もし道で襲われたら…護身術の「声を出す練習」って何?【マガジム体験】
先日の放送で、「キックボクシングに興味ある」と話したところ、「マガジム」の方から「うちで体験しませんか?」と連絡が。ということで行ってきました!
「護身術クラヴマガ専門ジム・マガジム」。
クラヴマガとは、中東発祥の格闘技で、それを護身術としてアレンジしたものを学べるんだとか。特徴としては、性別や体格、格闘技経験などにかかわらず、「誰でも効率よく身につけることができる」んだそうです。
こちらのジムの理念なんですが、クラヴマガは、全くルールが無い実戦を想定したもの。相手に勝つ必要は全く無く、突然訪れた危険から、安全に逃げることだけが目的です。
護身術とは、相手を打ち負かすことが目的ではなく、あくまでも自分、もしくは他人の生命・身体を守る事が最優先事項です。クラヴマガのゴールは、起こりうる危険から身を守り、安全に逃げることです。クラヴマガの護身術システムとは、誰にとっても身につけやすく、路上の危険に対して、実戦的であることを追求しているのが特長です。
今回教えてくれたのは、インストラクターの徳山洋さん(左)です。

トレーニングメニューですが、ウォームアップからはじまり、だんだんと格闘技のトレーニングになっていきます。
・ジャンプしつつ、両腕をまわす運動
・ストレッチや筋トレ
・シャドーボクシング
・護身術の構え
・肩を触り合う模擬ゲーム。
・グローブをつけてのミット打ち。(徳山さんの声掛けがすごい!)
・相手の股間を蹴る、前蹴り。



最後に、相手がナイフを持っている場合のトレーニング。プラスチックのおもちゃのナイフを使用。護身術感がさらに増します。相手のナイフをはらって、股間を蹴るという動きのトレーニングです。

※相手を傷つけないのが基本ですが、どうしても必要なタイミングでの最低限の攻撃。
最後は、相手のナイフを払う~股間を蹴る~逃げる、の一連の動作。続けてやるのが難しい!これで1時間。いい運動になりました!
※割愛しましたが、他にも実践的なメニューがたくさん。
※メニューはそのときによって変わるそうです。
特徴的だったのが、襲われそうになった際の“構え”の練習。ボクシングなどでみる、ファイティングポーズではなく、「パッシブスタンス」という構えで襲ってくる相手と対峙します。

ガードする手はグーではなく、手の平を相手に向ける。相手をなだめたり、敵意がないことを相手や周りの人に知らせるためなんだそうです。ファイティングポーズをしてしまうと、場合によっては、自分が加害者に見られかねないということなんだそうです。
徳山さんいわく「声というツール」を使う。第3者が助けてくれたり、警察を呼んでくれる可能性もある、ということです。
実際に、現場に遭遇したときに、なかなか声が出づらかったり、声を出すという選択肢そのものが思いつかないのでは。と思うんです。これをトレーニングしておくことがすごく意味があることだなと感じました。メニューはそのときによって変わるそうです。
ほかにも、いきなり腕をつかまれて引き込まれそうになったときの対処法なんてものもあります。
今回、杉山さんが体験したのは、1対1のパーソナルトレーニング。初心者から上級者までさまざまなクラスがあり、複数人で同時に受ける形です。私が体験した日も、取材後に、20人ほどのクラスが行われていました。
女性も多かった。お客さんの層としては、「30~40代」の方が多い。護身術ということで女性も多い。ほか学生も。
※私が元々興味をもっていた、キックボクシングのメニューもあります。
※ボディメイク/ダイエット効果目的にやる方もいるそうです。
「護身術クラヴマガ専門ジム・マガジム」。
六本木店と赤坂店があります。体験や見学は無料でできるそうです。
今回のようなパーソナルトレーニングのほか、会員は、月・税込み11,500円から、となっています。詳しくは、カタカナで「マガジム」で検索してみてください。
興味のある方はぜひ体験してみてください!
- ジェーン・スー 生活は踊る
- 放送局:TBSラジオ
- 放送日時:2024年3月12日 火曜日 11時00分~14時00分
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