bayfm×ぐるっと千葉連動記事「島ちゃんのぐるり千葉さんぽ」~NO.11佐原編~

ぐるっと千葉連動記事「島ちゃんのぐるり千葉さんぽ」~NO.8.芝山町編~ ©bayfm

関東三大小江戸の一つ佐原市!

©bayfm

ベイエフエムDJの“島ちゃん”こと島村幸男さんが県内を散策するこのコーナー。訪れたのは関東三大小江戸の一つ、佐原市です!

「川沿いの落ち着いた雰囲気がいいんだよね。お店も多くて毎回色んな発見があります」

そう島ちゃんが言うように、佐原の町並みは古の江戸文化を伺えるだけでなく、続々と店舗や宿泊施設がリニューアルオープンされ、日帰りで立ち寄るだけではなく、滞在型のゆっくり楽しめる場所へと変貌しつつあります。

さて見どころ多い佐原。島ちゃんは早速、観光休憩所の「さわら町屋館」へ行き、本日の散歩ルートを決定しました!

まずは新規オープンのクラフトビール・チーズ工房「伊能忠次郎商店」を見学し、歴史的建造物の「伊能忠敬旧宅」へ。さらに酒蔵をリノベしたレストラン「LE・UN」で、発酵フレンチのコース料理を頂きました。

さわら町屋館(上川岸小公園)

©bayfm

「佐原はレポーターの仕事で何度か来ていますが、見たいところが多くて」とお悩みの島ちゃん。まずは佐原の町並み中心部にあるさわら町屋館へ。こちらは観光休憩所ながら、小野川沿いに位置する伝統的建造物に倣った意匠で建築された町屋風建物です。

大工仕事もプロ級の島ちゃん、中に入るなり観光案内よりも建屋の造りに感心しまくりです。

「この在来工法はすごい! 建築に心得のある人なら、こうした技法にくぎ付けになっちゃうだろうね」

そんな伝統的建造物に倣った町屋風建物ですが、誰でも自由に入場できます。また館内にあるショップは「チャレンジショップ」と呼ばれる店舗で、こちらは市内などで開業を目指す人にスペースを期間限定で提供しています。ゆくゆくは佐原の町並みでの本格出店もあるかも!?

行先の目星がついた島ちゃん、出発前に館内にあるCAFE NETAIMOの「芋ぺちーの」(500円)の黒蜜味をいただきました!

「焼き芋のシェイクを食べているよう。ヒンヤリしていて食べ始めたら止まらない…。あーっ、冷たくて頭がキーンとしてきた!」

島ちゃん、散歩はまだスタートしていないので、食べ過ぎにご注意ください!

伊能忠次郎商店

©bayfm

まず訪れたのは、オープン前のクラフトビール・チーズ工房。こちらは「NPO法人小野川と佐原の町並みを考える会」と、地元農家や香取市が協同して施設やメニューの企画開発を行っています。

ご案内いただいたのは「小野川と佐原の町並みを考える会」の岡田天太さん。岡田さんは明治大学に在籍しており、指導教員の先生の下に仲間と佐原の活性化に取り組んでいるそう。

「これまで佐原は日帰りで立ち寄る観光客が多かったですが、もっと佐原の魅力を知ってもらうため、ビールやチーズなど佐原が誇る発酵文化を生かしたレストランや、宿泊施設などを増やして滞在型にシフトするべく取り組んでいます」

こちらでも、メニューに佐原の野菜やチーズをふんだんに使ったピザなどを提供するレストランを予定しています。

「地元の新鮮な野菜と作り立てチーズを使ったピザに、佐原のクラフトビール…発酵の町ならではのメニューだね」

チーズ工房の職人さんや、店舗や工房の建屋を造作する大工さんも地元の匠によるものだそう。すごい徹底ぶりですね!

「“佐原愛”を感じさせるこだわりがあるね。オープンしたらまた絶対来たいです!」

伊能忠敬旧宅

©bayfm

そのまま町並みを歩いていき、次は伊能忠敬旧宅へ。すると旧宅正門前の小野川に架かっている樋橋(とよはし)から、滝のように水があふれだしてきました。

「いきなり橋から水が流れ出してきたのでビックリ! なんだか心地よい水の音だね」

こちらはかつて、灌漑用水を東岸から西岸に送るための橋で、もともとは人を渡すためのものではなかったそうです。水が流れ落ちる様から「ジャージャー橋」と呼ばれており、その橋から流れ落ちる水の音は「残したい日本の音風景100選」に選定されています。

そんな清々しい音を聞きながら旧宅内へ。ここは日本全国を測量した伊能忠敬が約30年過ごした場所です。炊事場や書院のほか、醸造業などを営んでいた土蔵造りの店舗があります。土蔵は江戸時代中期の様式で、佐原でも古い時代の建物とされているそうですよ。

「佐原の町並み全体の中でも、最も歴史ある場所なんだね。この土蔵造りも興味あるなあ~」

またまた魅力ある建造物にくぎ付けの島ちゃん。国の史跡にも指定されており、佐原の定番スポットの一つですね。

レストランLE・UN(ルアン)

©bayfm

さて佐原の町並みを大分歩いた島ちゃん、最後は酒蔵をリノベーションしたフレンチレストランでコースランチを頂きました! ここも魅力的な建築となっており、その独特の縦長の店内と高い天井が、かつての酒造り空間を想起させています。案内いただいたのは、こちらを運営するNIPPONIAの鶴澤育美さん。

「基本はフレンチなのですが、地域で醸造された醤油・味噌・麹などを生かした、和と洋が融合した発酵フレンチをお楽しみいただけます」とのこと。現在は期間限定のオープン1周年の記念コース料理(ランチ3,850円、ディナー8,470円)がおススメ。

さっそく記念コースを注文し、前菜からスープと頂いた島ちゃん。メインの黒毛和牛の赤ワイン煮込みを頂いたときには、「牛肉がよく煮込まれてとろけそう」とご満悦です。デザートも酒粕ショコラのクランブルを使用され、発酵に対するシェフのこだわりを感じます。またコースには最上白味醂を使用したオリジナルドリンクの「味醂トニック」が付きいており、こちらも料理にピッタリ。

「発酵のチカラで免疫力が上がって、健康になりそう!」

歩き疲れていた島ちゃん、発酵フレンチをいただいてすっかり元気に。ごちそうさまでした!

取材を終えて・・・

©bayfm

水郷の町であり、醸造や発酵技術が発達し、香取神宮がある…。佐原には何度も来ていたし、ある程度知ってたはずなんだけど、まだまだ浅かったですね(笑)。一つひとつの歴史がどう築かれ今に至っているか、本日の散歩で再確認させていただくことができました。そんな古き良き歴史を知る一方で、さわら町屋館の「チャレンジショップ」のような町並みづくりへの新たな挑戦は、佐原に次回来るときの楽しみになります。伝統と革新の繰り返しが、佐原をもっともっと魅力的な町にしているんですね!

©bayfm

取材・文/喜多 雅明 撮影/織本 知之

ぐるっと千葉とは…「千葉県が大好きです!」千葉県生粋のイベント情報誌。千葉・房総の旬な情報が満載です。

「地元・千葉県のことをもっと知りたい! 体験したい!」。そんな声に答える一冊、それが「ぐるっと千葉」です。千葉県唯一のイベント情報誌として、エリア別とジャンル別でさまざまなお出かけ情報を掲載しています。さらに千葉を知り尽くしたライター陣による連載や、お花見・花火・温泉などの季節定番をはじめ、旬の情報を掘り尽く

過去の連載はこちらから!

Song of Japan
放送局:BAYFM78
放送日時:毎週木曜 25時00分~28時58分
番組ホームページ
公式Twitter

出演番組をラジコで聴く

※放送情報は変更となる場合があります。

“高校1年生”から日本代表メンバーに…竹中七海が考える新体操日本代表「フェアリージャパンPOLA」の強さとは?

藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。4月13日(土)の放送は、トヨタ自動車所属で新体操日本代表(フェアリージャパンPOLA)の竹中七海(たけなか・ななみ)選手をゲストに迎えて、お届けしました。


(左から)藤木直人、竹中七海選手、高見侑里



竹中選手は、1998年生まれ愛知県出身の25歳。子どもの頃から新体操を始め、中学2年生で新体操日本代表・フェアリージャパンPOLA(以下、フェアリージャパン)の練習生(強化選手)に、高校1年生でフェアリージャパンのメンバーに選出。高校3年生で迎えた2016年リオデジャネイロオリンピックには、リザーブ選手として現地に同行。その後、2021年にトヨタ自動車に入社し、同年に開催された東京オリンピックのメンバーに選ばれ8位入賞。現在はパリオリンピック出場を目指しています。

◆3月のドイツ大会で総合優勝!

藤木:フェアリージャパンは、3月2日(土)・3日(日)にドイツでおこなわれたインターナショナルトーナメント「新体操 Fellbach-Schmiden大会」で、団体総合1位、種目別フープ1位、種目別リボンボール1位! すごい成績ですね。

竹中:ありがとうございます。久々の表彰台で、優勝はとてもうれしかったです。

藤木:演技そのものはミスが少なかったですか?

竹中:演技自体にミスはあったので、ちょっと悔しい内容だったんですけど、それでも“ミスからどう対処するか”というところまで練習を積んでいたので、そこは(今大会で)良かったところの1つかなと思います。

藤木:オリンピックシーズン第1戦で優勝するというのは、縁起がいいですよね。

竹中:そうですね。チームみんなの自信になりましたし、やっぱり、ここからが勝負だと思うので、これを糧にまた頑張りたいと思います。

◆フェアリージャパンの強み

藤木:現在25歳で、中学2年生でフェアリージャパンの強化選手に選ばれているということは、フェアリージャパンで10年以上も過ごされているんですね!

竹中:そうですね。昔から憧れていたチームで“フェアリージャパンに入って活躍したい!”と思いながらずっと(新体操を)やってきたので、あっという間に10年が経ったなと感じます。

藤木:ただ、去年の世界選手権(第40回世界新体操選手権大会)では、メンバーに入ることができなかったのですか?

竹中:はい、このときはメンバーから外れてしまって本当に悔しい経験だったんですけど、そのときにほかのチームの良さと日本チームの良さを比較しながら客観的に見れたり、地元で練習したときに、改めて私のことを応援してくださっている方がたくさんいることに気付くことができたりと、あの経験があったから今があるなと感じています。

藤木:外から見たフェアリージャパンの強みというのは、どんなところでしたか?

竹中:動き一つひとつのきれいさとか“(演技を)正しく魅せる”というところは日本チームの強みだなと感じました。その反面、海外チームのエネルギーというか“どんなものでも魅せきる”というところが強みだなと感じたので、日本チームのきれいさがありつつ、強さも活かせたらより良いのではないかと感じました。

藤木:新体操はどうしてもミスがついてくる競技ですけど、試合前や試合中は緊張しますか?

竹中:もう心臓バクバクです(笑)。ミスがないことが一番なんですけど、1つ危ないところやミスがあった後は、試合中なんですけど“どうしよう”とか思いながら……でも、すぐに次の技がやってくるので、そこに集中して、しっかり(力を)出し切れるようにやっています。


竹中七海選手



高見:フェアリージャパンは、5月にウズベキスタンの首都・タシケントで開催される大陸別予選(第15回アジアシニア新体操選手権大会)でパリオリンピック出場権獲得を目指しています。

藤木:現在のフェアリージャパンのなかで、竹中選手はどのような立ち位置ですか?

竹中:これまでいろいろな試合を経験させていただいたぶん、試合のなかでも練習のなかでも、その経験を下の子たちに伝えていくことだと思います。あとは“安定感を持って演技をする”ということが、自分の大事な部分かなと思うので“どんなことがあっても対応できるように”“(失敗しても)すぐに修正できるように”というところは意識してやっています。

藤木:年齢的に(チームを)引っ張っていかなければいけない立場だと思いますが、その辺りはいかがですか?

竹中:キャプテン(鈴木歩佳選手)がもう1人いるんですけど、彼女がサポートしきれない部分を私が補佐役としてサポートしたり、大事なことは伝えていくということを意識的におこなっています。

藤木:最後に、パリオリンピックにかける意気込みを教えてください。

竹中:“パリオリンピックでメダル獲得”が目標なんですけど、そのためにも、まずは5月のアジア選手権でしっかり優勝を目指して、出場枠を獲得できるように頑張りたいと思います!

次回は4月20日(土)の放送です。

----------------------------------------------------
4月13日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年4月21日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/

Facebook

ページトップへ