マイナンバーカード、電子証明書 有効期限に注意!窓口混雑

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今日はマイナンバーカードについてです。

マイナンバーカードの有効期限は10年

デジタル庁によると、今、全人口の8割近くがマイナンバーカードを持っているということですが、実はマイナンバーカードには有効期限があって、今年からマイナンバーカードの更新が必要になる人が出始めています。自治体の窓口も対応に追われています。墨田区役所 窓口課 鈴木将矢さんのお話です。

墨田区役所 窓口課 鈴木将矢さん

マイナンバーカードは、発行の日から成人の場合は10回目の誕生日まで有効で、未成年の場合は5回目の誕生日まで有効です。マイナンバーカード制度自体が、2016年から始まっていますので、初期に作った方は、カード自体の更新という方もいます。10年経つと容姿が変わるということで、10年更新となっています。マイナンバーカード専用窓口を設けています。年明け1月ごろから継続的に混み始めていると思います。3月から4月は、引っ越しシーズンも重なるので、2時間から3時間待ちも想定されています。

2016年のマイナンバーカード制度スタートから今年で10年ということで、そろそろ更新が必要な人が出始めています。更新が必要な人には、期限の2、3ヶ月前に有効期限通知書が届きます。更新しないと、マイナンバーカードを本人確認として使えくなります。

墨田区でも窓口が1月ごろから混雑し始めているということでしたが、ただ、混雑の理由は、実はこれだけではありません。

電子証明書の有効期限は5年

更新は、マイナンバーカードだけではなく、カードに内蔵されている「電子証明書」も必要なんです。どういうことなのか、再び、墨田区役所 窓口課 鈴木将矢さんに伺いました。

墨田区役所 窓口課 鈴木将矢さん

電子証明書、2種類ございまして、まず1つ目が「署名用電子証明書」というもの。暗証番号6ケタから16ケタの英語と数字が混合したものになります。もう1つが「利用者証明用電子証明書」で、暗証番号、数字4ケタのものになります。まず数字4ケタの「利用者証明用電子証明書」は、コンビニでの住民票発行や、保険証の利用の時に活用するものになります。一方、英語と数字が混ざった「署名用電子証明書」というのが、インターネット上で文書を送付するとき、具体的には、e-Taxでの確定申告や、ふるさと納税の際に必要となるケースが多いです。電子証明書の更新は、5年ごととなっております。マイナンバーカードをお持ちいただいて、区役所、もしくは出張所で手続きが可能です。

マイナンバーカードは10年(未成年は5年)、電子証明書は5年で更新と、それぞれ有効期限が違うんです。理由は、マイナンバーカードは容姿、見た目が変わるのが10年という目安、電子証明書は、セキュリティ技術の進歩で、暗号化などが解読されないように短いスパン、5年更新、ということだそう。加えて2020年頃に始まった「マイナポイント事業」の際にカードを作った人が5年たって、今年、電子証明書の有効期限が重なっている人が多いとのこと。

10年の「カードの更新の人」と、5年の「電子証明書の更新の人」が重なって、窓口がかなり混んでいるという背景があるそうなんです。

さらに、e-Taxを使った確定申告の際に電子証明書が必要ということで、昨日まで確定申告の期間でもあったので、急いで更新に来た人などで混雑しています。実は私も確定申告の際に、今回、電子証明書の更新が必要で、慌てて自治体の区役所の窓口に!平日の午後でしたが、1時間待ちと、かなり混んでいました。

カードの更新に、電子証明書の更新、それぞれ年数も違って複雑だなと私も実感したんですが、今回取材した墨田区では少しでもこの仕組みを理解してもらうことで、混雑を緩和しようと、独自の説明動画を作って、区のHPで公開するなど、工夫していました。

マイナンバーカード持っていますか?更新について知っていますか?

みなさんは、マイナンバーカードを持っているか、カードや、電子証明書の更新について知っているのか、街で聞いてみました。

・「持ってますよ。言われました、作ったときに。来年くらいが更新なのかな。私、今年60歳なので、そういうの苦手で苦手で・・・電子証明書というのは分からないですね。便利になるようにって思ってやったのかもしれないけど、私的には不便です。」

・「無いです。持たない理由ですか?ちょっと不安なので、セキュリティが。今後の使い方とか、セキュリティが安全だなって思ったら作ります。」

・「持ってます。知らなかったです。5年?本当ですか?危ないですね。コロナ禍になってからなので、そろそろ5年経ってもおかしく無いですね。ちょっと煩雑ではありますよね。使いやすくしてほしいというのはあります、確かに。」

・「持っています。市役所とかでやるんですよね。10年?5年?親がこの間、更新したので。カードの方です。作ったのはいいけど、その後の手続きとか更新とかが、もうちょっと簡単だったら。ややこしいですもんね。」

取材した中ではマイナンバーカードを持っていない人は1人だけだったんですが、持っている方も、それぞれの更新の頻度まで把握している人は少なかったです。とにかく複雑で、オンラインで便利にしようというものなのに、新しいカードの受け取りや、電子証明書の更新はオンラインでできない、窓口に行かないといけない仕組みはどうなのか、という声もありました。

マイナンバーカードと電子証明書の有効期限、ご注意ください。

(TBSラジオ『森本毅郎・スタンバイ!』取材・レポート:西村志野)

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新浜レオン“野球少年”から演歌の道へ…「若い人にも演歌・歌謡を聴いてもらいたい」演歌歌手を志した当時を振り返る

アーティストの「こっちのけんと」がパーソナリティをつとめるTOKYO FM のラジオ番組「G-SHOCK presents THE MOMENT」(毎週金曜17:00~17:25)。さまざまなゲストをお迎えし、生まれてからこれまでの時間のなかで、人の心に刻まれている「人生が変わった瞬間」=“MOMENT(モーメント) を探ります。

2月28日(金)と3月7日(金)の放送では、新浜レオンさんが出演。この記事では3月7日(金)の放送の模様をお届けします。大学生時代に出場した「ミスター大東コンテスト」での歌唱エピソードなどについて語りました。


新浜レオンさん、こっちのけんと



1996年生まれ、千葉県出身の新浜さん。2019年にシングル「離さない 離さない」でデビュー。「第61回日本レコード大賞」新人賞を受賞し、翌年は「第34回 日本ゴールドディスク大賞」ベスト・演歌/歌謡曲・ニューアーティストに輝きます。他にも、サンリオとコラボキャラクターを制作するなど幅広く活動。2024年は、木梨憲武さんがプロデュース、所ジョージさんが作詞作曲を手がけた楽曲「全てあげよう」が大ヒット。同年の「第75回NHK紅白歌合戦」にも出演しました。



――この番組では、ゲストの方の人生が変わった瞬間“モーメント”を伺っていきます。新浜さんの1つ目のモーメントは「野球を始めて、あだ名が『変更』になる、2つ目のモーメント「野球部のキャプテンになる」でした。3つ目のモーメントは?

◆昭和の演歌歌手を目指した大学生時代

こっちのけんと:先週は小学生の頃のあだ名のお話から、高校で野球部のキャプテンになった話などを伺いました。それでは、新浜レオンさんの人生が変わった瞬間、3つ目のモーメントは何でしょうか?

新浜:「大学3年生 『ミスター大東コンテスト』でグランプリ獲得」!

こっちのけんと:大東文化大学のミスター大東コンテストでグランプリをとったということですが、どういったきっかけで応募したんですか?

新浜:そもそも、自分は自身の容姿に自信がなかったんですね。体重の話で言うと、大学3年生の頃のほうが今より25kgぐらい多いんですよ。

こっちのけんと:そうなんですか!?

新浜:趣味が筋トレで、当時の自分は「男は体がでかくて色黒で、刈り上げだろ!」と思っていたんです(笑)。

こっちのけんと:真っすぐだったんですね(笑)。

新浜:高校3年生で野球を引退したときから、「演歌・歌謡曲の世界で歌手になりたい」と志していました。そこから、「一体どんな演歌歌手になりたいのか」という自己プロデュースしていたんです。

こっちのけんと:素晴らしい。

新浜:当時、演歌歌手だけど茶髪にしていたり、ピアスを開けていたりと、それまでとは違う雰囲気の若手が続々と出てきていました。それを大学生時代の僕は冷静に見ていたんです。

こっちのけんと:なるほど!

新浜:「このままだと埋もれちゃう!」と思って、目立つためにいろいろ考えました。せっかく野球をやっていたし、体も大きいので山本譲二さん、いわゆる原点の演歌歌手を(目指そうとしました)。ザ・昭和というか、色も黒くて髪も短い、ガチっとして刈り上げて、スーツでネクタイをビシっとして歌う演歌歌手。これだなと思いました。黒のイメージのかっこいい感じで演歌に行ったら、逆に目立つのではと思ったんです。

こっちのけんと:めっちゃいいですね。

新浜:ミスター大東のコンテストには、「若い人にも演歌・歌謡を聴かせたい」という気持ちで出場しました。僕が小さい頃から父は演歌歌手だったのですが、「いい曲があるのに、演歌というだけで聴かれないのは悔しいな」って思いながら生きてきたんです。ミスターコンテストに出れば、自己PRコーナーで若い人たちの前で演歌・歌謡を歌えると思ったんです。

こっちのけんと:なるほど!

新浜:審査員はみんな学生だったので、歌えるチャンスがあると思って出場しました。自己PRコーナーでは、森田公一とトップギャランの「青春時代」を歌いました。

こっちのけんと:おお! 昭和も昭和の曲ですね。これを伝えたいという思いがあった?

新浜:はい。歌いながら会場を歩いて握手するシーンがけっこうあったのですが、それを学生の前でやったらどうなるのかと考えました。ある種の挑戦です。イントロが流れて階段を降りたら、周りはざわめきました。

こっちのけんと:キャーってよりは「なに? なに?」って感じですよね(笑)。

新浜:学生と握手しながら歩きました。そうしたらけっこう盛り上がって、グランプリをいただいたんです。

こっちのけんと:すごい!

新浜:そのときに、聴いてもらえたら「歌謡曲もいいね」と言ってもらえるんだと思いましたし、ある種の自信にもなりました。調べると当時の写真っていっぱい出てくるんですけど、出さないでほしい(笑)。

こっちのけんと:これはこれでかっこいいですよ!

<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
パーソナリティ:こっちのけんと
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moment/

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