radiko news

火曜日の「シンラジオ」は文系CLUBラジオ。

12月6日（火）はパートナーに平成ノブシコブシ徳井さん、そしてゲストにアンジャッシュ渡部さんを迎えての放送です。

渡部さんがラジオ生放送に登場するのは復帰後初とのこと。ラジオだから語った、あんなこと、こんなこと。

色んなことがあって、色んな愛に目覚めたのではないかという、渡部さんのための「愛の曲スペシャル」選曲でお届けしました。

2年半ぶりの生放送！

渡部建（以下、渡部）　どうもすみません、お騒がせしていますアンジャッシュの渡部建です。
鈴木おさむ（以下、鈴木）　お久しぶりです。
徳井健太（以下、徳井）　おー渡部さん、お久しぶりです！
渡部　生放送もあれ以来で、自粛して2年半ぶり初めてです。
鈴木　bayfmはね、東京の人は聴いていないと思う(笑)。だから他のラジオとかで言っちゃいけないこととか、ポロッと口を滑らしてもまあ…多分、東京の記者とかも聞いてないと思うから(笑)。
渡部　それで大丈夫ですか（笑）。
徳井　難昔ラジオそんな感じでしたよね。ここだけは何言ってもいいみたいな。
鈴木　同じ年なんですよ渡部君と。72年生まれ。何かと一緒にお仕事させて頂いて、まだあんまり表に出ていなかったときに『お願い！ランキング』という番組で渡部君のコーナーがあって。そのころご飯によく行ってたんだけど、話をしてるとこの人のプレゼンはいかがわしいけど心地よいと思ったんだよね。それで『お願い！ランキング』のMCに推したら、みんな結構渡部君の存在を知っていて。
渡部　ぶっちゃけ、あれで僕はブレイクできました。もう一気に仕事が増えて。だから、おさむさんの葬式で弔辞を読むときは、タモさん(タモリさん)が赤塚不二夫さんに弔辞で言ったように、「私はあなたの生み出した作品です」と言いたいですね。

これからの活動に悩むキャラクターづくり疑惑

鈴木　じゃあどうですか、これからまた仕事を始めていって…？
渡部　そうですね、ちょこちょこ仕事を頂けるようになってきてるので、1つ1つ全力でやってる感じです。それこそ千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』にも復活させていただいて。徳井がヘビーウォッチャーなんですよね。
徳井　『白黒アンジャッシュ』はもう、あの頃の渡部さんに早く帰ってきてほしいなと。渡部さんのよさはペテンな部分と、悪いひとなのにいい人のふりをするのがうまい。徹底的にやり切れてる。児嶋(一哉。渡部の相方)さんを完全に下に見てる感じが、僕は面白かったんです。
鈴木　そりゃ徳井さん、もう無理な話ですよ(笑)。あれ以降アンジャッシュのリーダーは児嶋。
渡部　そりゃもう…師匠であり兄貴でもあり。
徳井　違うんですよね、僕の描いている『白黒アンジャッシュ』じゃないんですよね。
鈴木　渡部君も思うところあると思うんですよ。児嶋君のYouTubeに関してとか。どうですか？
渡部　ちょっと…オープニングからヘビーすぎませんか？　児嶋のYouTubeはまあ頑張っているかなと思うんですよ、登録者も100万人いってるし。だからいじると怒るんです。あのコミュニティで頑張っているんで。いじりたいけど我慢してます（笑）
鈴木　じゃあちょっと立ち位置を変えつつ？
渡部　いやだから、今日の放送は僕にとっては格好のチャンスとなるお2人だと。おさむさんは世に生み出してくれた人だし、徳井はすごい芸能界ウォッチャーで、こんな好都合はない。今後どうしていったらいいか相談したかったんですよ。この放送中に何かくださいよ。
徳井　そればっか言ってるでしょ。「今後どうしたらいいか」って。ほんとは悩んでないでしょう。
鈴木　俺もそう思った。「どうしたらいいかというキャラクター」を…
渡部　違うって！　キャラじゃないって！　本当にいろんなことを模索して何ができるのかなってことを考えているんです。
鈴木　芸人ならああいうことをいじりたいって思うところもあるかもしれないけど、難しいよね。
徳井　番組でいじられているけど、なんかいつか渡部さんが「許せない」って爆発するんじゃないかって。
鈴木　でもそれは簡単といえば簡単でもあるんじゃない、まだ抑えているの？
渡部　抑えてるとか、許せないという気持ちにはならないですよ。反省しなきゃいけない立場っているのは重々わかってますから。
鈴木　渡部くんどうしちゃったの、らしくない（笑）
渡部　こんなオープニングトークでいいの？平日16時で（笑）。とにかくまだまだやらなきゃいけないって、戻ってきたんですよ。本調子じゃないけど気合は入ってますよ。
鈴木　それは家族会議もやって戻るっていう？　リスクもあるじゃないですか。そこをちゃんと話すっていうのがすごいね。
徳井　同じお笑いの立場から見ると実力ある人だから、ただ戻ればいいじゃんと思ったけど。でも違う社会から見るといろいろあるんだなと。
 

序盤から気合い入りまくりの渡部さん。この後”本調子”になってさらに……

やっぱり“グルメ渡部”は健在？

鈴木　食に対してのモチベーションは？
渡部　まあ、趣味なんでいろいろやってます。これまでワインの酸化防腐剤についてとか、中華料理の化学調味料についてとか、色々”言えないこと”を注意されていたからテレビでは意外と発信できなかったこともあったけど、今後はそんなこともないので好きなものを紹介しようかなと。
徳井　へえ〜・・・
鈴木　俺は中華料理も化学調味料とショウガとニンニクがギンギンに入っているものが好きなんだけど！
徳井　誰が作っても同じ味のやつね。
鈴木　やっぱり3品くらい出ても、どれがどれだかわからない同じ味でいいんだけど。確かにテレビで言えなかったやつはインスタとかならいいんだ？
渡部　これまでテレビが軸足だったから言えなかったけど、インスタとかならばそんな環境もなくなるかなと。
鈴木　俺はグルメ記憶力少ないんだよね。誰と行ったかは覚えてるけどそんなうまいこと言えないし。だから銚子丸（千葉・東京・埼玉・神奈川県内にある回転寿司店）とかは感想言わなくていいからいい（笑）。食べたものを伝えるってしんどくなかったですか？
渡部　僕は言いたかったから。とにかく伝えたい。
徳井　とにかく饒舌に語りますよね、ブランクを感じさせない。

渡部　それ言われると、反省してないとか思われそう…。デリケートだから今の俺は…「目に力がない」とか言ってもらわないと……。
鈴木　反省感ってことね〜！　しょんぼりしてるけど意外に饒舌ですねとか（笑）。渡部君からみてグルメと思う芸能人って誰？
渡部　いや難しいな～。何をもってグルメというのか。食べ歩いている数でいえば嘉門達夫さんかな。嘉門さん、メチャクチャ食べてます。

嘉門さん、意外でしたが渡部さんとはプライベートで度々遭遇することもあるとか！

鈴木　でもさ、俺よくコンビニのご飯食べるけど美味しいじゃん!?　そういうのも含めて、すべての中から言ってほしいんだよね。「今回出たファミマの弁当やばくない!?」とかさ。
渡部　ああ〜
鈴木　そういうものを含めてものを評価している人がいれば、信用したくなる。
徳井　でも渡部さんのように食通の人が安くてうまそうなとこに行くと、案件とか思われそう（笑）。
渡部　あるある（笑）。

ヒューマニスタと、週替わりパートナーと、渡部健グルメをかく語りき

鈴木　やっぱ受けがいい発信というのは、高級なもの？
渡部　そんなことはないですよ、地上波はとにかく「安い」。だから「安いからいい」という視聴者のマインドになって（食レポして）る。安いのはいいんだけど、安全性だけは気をつけてとは思ってましたけどね。
鈴木　今はどうですか？
渡部　今は食べたいところにふらっと入って、高い安いは別にして。食べ歩きとか、グルメの概念は難しいですね。人によって好きなところに行けばいいけど、「高いな…」と思う店に行くべきじゃないし。だって無理してるわけじゃないですか!?　「遠い…」と思うなら行かなきゃいいし、「3カ月待ちまでは…」と思うなら待たなきゃいい。これまでは『ヒルナンデス！』『王様のブランチ』などで紹介しなきゃいけないなって(紹介する)番組を意識してましたけど、これがなくなったんで、今は比較的自由に食べ歩いてます。
鈴木　そうか、これまでずっと仕事で食べ歩いていたと考えるとしんどいね…。映画だと感想言わなきゃって思うんだけど、ごはんって生きていくためのものなのに仕事だから言わなきゃいけないっていう。

このあとも渡部さんに対する質問をリスナーから受け付け、今のお笑いとテレビの話、そして明石家さんまさんの相槌の秘密やマツコ・デラックスさんを研究する鈴木さんの話など、話題は尽きません。

2023年、渡部健のこれからはどうする!?

鈴木　渡部君は今後どうですか？
徳井　中堅のお笑いたち芸人たちは渡部さんが帰ってくることにビビってますよ。絶対仕事とられるって。若手もこれから渡部さんのできることに気づくことになりますよ。
渡部　そんなことないよ（笑）。ビジョンを描けないくらい、何をしていいかわからないです。コミュニケーションについての書籍『超一流の会話力』を出してからは、ちょこちょこ企業講演の話が来ています。講演会場では来場者にアンケートをしていて、細かく感想を頂けるんです。ライブで感想を1枚1枚読んで、一喜一憂していたじゃない？その感動を思い出しました。テレビでは視聴者の声は届かなったから、目の前で反応を見られて、人の価値観に触れられるのはやりがいがあります。
鈴木　YouTubeはやってるの？
渡部　やってはいるんですけど、何をどうしていいやら…。始めたら突き進むしかないじゃないですか。
鈴木　総合チャンネルより、あるテーマを特化してやってみたらいいんじゃない？
渡部　やってリスクはないと思うんですけどね…。
鈴木　でもグルメをやったら、また同じことになるよ。何か別のことにチャレンジしているようなコンテンツとか？ゴルフとかやるの？
渡部　ゴルフはやってないです。
鈴木　やってないことに挑戦するのは見てみたい。
徳井　ゴルフは似合うんじゃないですか？
鈴木　そう似合いそう。そしてエロい。ゴルフ行ってランチしてサウナとか（笑）
渡部　エロいのはだめですよ……。まあ次のステップについては、2023年の宿題だとは思っていますけど。
鈴木　人生の上書きはできないけど、追加はできる。ここまでこれて、まずはよかったよね。

書籍『超一流の会話力』はこちらから

本放送では、渡部さんはさらにご家族の話をはじめ、あの事件についてどう向き合い、今後生きていくかなどを真摯に語っていました。続きはradikoでお楽しみください！

※該当回の聴取期間は終了しました。