木梨憲武がつなげる! 仕掛ける! 遊び場ラジオ『土曜朝6時 木梨の会。』

今年還暦を迎えた木梨憲武さんがとにかく元気で面白い。2022年は5月に音楽フェスを開催、6月にはそうそうたる顔ぶれの芸能人たちとのコラボ曲をまとめたアルバム『木梨ミュージック コネクション最終章 〜御年60周年記念盤〜』を発売。そして6月は約200点もの作品を展示する美術展『木梨憲武展 Timing -瞬間の光り-』が上野で開幕しました。多くの人々を巻き込む求心力、速攻力、アイデア力をフル稼働して最高の毎日を送る木梨さん。その“遊び場”のひとつが『土曜朝6時 木梨の会。』(TBSラジオ)。木梨さんの歴史も振り返りつつ、動画チャンネルとのコラボで今熱すぎる番組の魅力をご紹介します。

昭和から令和になってもずっと変わらない!破天荒でスタイリッシュな芸風

木梨憲武さんは1962年3月9日生まれ。1980年、帝京高校の同級生・石橋貴明さんとお笑いコンビ「貴明&憲武」としてオーディション番組『お笑いスター誕生!!』に出場しました。途中「とんねるず」とコンビ名を改め、10週連続で勝ち抜きグランプリを獲得。デビュー後は『オールナイトフジ』、『夕やけニャンニャン』、『ねるとん紅鯨団』、『とんねるずのみなさんのおかげでした』など多数のバラエティ番組に出演。関西のお笑いとはまた違う、東京らしいスマートでおしゃれで破天荒な芸風で一世風靡しました。

音楽方面では、とんねるずとして『ガラガラヘビがやってくる』で初のオリコン1位を獲得し、ミリオンセラー歌手に。とんねるず名義だけでなく、木梨さんと山本譲二さんのデュオ「憲三郎&ジョージ山本」、とんねるずと番組スタッフによるユニット「野猿」でNHK紅白歌合戦にも出場。アート方面では、1994年に「木梨憲太郎」名義で初めての個展『太陽ニコニカ展』を開催。2014年から個展『木梨憲武展』シリーズで全国の美術館で巡回。アメリカ・ニューヨーク、イギリス・ロンドンでの海外個展も話題に。

木梨さんはとんねるずとして活動しながら、2019年に自主レーベルを立ち上げ、ソロ歌手として音楽活動を開始。2020年・2022年に音楽フェス「木梨の会。大音楽会」を開催。2022年6月にさまざまな仲間たちと楽曲を制作したアルバム『木梨ミュージック コネクション最終章 ~御年60周年記念盤~』をリリース。2018年から全国各地で開催してきた『木梨憲武展 Timing ー瞬間の光りー』は2022年6月に東京でフィナーレを迎えます。

動画サービスでラジオの“その後”を見せるTBSラジオ『土曜朝6時 木梨の会。』

『土曜朝6時 木梨の会。』はTBSラジオで木梨憲武さんがパーソナリティを務める土曜朝の生放送番組。2018年10月から放送がスタートし、TBSアナウンサーのアシスタントはTBSアナウンサーの近藤夏子さん、篠原梨菜さん、山本里菜さんの3人が交代で務めています。毎週毎週何が起こるかわからない予定調和一切なし!ワクワク感満載のジェットコースターのような番組です。

無料動画サービス「GYAO!」とTBSラジオとのコラボが特徴。土曜朝6時~7時放送のラジオの『木梨の会。』と土曜朝7時更新の動画チャンネル『木梨の貝。』が連動したコンテンツで耳と目で立体的に楽しめるのがポイントです。たとえば、とある日のラジオのオープニングで木梨さんがラジオ番組終わりで行った超多忙なプロモーション稼働についてトーク。出演した番組の数々を紹介、そのときのエピソードを楽しそうに話しました。

一般的なラジオ番組ならそこまで……ですが、生放送中の表情や"その後"の動きを動画で見せてくれるのが兄弟番組『木梨の貝。』。各テレビ・ラジオ局でのプロモーション稼働に密着し、木梨さんとさまざまな芸能人とがガチャガチャ交流する模様を届けてくれました。

土曜朝6時 木梨の会。
放送局:TBSラジオ
放送日時:毎週土曜 6時00分~7時00分
番組ホームページ
公式Twitter

メールは kinashi@tbs.co.jp
Twitterハッシュタグは「#木梨の会。」

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※放送情報は変更となる場合があります。

所ジョージに早朝生電話!大物芸能人たちを巻き込む木梨憲武のパワー

アイデア豊富でフットワークの軽い木梨さんが、さまざまな芸能人たちをどんどん巻き込んで企画にしていくのも面白いところ。ここ最近では所ジョージさんとのコラボが盛ん。早朝6時台に番組内で所さんに生電話、知り合った芸能人の曲を発注するのが恒例に。

木梨さんに巻き込まれた芸能人やスタッフもそのスピーディでとんでもない展開、状況を驚きながらも楽しんでいる。なにより、木梨さんがラジオと動画サービスという最高のツールの持ち味を存分に活かして遊んでいる姿から元気をもらえます。

木梨憲武が企業担当者にアイデアをぶつけまくるコーナー「木梨にほうれんそうの会。」

月替わりでさまざまな企業の担当者がブースに登場し、商品やサービスを紹介。最新トレンド情報を入手できるこのコーナー。木梨さんが担当者にその場でいろいろなアイデアを提案していくのも聴きどころです。木梨さんの展覧会に行った報告などリスナーからの身近な報告メールを読む時間としても活用。幅広い意味で木梨さんへの報告・連絡・相談が寄せられているコーナーとなっています。

『土曜朝6時 木梨の会。』で発見!木梨憲武らしい言葉たち

「俺はいったい何屋なんだ(笑)」(2022年5月28日放送)

この日はお笑いコンビ・カミナリのふたりがゲスト出演。番組終わりで所ジョージさんの「世田谷ベース」へ移動。所さん作曲のメロディに木梨さんとカミナリのふたりが歌入れするという流れに。瞬時に行動してさまざまな芸能人とのつながりを作り、企画を具現化していく木梨さん。自分の立場についてさりげなく放ったカッコイイセリフ。

木梨:俺はいったい何屋なんだ(笑)。こういうコーディネーターの仕事をやって、アテンド大好きになっちゃってるから。俺は出る側でもありながら、アテンドのほうが中心になってる。でもこれを一番言っておきたい。一円にもならない(笑)だけど、所さんもカネでやってないから。

「新しいお友達が増えると新しい展開になっていくのが喜び」 (2022年6月4日放送)

水谷豊さんと町田啓太さんがゲスト出演した回。和気あいあいのトーク中に木梨さんが所ジョージさんに電話で水谷さんの曲を発注したことに2人がびっくり。ゲストトークが終わり、2人に投げかけた木梨さんの言葉がカッコよかった!

木梨:いろいろ新しいお友達を紹介してもらうと新しい展開になっていく……というのが喜びなんでね。一緒に遊びましょう。

番外編:所ジョージ&木梨憲武 "遊びの天才"同士の会話(2022年6月11日放送)

この日、木梨さんは所ジョージさん、水谷豊さん、木梨さんのバンドリーダーの矢吹俊郎さんと番組終わりで「大人の遠足」でゴルフに行くと宣言。ラジオ局まで木梨さんを車で迎えに来てくれるという所さんに生電話。「ゴルフ前にラジオブースに寄ることなんて今までなかった」と言いつつ、番組へ乱入。木梨さんが展開している芸能人たちとのコラボについて、所さんが本音を……。

:ノリちゃんと遊んでるとさ、いろんな(芸能人の)歌をばらまくじゃん。でも、食いついてこない、ガチャガチャしない人たちってたくさんいるじゃない。なにをやってるんだろうね。もっとこっちに噛みついて来いよと思わない?

木梨:ウェルカムなんですよね。

木梨さんのニューアルバムには、「最高な毎日にするために自分からグイッと動き言葉に気をつけ相手の顔色見て全て面白がり答えは追い追いやってくるにちがいない。・・・つまり、しかけ早めに動いていこう!」というタイトルの曲があります。これはまさに木梨さんが日々、楽しく遊ぶためにやっていること。

木梨さんの人徳と広すぎる人脈、芸能人たちが動きやすい土曜早朝という時間帯、小回りの利くことが強みの動画サービスにラジコが浸透してメディアパワーが増したラジオ。これらの特性を活かして木梨さんが総合的にプロデュースしている2つの『木梨の”カイ”』。ちょっと早起きして木梨さんとガチャガチャ遊んでみませんか?

この記事を書いた人

高田りぶれ(たかだ・りぶれ)

山形県生まれ。ライターなど。放送作家のキャリアを生かし、テレビ・ラジオ番組のおもしろさを伝える解説文を年間150本以上執筆。趣味は観ること(プロレス、サッカー、相撲、ドラマ、お笑い、演劇)、遠征、料理。

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配信プラットフォーム「QloveR」グランドオープン1か月強で課金登録者2万人突破!「〇〇の主役は我々だ!」「名取さな」「三人称・鉄塔」「赤見かるび」「武田鉄矢」など、有料チャンネルを展開中


4月のグランドオープンから順調な滑り出しを見せる文化放送発のオリジナル配信プラットフォーム「QloveR」は、オリジナル番組から地上波ラジオ番組のスピンオフコンテンツ配信まで各チャンネルを展開し、今月12日に課金登録者が2万人を突破した(5月12日時点では、有料20チャンネル)。

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また「QloveR」では、同局のインターネットラジオ「超!A&G+」のサイマル配信も実施している。

<代表チャンネル 一部紹介> *月額はすべて税込。
■『我々だ!の侵夜ラジオ』(会員費・月額550円)
YouTube登録者100万人超の動画投稿グループ「〇〇の主役は我々だ!」の冠番組。地上波アーカイブ、スピンオフ音声展開あり。

■『リモしるの体験版』(会員費・月額660円)
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【プラットフォーム概要】
■プラットフォーム名: 「QloveR」(読み:クローバー)
■開設チャンネル: 有料22チャンネル、無料6チャンネル ※5月21日現在
■サイトURL: https://qlover.jp/
■詳細ページ: https://www.joqr.co.jp/qr/article/118310/

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