FM802『802 RADIO MASTERS』内「MUSIC MATE」8/5(水)はインドネシアのMUSIC MATEが登場!

中島ヒロトがDJを担当しているFM802のラジオ番組『802 RADIO MASTERS』では、毎週水曜 17:00〜17:10 にて『MUSIC MATE』をお届けしています。
EXPO 2025 大阪・関西万博の開催により、国内外のヒト、モノ、カルチャーの交差が一層活発となったここ大阪。そんな大阪のMUSIC STATION FM802が、各国/地域のMUSIC STATIONと連携し、その国のカルチャーや音楽を共有するというコーナーです。
毎週さまざまな国/地域のラジオ局で働く音楽を愛する仲間=MUSIC MATE が、現地の最新音楽情報を届けてくれます!

●8/5(水)の放送では、「インドネシア」のMUSIC MATEが登場!

インドネシアのMUSIC STATION「Mustang FM」のDJ Fadil Camuiから現地の最新情報が届きました。

●DJ Fadil Camuiは、インドネシアのラジオ局「Mustang 88.0 FM」で「AMクラス」というモーニングショーを担当しているDJ。

●そんなFadil Camuiの近況を伺うと…

Mustangでのラジオ出演に加えて、私はTikTokでもコンテンツを制作しています。最近では、「あざとアドバイス」「あざと相談室」「あざとコーチング」といったシリーズ企画のおかげで、アカウントが爆発的に伸びています!
誤解のないように言っておくと、ここで言う「あざと(あざとい、茶目っ気のある)」は、誰かに媚びたりナンパしたりすることではありません。自信を持って、自分の雰囲気を大切にし、ちょっぴり強気な姿勢で最高な自分を目指す、という意味なんです。
人生を重く考えすぎず、みんなのテンションをあげて、本音で話しながら成長をサポートする「Z世代の親友」だと思って気軽に付き合ってくださいね。TikTokもぜひチェックしてみてください!とのこと。

【DJ中島ヒロト】
日本でも伸ばそうとしてますね〜気になります〜!

●そんなFadil Camuiに インドネシアの今、ホットなエンタメの話題は?と伺うと…

最近、局内で最も大きな話題となっているのは、間違いなくKanye West(カニエ・ウェスト)がインドネシアで初のパフォーマンスを行うというニュースです!アナウンスを聞いたとき、Mustangのスタッフ全員が大興奮でした!
さらにすごいのは、Ye(イェ)がジャカルタ最大級のイベント会場で、巨大な地球儀の演出と360度のステージを使ってパフォーマンスを行うということです。間違いなく素晴らしい体験になるはずで、今から待ちきれません!
それだけでなく、8月17日にはインドネシアが独立記念日を迎えるため、8月はいつも特別な月となっています。街全体が赤と白の国旗や華やかな装飾で彩られ、地域イベントや誰もが楽しみにしている伝統的な競技大会で国中が活気づきます。
Mustangでも、インドネシアの素晴らしいアーティストたちと独立記念日の精神を称えるため、終日インドネシアの音楽だけをオンエアしてこのお祝いに参加します!とのこと。

【DJ中島ヒロト】
8月中に行ってみたいですね〜!

●そして最後にFM802リスナーにオススメしたい、インドネシアのアーティストを教えてくれました!

アーティスト:Tulus(トゥルス)

インドネシアを代表するシンガーソングライターのひとりです。温かみのある歌声、ソウルフルなメロディ、そして心に響く歌詞によって、インドネシア語がわからなくても心地よく聴くことができます。
Spotifyの月間リスナー数は1,700万人を超えており、トゥルスはインドネシアで最も再生されているアーティストのひとりとなっています。全楽曲の総再生回数もSpotifyで50億回を突破しており、彼の音楽がいかに聴き手の心に響いているかを物語っています。
彼の楽曲はポップス、ジャズ、ソウル、そしてアコースティックの要素を融合させており、現代的でありながら時代を超えた魅力を感じさせます。藤井風さんのようなアーティストが好きな方なら、きっとトゥルスの音楽も気に入っていただけるはずです!とのこと。

●オススメしてくれた曲は、「Teh Hijau(テ・ヒジョウ / 緑茶)」

タイトルは爽やかに聴こえるかもしれませんが、この曲は虚しさや孤独を感じる瞬間から逃げ出すのではなく、その気持ちを受け入れることをテーマにしています。明るく気分が晴れやかになるようなメロディと、思慮深い思索に満ちた歌詞によって、トゥルスは見事なコントラストを生み出しており、心をホッと包み込みながらも聴きやすい楽曲に仕上がっています。とのこと。

【DJ中島ヒロト】
柔らかいアレンジで優しい歌声、素敵でした!

●こんな感じで、毎週水曜のこの時間は各国のMUSIC MATEが登場します!

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802 RADIO MASTERS「MUSIC MATE」来週もお楽しみに〜!

聴き逃した方はradikoのタイムフリーでぜひ。

THE NAKAJIMA HIROTO SHOW 802 RADIO MASTERS
放送局:FM802
放送日時:毎週月曜~木曜 14時00分~17時51分
出演者:中島ヒロト
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

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「終戦」ドイツでは? 映画が描いてきたナチ・戦争の姿をドイツ人翻訳家が解説

フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝のラジオ番組、『武田砂鉄 ラジオマガジン』。8月17日は、月曜レギュラーでドイツ出身の翻訳家・エッセイストのマライ・メントライン氏とトークを繰り広げた。

マライ「今日のテーマは、ドイツ社会は映画を通じてナチスの過去とどう向き合ってきたのか、ドイツが制作したナチス映画傑作選です。なんでこのテーマを選んだかというと、日本では8月15日が終戦の日で、今年もテレビで中継された政府主催の全国戦没者追悼式を見て、「ああ、もう81年も経ってて、やっぱりあの戦争との向き合い方って難しいなあ」と思ったんです。ドイツの終戦は1945年5月8日で、日本より3カ月早いんです。ドイツでも過去との向き合い方の問題があって、ヒトラー、そしてナチスの社会的な狂気は、「あれはなんだったんだろう」とか今なお答えが出ていないことが問題になってるんですよね。毎年、日本だと戦争を扱った映画とかドラマが公開されると思うんですけど、ドイツでも第二次世界大戦とかナチズムをテーマにした映画がよく制作されるんです。日本と同じように、決まった時期に出ることはあまりなくて、オールウェイズ出る状態ではあるんですけど、それでもわかるように、なんかその「もやもや」、「あれは何だったんだろう」っていうのが残ってるんでしょうね。で、映画を紹介したいなと思って、一応7本用意してるんですけど多分全部できないので…」

武田「7本!」

マライ「(笑)無理ですね。まあ、とりあえず行っちゃいますかね。まず、ナチズムの誕生の予感というテーマで皆さんに見てほしいのが、『白いリボン』っていう2009年の映画です。舞台は第一次世界大戦の直前。1913年から14年の北ドイツのある村で、子どもたちに対して暴力的な躾が行われてたんですね。宗教的な抑圧もあって、さらに階級社会だったんです。映画の主人公は、新たに村の学校の先生として就任する男性なんですけど、彼はなんとなく「子どもたちが変なんじゃない?」、「なんかちょっと行動が変わってるんじゃないかな?」って気づくんですね。さらにいくつかの不思議があって、暴力的な事件が起こるんです。これはドイツの第二帝国時代後期の権威主義的な人格否定教育がテーマになってるんですね。それにさらされた子どもたちは、その後どうなるのかというテーマでもあるんです。要するに、ファシズムの中で育った子どもたちは、その後どうなるかっていうことです。この子どもたちが大人になったタイミングがナチスドイツの時代なんですよ。そういう権威的な教育システムとかは、結局、ナチズムの下準備みたいなものになってたんじゃないかっていう可能性を問う傑作なわけです」

武田「不気味な感じですよね」

マライ「不気味ですよ。ちょっとミステリー映画っぽい感じですよ。音楽なしで白黒、ハッピーに見る映画ではないんですけど、やっぱ傑作なんですよね」

武田「こういうところから、ナチズムが始まっていったんだっていうのが見えてくるってことなんですね」

マライ「そう、もちろんナチズムだけではなくて、ファシズムそのものを問う作品でもあると監督は言っていて、なるほどなあと思います。で、2本目は『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』、 2005年の映画です。これは見たことあります?」

武田「ないです」

マライ「ご存知の方も多いと思うんですけど、1943年、ミュンヘン大学で反ナチスのビラをばらまいていたショル兄妹が実在しました。で、逮捕されるんですけど、その最後の尋問と裁判を、妹のゾフィー・ショルを中心に描いた映画です。彼女はキリスト教精神を軸にナチスに抵抗した世界的な偉人として有名だと思います。重要なのは、映画の中に出てくるゾフィーを尋問するゲシュタポの捜査官です。彼の描き方がすごくて、ありきたりな悪役としては描かれてなくて、ゾフィーの知性とか人間性に感心しちゃうんですね。心がちょっと動いちゃうんですよね。それがポイント。それは実際にそうだったらしくて、本人がメモみたいなのを残してるんですけど、どうにかゾフィー・ショルを救いたいって気持ちになるんですね。そこでゲシュタポの捜査官は、ナチスの論理を駆使して、なんとか命を助けようとするんですね。ナチスのシステムの中でこれだったら救えると彼女にも提案するんですね。でも彼女は拒絶するんですよ。偽善だから。そして死刑になるという映画です。で、すごく思うのが、自分があの時代に生きてたら、どれほどのことできてたんだろう。まず、ゾフィー・ショルにはなれなかったんじゃないかなって。どっちかっていうと、そのゲシュタポ捜査官のようなことをやったかな?ぐらいの感覚なんですよね。考えさせられる映画なんですよね。ナチスに、ある意味で感情移入するっていうのが大変興味深いと思います。演技もすごくて、そういう文脈で見てほしい映画です」

武田「やっぱり、完全な悪人と残された善人がいたということではなく、そのグラデーションの中で社会の空気が作られてしまった。だからこそ怖い。だからこそ恐怖があるっていうことなんですかね」

マライ「そうなんですよ。もし自分がその映画の中にいたら。この人だったらなにができたのか。なんかいろいろ思っちゃうんですよね。すごく考えさせられる映画です。」

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