22歳のシンガーソングライター「sachi.」不登校だったとき、父のバンドで歌う楽しさを知った

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。音楽プロデューサー、CD・レコードショップのバイヤー、ライブハウスのスタッフ、音楽評論家、海外在住の音楽ライターなどなど、様々なジャンルの音楽好きが日替わりでヤバい音を紹介する「GEEK OUT」のコーナー。

9月2日(月)は、高田馬場にあるライブハウス「四谷天窓」の店長・中田将輝におすすめのアーティストを紹介してもらった。


■四谷天窓は引き語りの箱

引き語りの箱として多くのミュージシャンが出演する四谷天窓はその内装が特徴的だ。

中田:ステージの背面が石壁になっていてフロアの床が木で作られてるんですよ。
あっこゴリラ:えー! めっちゃいいじゃないですか! 
中田:そしてフロアの後方には座敷を敷いているので、座って見る形になっています。屋根裏のような秘密基地みたいなところで歌うので、言葉の輪郭が持ちやすい引き語りとして特化した内装だと思ってます。
あっこゴリラ:引き語り専用だから私行ったことないんだ。
中田:そうかもしれないですね。
あっこゴリラ:でもすごい気になったのが、壁が石で床が木じゃないですか? 音の鳴り方はどうですか? 
中田:聴いていて若干ドライではあるんですけど、ドライだからこそ出る言葉の伝わり方があるので、他のライブハウスに遊びに行くとやっぱり四谷天窓は引き語りの箱なんだな、と改めて思いますね。
あっこゴリラ:石の壁って、洞窟感みたいなところが引き語りにすごく向いてる気がする。
中田:そうですね。そういった内装なので、朗読イベントやお芝居とか、音楽だけじゃない表現の場所として色んな方に出演して頂いてます。
あっこゴリラ:確かにこれは一人芝居とかそういう場でも良さそうですね。知れて嬉しいです。


■学校にうまく馴染めず不登校が続いていた

中田が紹介したのは、練馬区出身で22歳のシンガーソングライター、sachi.。小学5年生の秋、学校にうまく馴染めず不登校が続いていたsachi.は、父親が組んでいるバンドのボーカルとして初めてステージに立ち人前で歌う楽しさを知った。そして高校2年生の冬、人生で初めてできた彼氏と別れたことで、初めてのオリジナル曲を制作した。

中田:だいたい18歳の頃から四谷天窓に出演されてます。
あっこゴリラ:今プロフィールをみさせて頂いてるんですけど、練馬区生まれなんですよね! 
中田:本人も枕詞で「レペゼン練馬!」って言ってます。
あっこゴリラ:あははは(笑)。それ言っちゃうんですね! ちなみに私も練馬区なのでその時点でアガりますね。
中田:そうなんですね! 良いですね。
あっこゴリラ:練馬はちょっと閉鎖的なところもありますから、それをバネに表現の方に向かったんだとしたらちょっとシンパシー覚えちゃうなぁって。
中田:でもそうかも知れないですね。
あっこゴリラ:これはさっそく聴いてみたいので曲振りお願いします! 

 


あっこゴリラ:ハングリーな感じしますね! 
中田:やっぱりわかりますか? 
あっこゴリラ:めちゃめちゃハングリーな子なんだろうなっていうのが伝わります。
中田:ゴリゴリな音にも負けない重い言葉をちゃんと使える子なので。
あっこゴリラ:そうですね。勢いが溢れ出てるんでしょうね! 

今回紹介したsachi.、気になる人はぜひチェックしてみてほしい。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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同じ積極財政でも「狙いが違う」。サナエノミクスとアベノミクス

ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、10月15日の放送にノンフィクション作家の常井健一が出演。高市早苗首相の掲げる経済政策「サナエノミクス」に現在について、城内実大臣へのインタビュー経験も踏まえて解説した。

常井健一「リフレ政策のリフレはリレーションの略で。簡単に言うとデフレから脱却するために金融緩和などによって需要を刺激して物価を適度に上げよう、という政策です。いわゆるリフレ派が主導した安倍晋三政権のアベノミクスでは、日銀による異次元の金融緩和が大きな柱でした。ところが現在、物価高が国民の生活を圧迫しています。日銀も金融政策を変えて金利は上がっている。そんな中、これまで安倍政権の継承を訴えてきた高市早苗政権の閣僚が、相次いでリフレ政策を否定していると」

長野智子「うん」

常井「特に城内実大臣は生前の安倍さんが高市陣営に送り込んだ参謀で。いまや自民党内に150人以上いる積極財政派のラスボスと目されています。実際、安倍さんに近かったリフレ派のブレーンたちを継承して7月の骨太の方針や成長戦略を策定してきた。当然、発言の真意に注目されているわけです」

長野「アメリカのベッセント財務長官が、リフレ生活はもう限界だ、やめるべきだ、と言いました。それに反応しているんですか?」

常井「まさにそれを(東洋経済オンラインの取材で)城内大臣に直撃して。『政権のスタンスはまったく変わっていない』と否定されました。強調していたのがサナエノミクスとアベノミクスの違いです。大きな違いは経済環境にあると。デフレ脱却のために大規模な金融緩和を続けたアベノミクスとは違って、いまは物価も金利も上がっています。政府としては『いつまでも異次元緩和を前提に経済政策を考える時代ではない』と言ってきたんです」

長野「なるほどね。だけどアベノミクスと同じ『積極財政』という言葉を掲げている」

常井「そうなんです。城内さん、『リフレ政策の局面は終わったが責任ある積極財政は続ける』と。アベノミクスは金融緩和によって需要を刺激することが柱でした。だけど今度のサナエノミクスは供給力だ、国内でモノやサービスをつくる力を強化するために官民で投資するんだ、と。同じ積極財政でもサナエノミクスとアベノミクスでは狙いが違う、ということですね。もう1つ、『米中の対立やパンデミックも経済環境を大きく変えた』と言っていて。東洋経済オンラインに掲載した発言を一部、ご紹介します」

長野「はい」

常井「『かつての小泉(純一郎)・竹中(平蔵)時代に象徴されるような新自由主義的な市場原理だけにゆだねる発想では、今日(こんにち)の経済安全保障や巨額の先行投資を必要とする分野に充分は対応できない、という現実がある』と。日本企業はひと昔前にコスト重視で、海外に製造拠点を移しましたね。あれが現在は地政学的に大きなリスクになっている、と指摘した。城内さんは『市場原理だけに任せる時代は終わった』と言い切っていて」

長野「ほう」

常井「こうした考え方は反・小泉という、大臣自身の独特な政治人生や色濃く反映されているな、という印象を持ちましたね。いまから21年前です。2005年の郵政選挙で当時、城内さんは1年生議員でした。郵政民営化に反対して、自民党の公認を得られず。無所属で戦った。そのとき小泉首相が送り込んだ刺客が、当時、財務官僚だった片山さつきさんですね」

長野「そうだったか」

常井「城内さん、片山さんに748票差で負ける。それから4年間、リュックサック1つで天竜川を上流から下流にくだるように選挙区をくまなく歩いた。今度は片山さんに7万票差で勝った。片山さんは静岡から追い出されて、参議院の全国比例に鞍替えしたんです」

放送では城内大臣と片山大臣の因縁、サナエノミクスのさらなる詳細などについても常井が語った。

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