記憶に残る「L'Arc~en~Cielが手がけたゲーム音楽」は? 4s4kiが語る

新世代アーティストの4s4ki(アサキ)が、自身の音楽のルーツや、ニューアルバム『Killer in Neverland』で表現した自分らしさを明かした。

4s4kiが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。8月29日(月)、30日(火)のオンエア。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。

「この1枚を聴くだけで4s4kiという人物がわかる」

東京から世界に向けて新たなオルタナティブ・ポップスを発信する4s4ki。作詞・作曲・編曲はもちろんDTMでのトラックメイク、ピアノでの弾き語りなど、すべてを1人でこなす能力を持ちながら、さまざまなミュージシャンやクリエイターたちとコラボし、ジャンルにとらわれない新たな音楽的価値観を生み出している。

そんな4s4kiは、8月24日にメジャー2作目となるニューアルバム『Killer in Neverland』をリリースした。同アルバムは米・Pitchfork Mediaにて高評価を獲得し、世界的にも評価されている。今回はそんな注目のアルバムについてや、楽曲に込めた自分らしさについて聞いた。

4s4ki:ニューアルバム『Killer in Neverland』は、この1枚を聴くだけで4s4kiという人物がわかる作品になっているんじゃないかなと思います。全曲通して聴くことで、感じられるストーリーみたいなものもあると思うので、ぜひ通して聴いていただけたらうれしいです。

私はゲームが好きで、ゲームをモチーフにした楽曲が多いんですけど、今回のアルバムにもたくさん収録されています。先行配信した『LOG OUT』も、ゲームに関連しています。過去に好きだったゲームを昇華させてあげたいという気持ちから作りました。私の中でも人生のターニングポイントになった楽曲だと思っています。

そしてこの楽曲・アルバムに込めた自分らしさですけど、まず私らしさというのは、何にもとらわれずに思うままに自由に音楽を作るところだと思います。よく「ジャンルは何?」と聞かれることがあるんですけど、私はジャンルレスだと感じていて。私の全ての曲が4s4kiというジャンルに括られるんじゃないかなと思っています。アルバムも自分の好きだけを詰め込んだ、おもちゃ箱のようなものになっています。

『LOG OUT』の歌詞やメロディは、私の中で結構時間がかかった方なんですが、でも言いたいことは最初から決まっていました。歌詞は1度聴いてもらったらわかると思いますが、現実からログアウトするという意味を込めています。それは私にとってはゲームでした。みんなにとってのログアウト先はどこなんでしょうね。

『LOG OUT』を聴いてくださっているみなさん、本当にありがとうございます。私の曲がみなさんにとって、何かの糧になったり、原動力になったり、日々に寄り添えるものになったらすごくうれしいです。

小学生で出会ったL'Arc~en~Cielの楽曲に影響を受けた

新世代アーティストの4s4ki。そんな彼女の世界観に影響を与えた楽曲は?

4s4ki:私が影響を受けた楽曲はL'Arc~en~Cielの『DRINK IT DOWN』です。私はゲームだったり、ネットだったり、いろんなところにルーツがあるので、特定の楽曲と言われるとすごく難しいんですけど、この楽曲とは小学生のときに出会いました。兄が好きでやっていた『Devil May Cry(デビルメイクライ)』というゲームがあるんですけど、私は『Devil May Cry 4』だけ唯一プレイしたことがあって、そのテーマソングとなっております。

このゲームはまずキャラデザが良くて。キャラクター1体1体の衣装がちゃんとすごくて、メタルバンドが着るようなコスチュームなんです。そんなキャラが、がっつり武器を持って戦っているというのが、当時の私にはすごく新鮮に映って。元々、RPGが好きだった私が、ガッツリ男の子が好きそうなアクションゲームをやってみたのも初めてだったので、楽曲と共に記憶に深く残っています。

このゲームの中の曲は、今で言うと、メタルで使われそうなゴシック調なものが多くて、そういうジャンルの曲は私も好きなんです。自分の楽曲にも、ここから影響を受けたコードや音色が活かされてると思います。自然とインプットして、ごく自然な形で私の体に流れていっているんじゃないですかね。

そういうことを踏まえて、ゲーム愛は伝わったと思うのですが、いつかは私もゲーム音楽を作りたいですね。

ゲームをモチーフにした楽曲が多いと語る4s4ki。『Devil May Cry 4』をプレイする中で流れてきた、L'Arc~en~Cielの楽曲との出会いが自然と彼女に大きな影響を与えたようだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜~木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。

【4s4ki 出演回のトークを聞く】

・Apple Podcastで聞く
前編後編

・Spotifyで聞く
前編後編

・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/

(構成=中山洋平)
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「昇進」は荷が重くなるだけ!? “上司らしさ”に悩むリーダーへ江原啓之が送ったアドバイスとは?

スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
4月27日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。


江原啓之



<リスナーからの相談>
この4月から、グループを取りまとめる管理職へ昇進しました。部下となる8人のメンバーには、私と入社同期の人もいるため、上下関係ができることへの気持ちの切り替えに戸惑っています。

このグループには気遣いのできる人が多く、協調性もあるのですが、悪く言えば、お互いに遠慮し合い、本音で意見を言わない傾向があるように見受けられます。そのため上司からは「必要に応じて厳しく指導してほしい」と言われました。私は期待に応えられるよう、部下を引っ張っていこうと決意していますが、上司らしい振る舞いができるための心得があれば、アドバイスをいただきたいです。

<江原からの回答>
江原:協子さんは会社で部下をお持ちですよね。どう思われますか?

奥迫:私も会社では常務や役員の立場にありますが、決して立派なわけではないんです。「こんな未熟者だから……」という気持ちで、本当に自分をさらけ出しています。すると、社員さんたちが助けてくれるんです。

相談者さんのまとめるグループは、“協調性のある人たち”だと書かれていましたよね。だから、「自分はここが得意だけど、ここは苦手で……」と素直に打ち明けると、「私がやりますよ」と手伝ってくれる人が出てくるかもしれません。そうしたら、「やってくれてありがとう!」と伝えられるグループになっていけるといいなと思いました。

江原:そうですね。私が思ったのは、まず相談者さんの考え方が間違っているということです。「上下関係ができることで」とありますが、上下って誰が決めたのでしょうか?「上か下か」という考えがあるから、こうした悩みが生まれるのです。

確かに昇進すれば給料が上がるなど、得るものはあるでしょう。相談者さん自身も「自分は得をしている」と思っているのでは? そうした感覚があるからこそ、悩みが生じるのだと思います。

私は、昇進を「荷が重くなる」と捉えています。つまり、上下関係ではなく、あなたは「荷が重い人」になったのです。

私自身、オペラ団体で評議員になりましたが、オペラにおいて私は遅咲きで、その団体でも新参者です。評議員になれば目立つ立場になり、それを快く思わない人もいるでしょう。しかし、だからといって私はへこたれません。「嫌なら代わってほしい」と思うくらい。それほど荷が重いのです。

理解してくれる人は「自分たちが言うべきことを代わりに言ってくれてありがとう」と言ってくれます。私は団体に風穴を開け、言いたいことが言える環境作りをしているつもりです。本当に大変な思いもします。年齢を重ねると、「荷が重たくなっていくんだな」と、つくづく感じます。

相談者さんに伝えたいのは、「働きなさい」。それだけです。求められた仕事をするだけ。あなたは荷が重たくなっただけですし、それは職場の話です。プライベートと職場をきちんと分け、与えられた業務を全うすること。そうすれば、周囲も「荷が重たくなったんだな、協力しよう」と思ってくれます。

奥迫:周りもきっとそう思って助けてくれますよね。自分自身が一生懸命取り組んでいると、自然と周囲が助けてくれるんです。

江原:その通りですね。例えば協子さんなら、「ああ、大変そうだな」とみんなが思うから、協力してもらえるんです。働く姿を見せていれば、周囲も「上司だから」ではなく、「荷が重そうだから」と助けてくれる。相談者さんも、そうした視点で考えてみてください。


江原啓之、奥迫協子



●江原啓之 今夜の格言
「人生は、目的と意味を感じて生きることが幸せです」


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4月27日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 5月5日(月・祝)AM 4:59まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/

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