戦後74年、在外被爆者の心情に迫る8月6日特別番組
RCCラジオでは8月6日(火)正午から、ワイド番組おひるーな特別編「戦後74年 海をわたるヒロシマ」を生放送でお送りします。
原爆投下から74年。被爆者の平均年齢は約82歳となりました。
74年前のあの日。日本人だけでなく、たくさんの国の人達が原爆の被害に遭い、その中には二つの国籍をもつ「日系アメリカ人」も多数存在していました。
広島は明治時代から多くの移民を輩出した「移民県」とも言われています。-日本の広島で、もうひとつの祖国であるアメリカが造った原爆の被害を受ける-その移民をルーツにもつ日系アメリカ人の方達はどんな想いで原爆を受けとめ、戦後を生きてきたのでしょうか?
皆さんからの情報・お便りも募集しています。
●日系アメリカ人として被爆した方、または親族に在外被爆者をもつ方は、その経験談を。
●私たちがこれからの時代に「ヒロシマ」を語り継いでいくためには何が必要か?
宛先
メール:ohiru@rcc.net
FAX :082-221-3300
※該当回の聴取期間は終了しました。
トランプ政権の高関税、「あたふたさせることが目的」?
大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、4月9日の放送に戦史・紛争史研究家の山崎雅弘が出演。思想家・内田樹との対談本『動乱期を生きる』(発売中)や、アメリカのトランプ政権による関税問題などについて語った。
大竹まこと「(内田樹との対談本)『動乱期を生きる』の帯は“没落する日本人への警鐘”となっています。誰もが感じていると思いますけど、先の見通しが明るくないというか」
山崎雅弘「問題山積なのは事実なので。ただ没落しているとわかっていながら、それを呆然と見ているのも無責任だなと。あとの世代のために、いまの流れを何かしら変えていかないと、いまの子らが大人になったとき、さらに厳しくなるのでは、と」
大竹「この先は明るくないかもしれないけど、手をこまねいているわけにはいかない。メディアに携わる人も評論する人も伝える人も」
山崎「傍観者であってはいけない。それぞれができることをしていく必要はあると。一般の会社に勤めていても、性犯罪の問題にしても、時代とともに声を上げる人が増えているのはいいこと。そういうことの積み重ねで、それぞれの国の状況も良くなっている。積み重ねでしか変わらないと思います」
大竹「いろいろなことについても伺っていきます。いまはトランプ政権が相互関税をかけて世界とやりあっていて。どの国もあたふたしているように見えます」
山崎「あたふたさせることが目的だと思うんですよ。実際にいろいろな人が指摘されていますけど、トランプ及び、その側近は関税のシステムというものをよくわかっていないらしいと。それによってアメリカ全体の利益になるかといえば、むしろ国民は物を買う値段が高くなったり、部品を輸入するときコストがかかってしまったり。必ずしもアメリカ人にとってもプラスではない」
大竹「うん」
山崎「恐らくトランプ氏はそういうこと、関税をどこにいくらかける、と言って各国をあたふたさせることで、自分が大物であると。世界を混乱させる力がある大物だ、というポーズを見せて。自己満足に浸っていると思うんです。関税そのものに目的があって、戦略上で、というよりは、まずあたふたさせる、ひるませる。そのうえで、次の段階として各国に対し、要求を突きつけることになるだろう、と。いちばん大きいのは兵器を買わせること。ほかにもクルマを輸入せよ、農産物ももっと輸入せよ、と」
大竹「計算式も間違っていたらしいですね」
山崎「そう。すごくいい加減な計算式で、AIに任せたのでは、という話も出たぐらい」
大竹「アメリカでつくっている飛行機でも、部品はあちこちでね」
山崎「そう。ボーイング787にしてもアメリカでつくっているパーツは機体の中心部などごく一部です。ボディの前方、後方、翼端板、離着陸装置……ほとんど外国製ですよ。日本、イタリア、フランス、韓国、といったところからパーツを輸入して組み立てている。関税を上げると輸入コストも上がるので、結果的に機体全体のコストもかかってしまいます」