ラジオNIKKEI・檜川アナ、夏競馬の見どころ語る!20年ぶり北の大地へ『中央競馬』

今年の夏の中央競馬では開催日程にひとつの特徴がみられる。7月25日から8月9日の3週は札幌・新潟開催のみで、西日本での開催がないのだ。これは予定されていた東京オリンピック、パラリンピック開催による特別措置によるものだが、オリンピックは延期になってもレースは当初のスケジュールのままで行われる。マラソン競技の札幌への開催地変更で、一度は函館開催に変更されるなど紆余曲折はあったが、結局元の鞘に戻った形だ。1956年から中央競馬の実況中継を行うラジオNIKKEIでは、夏競馬も各競馬場から全レースの模様を全国の競馬ファンにお送りする。
そんな中、長年、関西を中心に西日本の競馬実況を担当してきたラジオNIKKEIの檜川彰人アナが、久々に「東日本遠征」する見通しとなった。関西支社に移って20年余り、すっかり「関西の顔」となっている檜川アナだが、札幌に行く喜びよりも夏の小倉の日数減に落ち込んでいるという。彼にとっては夏=小倉なのだから。そんなコロナ禍の中、ターフで展開される熱いドラマを伝え続けるベテランに話を聞いた。
札幌からの実況はいつ以来になりますか?
檜川:あまりにも昔過ぎて忘れてしまいました(笑)。
札幌競馬場の印象について教えてください。
檜川:数年前、記者クラブの視察でトレーニングセールを見学に行きましたが、新しくて綺麗な競馬場だったという印象があります。
今回、久々の札幌からの実況になりますが、何か特別な想いはありますか?
檜川:もちろん、久々の札幌という想いもありますが、私としては、小倉開催が減るということの方が悲しいですね。
コロナ禍による「無観客競馬」が続いていますが、実況アナとして、これまでと一番違う点はどこですか?
檜川:レース中、お客様の歓声で出来事に逆に気付かされることがあるのですが、無観客ではそれがありませんね。
今年の夏競馬の見どころ、注目している馬があれば教えてください。
毎年のことですが、2歳戦でスターの卵を探すことです。個人的には新馬ではないですが、ヴェンジェンスという馬に注目しています。
最後に、全国の競馬ファン、リスナーに向けてメッセージをお願いします!
檜川:コロナ禍で苦しい時期ではありますが、引き続き競馬をよろしくお願いいたします! ファンの方の中には現地観戦ができず、イライラされている方も多いかもしれませんが、そんな時は少し競馬から距離を置いて、世の中のいろいろな事象にも目を向けてもてください。改めて競馬の素晴らしさが見えてくると思います。
檜川 彰人(ひかわ あきひと)
ラジオNIKKEIアナウンサー。1990年入社。1999年に大阪支社に異動してからは、西日本開催の中央競馬の実況を担当。2000年のエリザベス女王杯で初のGI実況を果たす。競馬以外にアニメ通としても知られ、『アニソンポッド』(ラジオNIKKEI)等、多くのアニメ系番組にも出演している。このほか『うまきんⅢ』『日経電子版NEWS』等を担当。
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