戦略的にヒットを狙ってデビュー! 日本人覆面ユニット・AmPm、その根本にあるのは音楽愛だった!

J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:玄理)のワンコーナー「IMASIA」。10月6日(日)のオンエアでは、世界を舞台に活躍する日本人覆面ユニット・AmPmが登場。いきなりデビュー曲がSpotifyで話題になったその背景について語った。


■どうやってバイラルチャートに載せるのか

この日のオンエアでは、AmPmのひとりだけが出演。AmPmのメンバーには、特に個人名がないという。AmPmは、2017年に『Best Part Of Us』でデビュー。この曲が世界中で話題となり、これまで20作品以上を発表している。海外のリスナーが7割を占めており、世界で最も注目される日本人アーティストの1組である。

デビュー曲の『Best Part Of Us』は、Spotifyで2000万回も再生されて話題になった。しかし、2017年当時、日本ではSpotifyはまだそこまで根付いていなかった。Spotifyで再生回数を伸ばすために、どういう戦略があったのだろうか。

AmPm:いろんな音楽サービスでも配信をしていますが、唯一と言っていいほどSpotifyだけがインディーズでも何かできる可能性があるかなと思いました。
SKY-HI:確かに!
AmPm:他のサービスと大きく違うのは「バイラルチャート(SpotifyがSNSで話題の楽曲をランキング化したチャート)」というチャートがありますので、そのチャートにどうやって載せるのか、ということを重点的に頑張りました。
SKY-HI:具体的にどう頑張ったんですか?
AmPm:しばらくバイラルチャートを追いかけ続けまして、「どうやって入るのかな?」と。そのアーティストの曲を、どういうプロモーションをしていてどういう露出があるのか根こそぎ調べ上げまして、「こういう所に露出するとカウントされるのかな」みたいな。
SKY-HI:傾向と対策ですね(笑)。
AmPm:そうですね。

SKY-HIは、「日本でドカンと行こうとすると、どうしても政治が絡んでくる」と話す。AmPmにはそういった後押しが無い状態だったわけだが、その問題にはどう対処したのだろうか。

AmPm:デビュー曲も英語で歌ってるんですけど、日本国内だと既にメジャーで活躍されてる方もたくさんいらっしゃいます。言い方はアレですけど、結局「お金が掛けられているかどうか」の勝負になってしまうので、これでは勝負にならないなと。外国でも同じようなことは言えるんですけど、「そうでない部分でも評価される」というのは、それまでの活動でも感じていました。「じゃあ、最初から外国に出ざるを得ない」ということで、「外国で聴かれる」ということを意識しました。


■曲を雑に扱わないようにマーケティングをする

AmPmの話を聞いていると分析をすることが好きなように感じるが、SKY-HIはこんな質問をぶつけてみた。

SKY-HI:分析をする楽しさと音楽愛を比率で分けるとどれくらいですか?
AmPm:それは「10:0」で音楽愛がほとんだと思います。
SKY-HI:なるほど!
AmPm:「クリエイティブを大事にしたい」という上で、「雑に扱わないようにマーケティングをする」という感じなので、「先に曲があってこそ」「クリエイティブがあってこそ」ですね。
SKY-HI:素晴らしい! それを聞けただけでも心が温かくなる。

AmPmのふたりは音楽の好みは違っても、好きな音楽を追いかける姿勢は同じなのだそう。この話を聞いてSKY-HIはさらに感動していた。

J-WAVE『ACROSS THE SKY』のワンコーナー「IMASIA」では、ラッパーのSKY-HIがラップミュージックを通じてアジアについてトークを展開する。放送は毎週日曜の10時40分から。

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【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:毎週日曜 9時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/

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現地・韓国から見る「反日」の現状~ユニクロはネットで購入

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月7日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。産経新聞のソウル支局長・名村隆寛をゲストとして交え、反日による韓国内の日本製品の動きについて解説した。

韓国木浦市の「ボイコット・ジャパン」ステッカー(日韓経済戦争(2019年)-Wikipediaより)

現地で見た、聞いた~反日、反韓の真実

韓国経済や若者の就職難、安全保障問題など日本で伝えられていることがどこまで本当なのか。産経新聞のソウル支局長・名村隆寛を交えて深めて行く。

飯田)反日、反韓の真実ということですが、街を歩いているとけっこう日本語が聞こえて来て、日本人は韓国旅行をやめるということもなく、増えているという話です。一方で、韓国人の日本に対する感情はどうなのでしょうか?

名村)結論から言うと、本音では日本製品が大好き。日本ブランドのファンも多いと思います。ユニクロなどは苦労しているようですが、ネット通販で戻っているという話を聞きます。

飯田)なるほど。人の目もあるから、店舗へ行くのは憚られるけれど。

世間体を気にする韓国の国民性~日本製はネットで買う

名村)韓国でよくありがちなことなのですが、目に見えることを非常に気にするのです。

飯田)世間体ですね。

名村)はっきりと日本製品だとわかる車などは、まだ大変だと思います。

飯田)街中はもともと現代(ヒュンダイ)など、韓国製の自動車が多く走っていますよね。一見すると日本製と似ているので見分けがつかないのですが、たまにレクサスなども走っています。

名村)うちのマンションの駐車場にも止まっていますね。

飯田)いわゆる「ボイコット・ジャパン」と呼ばれるような運動が、一時期ソウルの真ん中で垂れ幕をつくったりして顰蹙(ひんしゅく)を買っていましたが、いまは裏で買うということが増えているのですね。

「NO JAPAN」~都市部では沈静化

名村)潜在的なニーズはあると思うのです。ソウル市の中区の区長が旗を振ったのですが、日本人観光客が見たら二度と来なくなるぞということで、ソウル市内からは消えたのです。しかし地方に行くと、「NO JAPAN」というものがあります。ただ、誰も通らないシャッター商店街のような本当の田舎、全羅南道や慶尚南道、金浦市などですが。

飯田)ビールもいままでは日本製のものが好まれていましたが、最近は売らなくなったという報道が日本ではあります。実際はどうですか?

名村)売っているのですが、イベント商品からは除外されました。

飯田)安売り商品からの除外ということですね。

名村)そういうことです。500ミリリットル缶4本で1万ウォン、だいたい1000円ですね。日本産、ヨーロッパ産、韓国産というイベントをやっていたのですが、7月以降はその対象から外されました。私は日本のビールが好きなので、少し困ったのです。しかし私のマンションの裏でここ1週間、日本製品を4本1000円で売っていたのが除外されていたのですが、ひっそりと1本2500ウォンという同じ値段で売っていました。ただ、陳列棚で派手にやらず、こっそりと売られています。

北京市郊外で開かれた日韓外相会談で握手する河野太郎外相(左)と韓国の康京和外相=2019年8月21日 写真提供:時事通信

政治的な反日運動よりも経済的な側面による需要が勝った

飯田)やはり体面を気にするようなところがありますが、実の部分では製品を買っているのでしょうね。

須田)政治的な意味合いで、輸入量を減らしたり販売を禁止する動きは、マーケットメカニズムの前にそうやって崩れて行くのでしょう。ウォン安ということを受けて、韓国と日本のLCCの航空運賃も安くなっています。往復で5000円というものも出ています。日本から爆買いツアーということで、たくさんの方が韓国へ行っていらっしゃいます。そうすると、韓国としてもそこはビジネスチャンスですから。反日もいいけれど自分たちの懐を考えると、日本人観光客に親切にしなければ自分たちが馬鹿を見る、という経済的な面が作用しているのだと思います。

飯田)上に政策あれば下に対策ありということですね。日韓関係には、文在寅政権のやるようなゴリゴリの反日ではない部分があるのかもしれない、というところが見えて来ました。

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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