ラジオ関西、平成を締めくくったのは『時間です!林編集長』 令和では「前を向いて、よりよい時代に」と林アナウンサー

©ラジオ関西

平成最後の日となる30日、ラジオ関西の生放送ワイドでとりを飾ったのは、ニュースワイド番組、『時間です!林編集長』。新たな元号「令和」を目前に、パーソナリティーの林真一郎アナウンサーは、「これまでの積み重ねが今の世の中。(令和では)前を向いて、よりよい時代になっていってほしい」と述べていた。

4月30日放送のラジオ関西『時間です!林編集長』では、コメンテーターとして、神戸女学院大学文学部総合文化学科の准教授、景山佳代子さんがスタジオ出演。番組のなかで、平成の時代を振り返る話が出たが、景山さんは「積み残したものが(この時代には)たくさんある。同じこと(課題)が繰り返されないためにはどうすればいいのかを考えなければいけない」と警鐘を鳴らした。番組のパーソナリティー、林真一郎アナウンサーとのお話を、放送に準じて掲載する。

林アナ 景山さんにとって、平成とはどんな時代でしたか?

景山 私にとって、この質問はつらいなと思うんですよね(苦笑)。自分の頭のなかで、あまり「元号」がないんですよね。自分が高校生だったときとか、大学生だったときというふうにしか認識していなくて。メディアとかが一生懸命「平成」(時代)で盛り上がっているときに、こういうことを言うのは申し訳ないのですが。

ただ、それこそ今の、「平成」で盛り上がっているのを見ていて、思い出すのは、自分が平成(の時代)で、高校生だったときの(指導を受けた)三宅先生のお言葉。(出身である)岡山城東高校の国語の先生だったのですが、なんでか、授業中に突然、「みんなが、『いい! いい!』と言って、それに反対できない空気のときほど、気をつけなさい」ということを言われたんです。私が高校生のときは、「この先生、何をいきなり言っているのかわからないな」と思いながら、それから何十年も経ってみると、その言葉の意味がどんどん自分のなかで実感を伴ってきたんです。

今、皆さんが「平成」で盛り上がっているのは、そのこと自体は全然悪くないことだと思うのですが、そこで立ち止まって見ないといけないことがたくさんあるのかなと思います。ただ、そういうことを言うと、「水を差す」とか、「空気を読まない」とか、そういうことが起きるのが今なのかなと。それでも、三宅先生の言葉を思い出しながら、今日もずっと朝からラジオを聴いていましたが、ラジオの盛り上がりとか、メディアの盛り上がりとかのなかで、立ち止まって考えないといけないことがあるように思います。象徴天皇制(とは何かということ)とかすごく考えられたのが、今の天皇陛下(新元号にかわる5月1日より上皇陛下)だと思いますが、そのことを天皇陛下ほど私たちは考えていたかなとすごく思いました。

積み残したものが(この時代には)たくさんあるんですよね。3・11(東日本大震災)のこともそうだし、原発のこともそうだし、熊本の地震の被災者のこともそうだし。そういうことがリセットでなくなるのではなく、次の時代を迎えるというのであれば、(積み残した課題について)同じことが繰り返されないためにはどうすればいいのかなと。そういう意味で、時代を意識するというのはいいことだと思いますが、リセットとか、新しい時代というのは、ちょっと違うのかなと思います。

林アナ そうですよね。平成が終わって、令和になる。大晦日が過ぎて、元日になる。ただ、その前の年や時代のことは、昔のことだからともう終わったことではなく、ずっと続いていること。その積み重なっていることが、今の世の中になっている。それも含めて考えていかないといけないですよね。元号が変わってめでたいというのはわかりますが、だからといって、(これまでのなかで)やってはいけないことがたくさんあり、いいこともたくさんあった。そういうのを忘れることなく、前を向いて、よりよい時代になっていってほしい。それを願うばかりですよね。

時間です!林編集長
放送局:CRKラジオ関西
放送日時:毎週月曜~木曜 15時00分~17時50分
出演者:林真一郎、津田明日香、池田奈月、コメンテーター
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

菅井友香、振付家TAKAHIROと当時の思い出を語る!

サントリー生ビールpresents『菅井友香の#今日も推しとがんばりき』のゲストにダンサー・振付家のTAKAHIROが登場し、菅井と出会った時の印象からグループ最後の楽曲「その日まで」についてまで菅井との思い出を語った。

-TAKAHIRO「菅井さんは不器用なんです」-

菅井とTAKAHIROの出会いは2016年。欅坂46のデビュー曲「サイレントマジョリティー」の振り付けの時だったという。TAKAHIROは当時の菅井について、「菅井さんはいっぱい練習する子でした。いっぱい練習しましたね。『不協和音』の立ち方だけでとか、手の引っ張り方だけで、一時間ぐらいずっとやっていた」と当時のことを振り返った。

また、リスナーからの質問で菅井のグループ時代の最後の楽曲「その日まで」の振り付けにどんな意味を込めたのかについて問われたTAKAHIROは、「あの楽曲は全部が逆再生されるように作ってあったんですが、でも、過去のことだけではなく今の菅井さんが表現できることを大切に、前に進んでいけるように。菅井さんはいっぱい背負ってきましたので。だからそのリュックを一回置いて、ただただ走って風を感じられるように。そういう思いを込めて、振り付けをさせていただきました」と語った。

そんな「その日まで」はミュージックビデオの撮影中に釣りをしている人を待つために一時撮影が中断されることもあったという裏話も語ってくれた。

さらに、リスナーから菅井のパフォーマンスに関する裏話を聞かれたTAKAHIROは、「菅井さんは不器用なんです」と断言。しかし、その不器用さ故の長所があると語った。「不器用だけど、努力するという力を持っていた。感覚でみんながやれるところを努力で全部補おうとする。だから本当にその瞬間を任せたときに、ある程度までは要領のいい人が勝つんだけれども、そこから先の努力でもっと深めることができるから、ステージに立った時に誰よりも輝く瞬間がある」

菅井は、その様にやり遂げられたのはTAKAHIROの存在が大きかったと語り、「少年のような大人でずっと誰より近くにいてくださった」と当時TAKAHIROに感じていたことについて振り返った。

その他、「キミガイナイ」の振り付けについての話やTAKAHIROが櫻坂46の振り付けを考えるうえで一番大切にしていることなど、様々な話が語られた。そちらについては是非タイムフリーで

Facebook

ページトップへ