皆さんが居てくれている場にずっと居たいと思ったし、同じようなご病気をされている方々や闘病中の方々、もしくは、その時期を乗り越えて前向きに生きられている方々が、(自身の活動を通して)“より前向きになれるような言葉を届けたい”って思ったから(芸能界に)残ったんです。それが一番の理由で、僕を通して病気のことや闘病での経験をみんなに知ってもらえるし、勇気を届けられるかなと思った」と、いまなお活動を続けるに至った経緯を語ってくれました。

ここできゃりーから、「安田さんの考え方とかやさしさに溢れている感じって、どこからきているんですか?」との質問が。これに安田さんは「親やと思う」と即答。

というのも、今でも両親は仲が良く、小さい頃から家庭円満な環境で育ててくれたことも大きく影響しているようで、「お母さんから『あんたが考えていることや思っていることって、ほとんどが間違っていることやと思うよ』って子どもの頃からずっと教えてくれていて。昔から『1段飛ばしの意味は何もない』って言われていたり、お父さんからは『何も言わずに静かに耐えろ』っていう考え方とか、『自分が無理してでも自分の決めたことはやり切る』っていうようなことはいつも言ってはった」と、自身を形成した両親からの大切な言葉も話してくれました。

★Chapter#0 Library★

ゲストが背中を押された作品を紹介してもらうコーナーで、安田さんがセレクトしたのは、書籍「喜びから人生を生きる! 臨死体験が教えてくれたこと」(著:アニータ・ムアジャーニさん 訳:奥野節子さん / ナチュラルスピリット)です。本書は、末期がんにむしばまれていたアニータさんが、臨死体験をしたあと奇跡的に治癒を遂げた自身の体験を綴った実話です。

安田さんは「僕は臨死は経験していないんだけれども、(髄膜腫を患ったときに医師から)『手術をせんかったら死んでいたよ』って言われていて、その1年2ヵ月後に浴槽でてんかんが起きて溺れてしまって……その後、たまたま引き上げてもらえたから生きているんですが、3度目のこのボーナスライフを生きているなかで、自分の人生を俯瞰で見返すと“面白いな”と思って。この方の本は、背中を押される人が多いかなと思います」とおすすめしていました。



また、フリートークでは、安田さんから「お話ししながら思ったことをそのまま聞くけど、悩むことってある?」と質問を投げかける場面も。すると、きゃりーは「いま人生で一番環境の変化を感じていて、(去年)出産してその間に産休を取っていたんですが、“ライブ復帰”ってどういうイメージなのかが自分のなかで見えていなくて。やってみないと分からないことがまだまだたくさんあったり。あとは、我が子といる時間は楽しくて幸せだけれども、(その反面)きゃりーぱみゅぱみゅの花はそこでストップしちゃっているみたいな……ソロでやっていたので、活動をストップすることへの“恐怖”みたいなものがずっとあった」と胸中を吐露。

ところが、「“こんな不安に思わなくてもよかったんだな”って思うことはたくさんあって。いざ出産をしてみたら、たくさんのファンの方が待っていてくれたり、応援してくれている声がInstagramとかXで(ダイレクトに)届くので、それがめちゃくちゃ励みになりました」ときゃりー。

その言葉に、「それはうれしいなぁ」と安田さんはうなずき、SUPER EIGHTのメンバー、そして何より応援してくれるファンへの感謝なども語りつつ、「ファンの皆さんは、(活動をストップしたことで、なかには離れてしまう人もいて)絶対数が変わっている可能性はあるけど、必ず待ってくれている人、いつまでも“ライブ待っていたよ!”っていう人はいっぱいおるなっていうのは、俺の実感として経験しているから。きゃりーちゃんが、(出産を経て初の)ステージに立つときをすごくワクワクされている方が多いんやろうな、と思う」と話していました。

2週に渡る安田さんとのトークを振り返り、きゃりーは「(安田さんとのスタジオでは)本当に朗らかな空気が流れていて、たくさん話を聞いてくださるので、“もっと聞いて!”と思ってしまう自分がいていっぱいしゃべっちゃった(苦笑)。それがちょっと反省点でもありました」と苦笑いしつつ、「でも、安田さんと話したことで、私もビジョンが見えたというか、“(今後は)こういうふうにしていきたいな”みたいにより明確になった気がしました。ありがとうございました」と感謝の気持ちを述べていました。



今後の安田さんですが、新宿梁⼭泊第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』に出演が決定。2025年6月14日(土)から7月6日(日)まで、新宿 花園神社境内 特設紫テントにて。詳細は公式サイトでご確認ください。

<番組概要>
番組名:CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~
放送日時:毎週日曜 12:30~12:55
パーソナリティ:きゃりーぱみゅぱみゅ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/heart/

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